CV:立木文彦
概要
シンカリオン世界の碇ゲンドウ。原点と同様に厳格かつ近寄りがたい雰囲気の持ち主で、ハナビ曰く「エキセントリックなオヤジ」だが、初対面のシンへは尾首も見せない。左腕にはNERVの腕章を着けている。
都市伝説のひとつである『きさらぎ駅』に佇んだ状態で登場。浜松の遠州鉄道から下車したシン達と会話。息子と間違えるも、逸話に対しては否定せず、突然出現した京都の京福電気鉄道(嵐電)の車両(エヴァ仕様ラッピング)へ乗車し京都へワープし、京都各所を散策。また、京都駅でシンから東海道新幹線の時刻表を入手すると、「(エヴァ世界の人物達が)東京が存在するシンカリオン世界へ"異世界転移"している」ことを知った。
"異世界転移"している割には「シンカリオン」の取り扱いについては理解しており、敵対する巨大怪物体をコードネーム「鬼エヴァ」と勝手に名付け、「ザイライナー ミュースカイ TYPE EVA」のための「超進化ブレーカー」の起動も彼が直接やっている。
また、「鬼エヴァ」の出現の場面では、シン達に向かって(おそらくエヴァTVシリーズ本編1話のセルフオマージュで)「シンカリオンに乗れ。さもなくば、大宮に帰れ」と伝えた。
戦闘後、「シンカリオンZ 500_TYPE_EVA」に搭乗した碇シンジと共に、トンネル越しで元の世界へ帰って行った。
原典とは違いシンジとはしっかりと会話が成立しており、本編を通して「まるで(息子と話せていない)ダメなオッサン」ではなくただの「(ただの雰囲気が寡黙なだけの)マジでダンディなおっさん」であった。
余談
- シンジ役の緒方嬢曰く「意外な人が喋ります」とWebコラムで語っていたのは彼だった様である。演じた立木氏は前作で特別編及び劇場版PR編集のナレーションを勤めた。
- きさらぎ駅は2ちゃんねる発祥の都市伝説、所謂『異界駅』『まぼろし駅』の先駆けとなったスレッドを差す俗称であり、当然ながら日本中の私鉄を含む全ての路線に実在しない駅名とされている。曰くあの世と繋がっているだとかそこで降りたら二度と戻ってこれないとか戻ってこれても数年間時間が経過していたとか、都市伝説らしく一切の確証がない。