ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

防人(勇者であるシリーズ)の編集履歴

2021-10-10 09:11:18 バージョン

防人(勇者であるシリーズ)

さきもり

『楠芽吹は勇者である』に登場する戦士。

概要

一言で言えば量産型勇者

結城友奈の章』での出来事を踏まえ、勇者の適性がありながら勇者に選ばれなかった候補生達が集められ防人となった。

その主任務はバーテックスの討伐ではなく、四国を覆う結界外の世界の調査、そして神代の国造りの儀式を再現した反抗作戦の実施であり、大赦お抱えの秘密工作部隊という側面が強い。勇者システムの量産化を知っていた乃木園子でさえ、その存在を知らなかった。


作中では32人の防人が登場。大赦側は当初から犠牲が出る事を想定して運用していたが、実際には4人が最初のお役目の後リタイアして入れ替わっただけで戦闘での犠牲は一切出さなかった。

上述したように任務が任務なこともあって、大赦からは軽視されがちであった。神世紀300年12月26日には神官から勇者への昇格の手続きが行われている事が伝えられるが、芽吹には防人の士気を挙げ、大赦への信頼を上げるためではないかと疑われた。

天の神が襲来した際の動向は「落花枝に返らず、破鏡再び照らさず」にて描かれている。『結城友奈は勇者であるA』では「直接戦闘ではないが勇者達とは別の場所でがんばっていた」と三好夏凜の口から語られていたが、実際は(樹海にこそ入らなかったが)思いっきり戦闘していた。

『勇者の章』最終話に現れた無数の名も無き勇者は、そのシルエットから防人なのではないかという考察もある。


香川県宇多津町にあるゴールドタワーを拠点としている。このタワーは大赦によって「特別指定施設」として改装され、教室や防人達の個室が設置されており、周囲の遊戯施設も訓練場へと作り変えられている。


能力

芽吹

変身手段こそ勇者システムと同じだが纏う装束は戦衣(いくさぎぬ)と呼ばれる共通のもの。モチーフはナズナで、勇者のものと比べるとどこどなく鎧のような印象を与え、肌の露出は少ない。


銃剣付きライフルを持った銃剣型(イラスト右)、巨大な盾を持った護盾型(イラスト中央)、武器は銃剣付きライフルだが火力と防御力は若干高い指揮官型(イラスト左)の3種類に分けられる。全員が実力順にナンバリングされており、最上位の8人が指揮官を務める(他は銃剣隊が16人、護盾隊が8人。指揮官1人につき銃剣型2人と護盾型1人を従えて1班を構成するようだ)。


精霊はなく集団戦を想定している事もあり性能は大きく劣るが、それでも西暦時代の勇者システム並みの能力はある様子。また、灼熱の環境である「壁の外」での活動を前提としているため、耐久性は正式な勇者のものを上回り、溶岩の上を徒歩で移動できるほど(単行本に書かれた特別対談で「溶岩の上をズブズブと歩いている」とタカヒロがコメントしている)。

なお、任務の都合上樹海に入る事はなかったため、勇者と同じく樹海に入れるのかどうかは不明である。

防人組

花結いのきらめき』では最新の勇者システムに機能が統一されたため樹海で戦闘を行え精霊も存在する他、「満開」に相当する「強化装束」も登場した。


アニメ版

大満開の章』では装備に多くのアレンジが加えられている。

原作では目元が完全に見えない仮面のようなものであった顔のバイザーは、透明なゴーグル状になっている。

銃剣もより重厚感あるデザインとなり、刃は折り畳み式となって刀身も長くなった。しかもOP映像を見る限り、伸縮して蛇腹剣にもなる模様。

護盾はデザインこそ変わっていないが、盾型のバリアを複数展開する能力が追加されている。

原作では単なる装飾だった首元の水晶は、二期の勇者たちの満開ゲージのように機能しているが、その詳細はまだ不明。

他にも、防人番号のフォントなど、細かい部分にも違いが見られる。


新たな能力として、浮遊による短時間の飛行能力を得ている。

ただ、飛行後にゲージが減っていることから、使用に制限があると思われる。


結界外の世界の移動手段として御神木を使用した船も登場し、これで飛行しながら移動するようになった。1班につき1隻が割り当てられ「結界外特殊機動調査船団」を構成する。船自体に攻撃能力はないが、国土亜耶の祝詞によって防御結界が張られており、防御陣形を組めばある程度バーテックスの攻撃を防ぐ事が可能。


防人一覧

()内は番号を示す。

原作の小説では、主要キャラ以外の防人がモブ的な扱いで、誰がどの台詞を話しているのかが書かれていなかったが、『花結いのきらめき』の楠芽吹の章では、「防人番号〇番の少女」と表示されるため、判別できるようになった。


指揮官型防人で防人全体の隊長。


  • 防人番号2番の少女(02)

指揮官型防人で、芽吹が指揮が取れない状態などでは他の防人たちのまとめ役をやっている。

自分たちが生きてこられたのは芽吹のおかげだと伝えたり、芽吹たちのお見舞いに来た防人をまとめたり、退院祝いのパーティで乾杯の音頭をあげたりしていた。

天の神が襲来した際は、指揮下の三人の防人と共にゴールドタワー地上一階で地下にいる、大地のエネルギーを送る回路となっている国土亜耶を守るため、地下に侵入しようとする星屑と交戦していた。


  • 防人番号5番の少女(05)

指揮官型防人で、その中でも最年少の少女。

『花結いのきらめき』の楠芽吹の章4話では、訓練で芽吹が打ち倒した指揮官型防人であったことが判明する。芽吹の「自分たちの身は自分たちで守らないといけない」といった事に対し、「そのためにもっと強くなって、生きられるようにしないといけないと思った」とスコーピオン・バーテックス戦闘後に伝えた。

天の神が襲来した際は、指揮下の三人の防人と共に展望台に侵入してきた星屑と交戦していた。


銃剣隊防人。


  • 防人番号15番の少女(15)

18番の少女と仲が良く、共に行動している事が多い。

勇者候補者グループの『ハズレ組』であり、芽吹に三好夏凜の事について尋ねた事があり、「刃物が通らないほど硬い体で、生身で岩を砕いたり、音より速く走れる」と人外離れな想像をしていた。またスコーピオン・バーテックスとどうやって戦ったのか尋ねたり、芽吹を勇者みたいだとほめていた18番の少女に同意していた。


15番の少女と仲が良く、共に行動している事が多い。語尾に「にゃー」と付く事があり、主要キャラ以外の防人がモブ的な扱いだった中では、特徴的で判別しやすいキャラとなっている。

勇者候補者グループの『ハズレ組』であり、芽吹に三好夏凜の事について尋ねた事があり、「全身が光るほどのカリスマオーラの持ち主」と人外離れな想像をしていた。スコーピオン・バーテックスとの戦いでは怖くて少し漏らしてしまったらしい。またスコーピオンと戦った芽吹を勇者みたいだとほめていた。


銃剣隊防人。


  • 防人番号22番の少女(22)

芽吹たちのお見舞いの場面では「見舞いに来ている暇があったら、訓練しなさい」と一蹴した芽吹に「厳しい訓練がないと、なんだか物足りないから早く退院してほしい」と返している。


  • 防人番号24番の少女(24)

護盾隊の防人。『花結いのきらめき』の楠芽吹の章5話でスコーピオン・バーテックスの攻撃を防ごうとするも吹きとばされる。芽吹たちのお見舞いの場面では4人にそれぞれお見舞いの品を持ってきている。


  • 防人番号27番の少女(27)

芽吹たちのお見舞いの場面では「見舞いに来ている暇があったら、訓練しなさい」と一蹴した芽吹に「わが隊の誇るべき隊長らしい言葉」と返している。


  • 防人番号30番の少女(30)

護盾隊の防人。『花結いのきらめき』の楠芽吹の章5話でスコーピオン・バーテックスの攻撃を防ごうとするも吹きとばされる。スコーピオン・バーテックス戦闘後は「訓練に厳しいし大変だけど、そのおかげで生きていられる」と伝える。

雀とは護盾隊同士で番号が近いため親しく、お見舞いの場面ではみかんが食べ過ぎてないかと気軽に話しかけていた。6話でも芽吹の特訓の愚痴を聞かされており、勝手に防人隊底辺層仲間に入れられている。


護盾隊の防人。


関連タグ

勇者であるシリーズ 量産型

勇者(勇者であるシリーズ)


メガミデバイス:防人の装備がWISMに似ているため、ネタにされたことがある。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました