概要
小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」に登場する伊勢の隠れ里「黒白の里」で暮らす女性たちがもつ逞しさを現す言葉。
里の大人たちはもちろん、里の子どもたちにも浸透しており、彼女たちが自信に溢れた眩しい顔つきで述べる様から、言葉だけでなく心からの強さも窺える。
実際、日々の農作業といった里の繁栄に精を出す勤勉さだけでなく、有事の際に里を守ろうと誰もが立ち回る勇ましい行動力を発揮している。
また本作は架空日本を舞台にした時代モノの側面がある。古き良き時代の当時を鑑みれば、現代とは違い男性が生活の主であり要と表立つ社会の風潮・時代背景で女性の強さを現した台詞。つまり男手を頼るだけに非ず、女手も頼りになるんだよっと、伊勢にある「黒白の里」で暮らす人々の逞しい人間味も現した言葉であろう。