概要
小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」に登場する伊勢の隠れ里「黒白の里」で、龍の巫女をつとめていた男性。本編では既に故人。
容姿
黒髪の短髪で黒を基調とした巫女装束の風貌。頭に布を巻き、顔には紅い装飾。両腕には包帯を巻いている。
人物
回想に登場する場面、里の人達が懐かしむように深雲(みなぐも)の事を話す様子から、聡明で思慮深く責任感が強い若者だった。
御神体の龍「黒白様」について、もっと有効に関われる方法を模索する勤勉さもあった。本編に登場する「黒白の里」で行われる、式術・式神を使った農法は、亡き深雲(みなぐも)の発案によるもの。専門家ではない一般人でも行使できるよう工夫がされており、里の皆は感謝を抱きながら、亡き男が遺した意志を引き継いでいる。
また当時は怖がりだった妹の焔をなだめたり、なぜ「怖さ」があるのか慈しく諭すといった妹思いもある。そのため焔からは、尊敬の念と兄の高い技量への感動を抱かれ、今でも亡きお兄ちゃんの所作を見習っている。
また上記の真面目さも合わさり、妹や里の将来を案じ、一人で物事を抱え込みやすい面もあった。