…経絡の向こうの奥底、無限のアマラからオレの守護がやって来る。
そこにいるのは、時間の流れから外れ名前すら失った存在……
そう、そいつは絶対の孤独を支配する神なんだよ。
……でも、名前が無いままじゃ具合が悪いなぁ。
そうだな、漂流する神………「ノア」とでも名付けておくか。
出ておいで、ノア……
どうだい、○○○?
これがオレの神だ。すげぇだろ。
これでもうすぐ……もうすぐ、ムスビの世界が出来るんだ。
誰も干渉しあわない、新しい幸せの世界がね……
概要
最終ステージである「カグツチ塔」329Fで待ち受ける、新田勇のコトワリ「ムスビ(結)」に呼応して降臨した漂着神で、種族は”邪神”。マガツヒと思われる赤い光を発する黒い体は、まるで鯨のように大きくのっぺりとし、河馬とも犀とも見える太く短い四肢を備えている。第2形態は勇の顔と、それを囲むように4本のトゲが現れる。
自己完結を良しとする「ムスビ」は、居場所がない者達が集うアマラ経絡で、勇によって示されたコトワリである為、ボルテクス界の中から現れた他のコトワリに賛同する神々とは異なり、異世界を漂流していた孤独なこの神が力を貸す事になった。
ハッハッハ。
わざわざ、やられに来るなんてオマエは頭が悪いなぁ。
ムスビの世界が出来るまで待てば、
もしかしたら、オマエも死ぬこそすれ生まれ変われたかもしれないのに。
いくら友達だったからといっても……オレの創世を邪魔するヤツはゆるせないよ。
残念だけどオマエもサヨナラさ。永遠にね……
ムスビルート以外では戦闘を余儀なくされ、専用技・夜のオーロラで自らの属性を次々と変化させてくる。
なんで…
なんでオマエはいつも、オレの邪魔ばかり……
一定ダメージを与えると、上記の第2形態となり、新たな専用技にHPとMPに大ダメージを与えつつ吸収する、万能属性の攻撃・ウソブキで攻めてくる。しかし、行動自体は夜のオーロラ→各種攻撃(第2形態ではデバフも)、夜のオーロラの効果も完全に固定されている為、パターン把握すれば、各コトワリの守護では最弱な存在に成り下がる。
倒すか「ムスビ」のコトワリに賛同すると、ヨミノタカラを手に入れる事が出来、最終局面に挑む事になる。
余談
「ムスビ」は自己完結を目的としているが、「ノアに『力を借りた』時点で本末転倒である」と言う意見もある。
更に指摘すれば、守護を召還する計画はヒジリの思案をそのまま盗用し、その障害となる存在を人修羅に駆逐させる等、勇自身で起こした行動は何もない。強いて挙げれば、ムスビのコトワリを起こしただけだが、これも『自身の危急状態下でさえも、誰かに助けて貰おうとする甘えた考えの中、「何時まで経っても誰も助けに来ない」と言う、逆ギレの末の絶望』であり、深慮とは程遠い思想である(しかし、勇はやりたくない事は「人任せ」と言う考えなので、矛盾はしていないとも考えられる)。
コトワリボスの中で唯一、神話や伝承等に登場する存在ではない。ノアと言う名前も付けられただけで、元々は名前のない存在である、メガテンでは一部の例外を除き珍しい存在である(どちらかと言えば、クトゥルフ神話に居そうな存在。実際、クトゥルフ神話では『自発的な意識・自我に乏しい無名の外なる神』が大量に存在する)。
元ネタはノアの方舟自体と、知る人ぞ知るオカルト漫画・『眉引きの鉄』最終話に登場した神の如き獣であると思われる。
ムスビルートでは同士と言う事もあって、勇からヨミノタカラを直接渡して貰えるが、その際は瀕死の状態であり、コトワリの指導者で唯1人、主人公以外に殺された存在になった(マニアクスでは天使に話しかける事により、ボス戦のタイムアタックが解禁される事実から、下手人はヨスガの指導者と彼女の率いる天使軍団と思われる)。妖魔や夜魔等ある程度の戦力を整えていた氷川は、どのルートでも健在なまま会えた事を考慮すると、まともな戦力がノアしか存在しない勢力構造は、やはり他のコトワリと比べると大きなハンデであったようだ(更に言えばムスビの勢力自体、コトワリに賛同する≠勇に絶対の忠誠を誓うの構図な上、自分の好き勝手に行う=劣勢になれば自分だけ生き延びれば良いの為、勢力として結束力や統制が皆無に等しい)。
関連タグ
…おまえの……勝ちだ……
……好きにするが…いいさ…………