ではよしなに
" 怨親平等(おんしんびょうどう) いただきます "
👅前菜の概要でございます🔪
小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」に登場するキジの九十九神・ぽむなが使う鬼技(おにわざ:超能力)。
彼女が認識した事《万物》を調理・完食できる。この強力な技の性質上、攻防に秀でた鬼技として多用される。
👅効力の強肴でございます🔪
実際に可食できるか否か問わず、ぽむなが認知した事《万物》ならば、対象の属性・硬度などを無視して調理・完食できる。
動物や妖怪や人間の他に、刀といった無機物も調理(ぶっころ)できる。更にぽむな自身の思い描いた想像(イメージ)でも-漫画とかで表現される💭ホワホワ💭に包丁をスーッと刺し込んで-美味しく調理できてしまう。
多くの場面で彼女が持つ縞々の雉柄付き包丁「雉子ノ刃包丁(きじのばぼうちょう)」を使用し、万物完食の本質は【認識した事《万物》を調理・完食できる】なので、料理工程や味付けは使い手・ぽむなの腕次第。
彼女は生まれ故郷「斑鳩の森」で、野生動物の他に数多の妖怪、腕試しをしに来る猛者(にんげん)たちと、調理(ぶっころ)する相手(しょくざい)に事欠かなかったため、達人並み(プロフェッショナル)の腕前まで技術を磨く事ができた。そのため彼女の料理は、万物(しょくざい)を瞬く間に刻む・炒めるといった調理(ぶっころ)や繊細な盛り付けもされ旨そうな品の数々。
見た目通りに味は甘露甘露でございます。
更に調理(ぶっころ)した素材の味を活かす拘りもある。例えば相手が召喚した電気属性の式神(しきがみ:従属関係を結んだ妖怪で多くは姿形だけの即席妖怪)ならばピリリと香る良き一品に仕上げ、人間のような苦手意識ある相手(しょくざい)も頑張って食べる努力-コツは雑味と臭みをよく取ることでございます-を惜しまないなど、食の娯楽(ぼうりょく)を追求する欲求も併せて恐るべき鬼技(おにわざ:超能力)へ昇華させている。
これもあって時折、戦闘や日常の場面(パート)で突然、某料理番組を感じさせる料理過程の入る演出がされる。
防御無視の埒外な特殊能力に「無敵(チート)かっ」と思うが、発動条件「認識した事」に該当しない対象は調理・完食が出来ない。
具体例として、異空間といった不明確な現象や視認が出来ない・まだ情報が少ない病原体など。
また万物完食を行使するに、ぽむな自身の魂魄(こんぱく:万物構成の一つであり、汎用性に優れた元素および活動力の一種)が消費する課題は、能力で調理した対象(りょうり)を食べる事で補給ができる高い有用性を持つ。
しかし調理ばかりが続き、魂魄の補給ができない状況だと多大な消耗ばかりとなり、調理工程によっては効率(コスパ)が悪く禁物の術技となる。
万物完食の副産物・能力の研鑽(料理の経験値習得)として、ぽむなは味覚と嗅覚が発達している。これらを活用して、前述の情報が少ない病原体に対峙した際、記憶した感染者の味と匂いに該当しない「何か」と認識して万物完食を行使する神技へ繋ぐことができた。因みに、万物完食の特性から調理工程を飛ばして対象を直食いする応用技もできる。
👅関連の甘味でございます🔪
九十九の満月:本作から数百年くらい後のお話が描かれる妖怪漫画
バクバクの実・・・万物を完食できる異能が宿っている特殊な果実。
ククククの実・・・万物を調理できる異能が宿っている特殊な果実。