シャドウ・ギャラクティカ
しゃどうぎゃらくてぃか
概要
『美少女戦士セーラームーン』最後の敵対組織。構成員は全員セーラー戦士を名乗っている。
『銀河の影』とも表現される『射手座ゼロ・スター』に存在する、全ての星が生まれる聖地『ギャラクシーコルドロン』に居城の『ギャラクシア・パレス』を構えている。TVアニメでは東京のTV局『銀河テレビ』を隠れ蓑にしている。
銀河の女王を名乗るセーラーギャラクシアを頂点とした一大帝国で、滅ぼした星の中の野心と力を持つ住人に武器のブレスレットを与えて配下にし、太陽系までの道にある星を次々と潰して『セーラークリスタル』を収集、最終的にはエターナルセーラームーンの持つシルバームーン・クリスタルを狙った。
…というのは表向きの目的で、実はギャラクシアを裏で操っているカオスが、宇宙の誕生システムの『ギャラクシーコルドロン』を乗っ取るための傀儡組織に過ぎない。
アニメではギャラクシアの体を乗っ取ったカオスが、全宇宙を支配する為にセーラー戦士の持つ『真のスターシード』を集める為に結成したという設定。
構成員
黒幕
シリーズ最後の敵である暗黒の生命体。
原作では『ギャラクシーコルドロン』から生まれたにもかかわらず、光り輝く『星』になり損ねて暗黒の化身になった存在。今まで登場した敵組織のボス達とは似た境遇で、『闇の兄弟』と呼んでいる。
TVアニメでは銀河中の人間たちの負の感情の集合体。
首領
- セーラーギャラクシア(CV：堀江美都子)
「銀河の女王」や「破壊の戦士」とも称される、黄金の鎧で身を包んだセーラー戦士。
銀河一の破壊力を秘めた「青金石（サッファー）・クリスタル」を持ち、黄金のブレスレットを使った攻撃は星を吹き飛ばすほどの威力を持つ。
側近
※アニメには未登場
ギャラクシアの側近で、ギャラクティカ・パレスの庭園「スターガーデン」の庭師（スターガーデナー）。
レテ星を守護に持つ、ギャラクティカ・パレスの『忘却の川』の番人。ムネモシュネとは双子の姉妹で、気が強い性格。レテはギリシア神話に登場する「忘却の河」の名前で、同名の小惑星は存在しない。
ムネモシュネ星を守護に持つ、『記憶の川』の番人。穏やかな性格。ムネモシュネは記憶を司る女神の名前。
セーラーアニマメイツ
ギャラクシアにセーラー戦士の力を与えられた異星人たち。
TVアニメでは、操られた本物のセーラー戦士という設定である。
- セーラーアイアンマウス(CV：原えりこ)
ネズミを意識した白と灰色のふわふわなコスチューム。アイアンは鉄の英語読み。
原作ではチュウ星出身のかりそめのセーラー戦士。
TVアニメでは銀河テレビ局員の根津宙子として活動。意地悪な性格で整理整頓が苦手。
- セーラーアルーミナムセイレーン(CV：井上喜久子)
コスチュームは人魚をイメージしたビキニ。水銀の英語読みのマーキュリーが使えなかったためか、アルミニウムの米語読みのアルーミナムを使用。
原作ではマーメイド星出身のかりそめのセーラー戦士。
TVアニメでは銀河テレビ局員の彩れい子として活動。クロウとは公私にわたる相棒で、漫才のボケ担当。母親に「挨拶ができないとロクな大人になれない」と言われて育ち、どんな相手にも礼儀正しく挨拶を欠かさない。
- セーラーレッドクロウ(CV：鈴鹿千春)
コスチュームはカラスとSM女王をイメージしたハイレグ。レッドは鉛の英語読み。褐色の肌を持つ。
原作ではフォボス・ディモスと同じコロニス星出身で、訓練兵時代の同僚。
TVアニメでは銀河テレビ局員の烏丸あかねとして活動し、セイレーンを心配して世話を焼く真面目な性格。
- セーラーティンにゃんこ(CV：大谷育江)
猫を意識したコスチューム。ティンは錫の英語読み。
原作ではルナやアルテミスと同じマウ星出身。リビアから帰国した転校生の鈴にゃん子として月野うさぎのクラスに現れた。
TVアニメでは最後の幹部として登場し、普段は銀河テレビ局員として活動。腕のブレスレットは洗脳装置だったらしく…
TVアニメ未登場。ギャラクィカ・パレス内の『星の墓場』の守護者で、自称「魂の狩人」。情にもろい性格らしい。蝶をイメージしたビキニスカートのコスチューム。ヘヴィメタルは重金属の英語読み。
- セーラーピューターフォックス(演：紅麗／家村順子)
ミュージカルオリジナルキャラ。銀狐をイメージしたコスチュームで、頬にラメを塗っている。ピューターは錫を主成分にした合成金属のこと。ミュージシャンのペーター・フォックスをもじった可能性も。
- セーラーチタンケロッコ(演：山口晴子／若松恵)
ミュージカルオリジナルキャラ。カエルをイメージしたコスチューム。チタンはそのまんまチタンのこと。
