概要
星々が誕生する領域とされる『ギャラクシーコルドロン』に巣食うシャドウ・ギャラクティカの真の支配者。
そして今まで戦ってきた邪悪なる者たちの大元(劇場版オリジナルの敵プリンセス・スノー・カグヤやゲームオリジナルのシャーマン・アプスーなどを含む)にして元凶である邪悪な生命体。
ちなみに原作と新アニメ版『Cosmos』では知性もあり人語もちゃんと喋っているのだが、旧アニメ版では同じくSのファラオ90と同じく一言も喋らないただの邪悪な精神エネルギー生命体と化してしまっている。
原作・Cosmos
CV:斎賀みつき(Cosmos)
星になり損ねた者と称される存在であり、温かく力強く輝き続ける星々になる事に憧れ、また力を得んと飢えていた。
その力を得る為の手先としてセーラーギャラクシアの孤独な心に付け込んでシャドウ・ギャラクティカの首領に祭り上げ、セーラームーンたちを射手座ゼロ・スターへと誘うように仕向け彼女の持つ『シルバー・ムーン・クリスタル』を手に入れようと画策する。
最終決戦にて『ギャラクシーコルドロン』と一体化しセーラームーンをも取り込もうとするが、最終的には彼女の捨て身による浄化により敗北。肉体は消滅し、コルドロンの始まりの海へと溶け込み、目視が出来ないくらい小さくなった。
しかし、完全に滅んだ訳ではなく、ただカオスと言う邪悪が溶けただけで、再び生まれる可能性を示唆している。
実際、気の遠くなる遥かな未来において強大な悪のセーラー戦士「セーラーカオス」として転生し、同じくセーラームーンの未来の究極の姿である「セーラーコスモス」と死闘を演じることになる宿命を持っている。
(この戦いで以前から行ってきた方法では倒す事が出来ず、何度も起こる果てなき戦いに疲れた彼女は、全てを捨てて逃亡し、過去へと遡り、ちびちびの姿へと変えているが詳細は不明である)
旧アニメシリーズ
宇宙に住まう銀河系の人々の持つ心の闇が集合して誕生した精神生命体。
全宇宙の支配も目論み、数々の星々を襲っては滅ぼし、太古の昔『セーラーウォーズ』と呼ばれる戦争を引き起こした。
永きに渡ってセーラー戦士たちと死闘を繰り広げていたが、遂に銀河最強のセーラー戦士であったセーラーギャラクシアに敗れ、彼女の肉体へと封印される。
しかし、どこぞの邪神と同じく、封印はされはしたが、その強大な力によりギャラクシアの精神を蝕んでいき、次第にその肉体を自身の支配下へと置いてゆく。
最終決戦で遂に彼女の肉体を完全に乗っ取り、地球を手始めに再び全宇宙に破壊と殺戮を齎(もたら)さんと企むが、
最後はセーラームーンの力と呼びかけによってギャラクシアの良心が再び目覚めたことで肉体の支配を維持できなくなり、
彼女の肉体から完全に追い出され、現実世界では姿を維持できないのか、カオスは消滅した。
(セーラームーン曰く、銀河中の人々の心の中に戻って行ったらしい。)
ミュージカル
演:笠原竜司
バンダイ版『永遠伝説』に登場。自らを「星になり損ねた者」と称して『ギャラクシーコルドロン』に巣食う悪の生命体であり、セーラーギャラクシアとの戦いの末に彼女の体内に封印されていた。
力の殆どを失ったカオスは道化者のキャオスに身をやつし、自身の力に精神を蝕まれたギャラクシアに仕え、彼女から力を取り戻す時を待っていた。
故郷に帰りたいと願う臆病な道化を装ってセーラームーンに協力し、改訂版ではセーラーマーキュリーをギャラクシアから救出。ギャラクシアの良心が変化した聖剣でギャラクシアを倒したセーラームーンに礼を言いながら正体をあらわす。
全ての力を取り戻したことで『ギャラクシーコルドロン』と一体化し、セーラームーンを取り込もうとするが、ギャラクシアの良心にセーラークリスタルを解放された内部・外部太陽系戦士、セーラームーン、セーラースターライツの合体業である「セーラー・コスモス・アタック」でバラバラに引き裂かれ、
全銀河のセーラークリスタルが集まり活性化した『ギャラクシーコルドロン』で新たな星の命、スターシードとして生まれ変わった。
ネルケ版『Le Mouvement Final』にも登場し、『永遠伝説』の笠原氏が声を当てている。
関連タグ
美少女戦士セーラームーン セーラーギャラクシア シャドウ・ギャラクティカ
ブラックホール:同上と同様にクロスオーバー映画において歴代作品の敵組織のキャラクターをも蘇らせたのはもちろん、前々作の敵と前作の敵をはじめとしたヴィランたちを生み出した創造主と呼んでいる邪悪の神であり闇の意思そのものであるキャラクター。