" どのように調理(ぶっころ)されたいですか? "
🔪概要🔪
小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」に登場するキジの九十九神・ぽむなが用いる台詞。作中では、主に「ぶっ調理(ころ)~」と表記される。
料理人でもある二枚舌の妖女・ぽむなは、弱肉強食の故郷「斑鳩の森」で物理的な腕っぷしの他、彼女の鬼技(おにわざ:超能力)である「万物完食(認知したすべてのモノを可食か否か問わず調理できる異能)」で料理の腕も磨いてきた。
しかしこれは、それだけ『命(食べ物)』を「ぶっ殺」してきたということ。
動物であれ、妖怪であれ、人間であれ、調理工程を工夫し、どんな食材でも美味しく頂く信条をぽむなは持っている。
戦う以上は仕方ありませんよ
だって…
" 残したら食べ物に悪いじゃないですか "
これは日夜行われる命のやり取りという、自然の摂理にも通ずる思想を抱きながら、敢えて「調理(ぶっころ)」して命を無駄にしない感謝や、いかなる命も味わいつくす気概が込められている。
・・・という他に、言葉(ふりがな)の通りに、命(あいて)の息の根を奪う際にも用いられる(🔪ぶっ調理(ころ)す🔪)。というか、命を刈り取る言動で遣われる事が多い。
これに因んで、軽口(ブラックユーモア)で「ぶっ調理(ころ)しますよ」と答える場面もある。
まとめると「ぶっ調理(ころ)~」には、2つの意味「調理する」「ぶっ殺す」が巧妙に練り込まれた酔狂な言葉遣いであり、物理的に二枚舌でもある女妖怪・ぽむならしい台詞(ダブスタ)であろう。