海藤瞬
しっこくのつばさことかいどうしゅん
公式プロフィール
身長 | 161cm(本当は159cm) |
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体重 | 45kg |
誕生日 | 不明(本当は10月3日) |
血液型 | 謎(本当はAB型) |
好きな色 | 漆黒 |
好きな食べ物 | サラミ(作者のTwitterより) |
オーラ | 非常に微弱 |
備考 | 孤独中二病 |
声優 | VOMIC:江口拓也、アニメ:島﨑信長 |
実写版 | 吉沢亮 |
(単行本1巻記載)
人物像(設定)
PK学園に通う高校2年生。
これは人類淘汰をもくろむ悪の秘密結社『ダークリユニオン』を欺くための仮の姿。
包帯の巻かれた右腕に宿るのは闇のフォース『ブラック・ビート』。
『漆黒の翼』、または黒十字団にいた頃の名『スクライドセイヴァー』として世界を守る使命を背負っている。
13の人格をもち、その中には『冥』という一見おとなしく見えるが残虐な性格な奴がいる。
必殺技は「ジャッジメント・ナイツ・オブ・サンダー」。
人物像(素)
主人公斉木楠雄のクラスメイト。上記のように、設定だらけの分かり易すぎる中二病。
髪は水色でやや立てており、前髪で左目を隠している。
普段は目つきをわざと悪くしており、邪気眼設定で両腕に包帯を巻き、制服のジャケットを肩に羽織り、シャツの裾などはわざと破いている。素の顔立ちは悪くはなく、年上の女性に好かれる模様。しかし1年生の梨歩田依舞からの評価は「大したことない」「ガキっぽい」とボロクソだった。
要するに残念なイケメン。
また、別の能力者である相卜命曰く「リス並のオーラ」しかないらしく、とことん設定とは真逆の人物像である。
一人称は「俺」。心の中ではまれに「僕」。名前の由来は瞬間移動(テレポート)。
いわゆる「高校デビュー」に挑戦し、失敗したタイプ。中学時代はぼさぼさの髪に太い黒縁眼鏡をかけた、いかにも地味な風貌だった(ただし視力自体は悪くないらしく、進級した3年生で母親に強要された眼鏡が逆に視界を妨げていた)。態度もおどおどし通しで、それらが原因で友達ができなかった自分を変えるために頑張っただが、ミステリアスなキャラを目指した結果"漆黒の翼”という中二病キャラができあがり、結局格好つけて「命が惜しければ俺に関わらない方がいい……」などと口にしたばかりに、自ら周囲を突き放す形になってしまった。
中二病は周囲にもバレバレであり馬鹿にされているが、もはや引っ込みがつかなくなっているので、とりあえず『漆黒の翼』キャラを押し通している。
クールに見えるが、本質は臆病かつ引っ込み思案。しかし素直で優しく、他者のピンチには咄嗟に体が動く勇気と男気もあるため、斉木にも評価されている。
その勇気は作中度々見られ、修学旅行では暴言を吐いてきた男性から夢原を庇ったこともある。その出来事をきっかけとして、彼女から好意を抱かれるようになった。
そんな純粋な「素」の顔は普段隠し通しているものの、極度に動揺したり、優しさが必要になる場面に遭遇すると出てしまう。本人は「素」を「『冥』という別人格で、実際はおとなしいふりをして血を見ることが好きな凶暴なヤツ」だと言い張っている。
一方、大人しく気難しい気質の割りには調子に乗りやすく、思っていることが顔に出やすいため、中二病を付け込まれてからかわれたりカモにされることも多い。友人のフリをした翡翠の瞳に騙され、財布を盗まれたこともある。
バカの燃堂に「恋人同士がすること」を教えようとした結果、「手を繋ぐんだよ」に至るまでに1ページを費やし、「キス」という単語を口にしようとしただけで真っ赤になるなどの尋常ではない程の初心であり、斉木からは「これが高2の会話か?」と呆れられていた。
学業に関しては母親がかなりの教育ママなので、そこそこ努力している。一応、学力は高いが、塾に通ったり、徹夜で勉強しても順位は181人中51位と、中の上。ただし中二病のせいで教師には鳥束とは似て非なる意味で問題児扱いされており、大半の生徒同様、松崎は天敵である。
手先が不器用で絵心はなく、料理も下手。彼の描く絵は精神に傷を残すレベルであり、料理は授業でやる物もまともに作れなかった。
運動神経も皆無で、基本的に全てにおいて他人を鼓舞する灰呂すらフォローを諦める程に悪い。ドッジボールでは女の子投げ、泳ぎも苦手で走っても女々しいなどかなり鈍臭い。ただし体は異様に軟らかい。
他にも喧嘩が弱い、非力でバイクを起こせない、方向音痴、乗り物酔いするなど、弱点だらけ。
人間関係
どんなに話しかけられても寡黙を貫き通し、クラスから浮いている斉木に絡む奇特な人物。燃堂と同じく不定期連載の頃から登場しており、斉木のことは高校デビューに失敗した同類だと思い込んで懐いている。
また何かと「チビ」等とからかってくる燃堂の軽薄な言動にはつっかかったり、呆れたりしているが斉木の知らない間にメアドを交換して海へ遊びに誘われるなど、いつの間にか仲が良くなっていた。
喧嘩最強ながら普通に過ごしたがり、放任主義の家庭で育っている窪谷須とは、性格や得意分野、家庭環境もかなり対照的であるが、中二病で悪だの闇だのを好む趣向ゆえに何か通じるものが有るのか、夏休みの間ほとんど一緒に遊び歩き親密度が高いが彼に世話を焼かれることもある。ただし影響されてやや不良化の傾向が見られる。燃堂も含めて3人で行動することが多くなり、問題行動を起こすので斉木にとっては頭痛の種である。
実家は才虎ほどではないものの、一般と比べるとかなり裕福な模様で、会社員らしき父親と教育ママな母親がいる。前述の気弱な性格や軟弱体質はこの過保護による大人しさの反動かもしれない。
ちなみに空という妹と時という弟がいるのだが、弟の方は海藤のフカシまくったストーリーを真に受けて日夜修行しており、その実力は既に兄を凌駕している。
彼なりに斉木と燃堂、窪谷須などのことはとても大切に思っており、母親に斉木・燃堂と縁を切るように言われた際には、二人のことを「大切な友達」と明言し、母親に抑制されがちだったが彼女に珍しく反発した。