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愛する人へ送る、最後の手紙

概要

暁佳奈の小説『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の新作劇場映画。同作の外伝「永遠と自動手記人形」に続く劇場アニメ第2弾。

当初は2020年1月公開が予定されていたが2020年4月24日公開に延期が告知され、さらにCOVID-19流行の影響を受け公開延期が決定。テレビシリーズの再放送終了後、2020年9月18日より公開されることが告知され、同日より日本にて公開された。9月30日からは台湾でも公開されている。

2020年11月3日からはドルビーシネマ版が上映。日本アニメ映画でファーストランでのドルビーシネマは初となる。

来場者特典

下記の来場者特典が配布されている(なくなり次第終了)。

人気ゆえ早期に配布終了する映画館も出ている。

初週~第2週:3種類の小説(暁佳奈描き下ろし)ランダム

第3~第4週:小説(暁佳奈描き下ろし)

第5週:複製フィルム

第6~第7週:クリアファイル

第8週:第3~第4週と同じ小説

第9週:ハガキ型イラスト

反響/評価

公開初週の土日興行収入では2位となった。

公開第3週までで10億円を突破(アニメハックの記事)。

京都アニメーションの映画作品で10億円突破したのは『けいおん!』、『聲の形』に続く3作目となる。

10月30日には興行収入16.3億円、11月9日には17.55億円を記録、12月7日には20億円を突破した。

京都アニメーションの映画では『聲の形』に続いて20億円を超えた作品となる。

1月27日の段階では日本映画製作者連盟発表で21.3億円(ヤフーニュース 外部リンク)。

深夜アニメの映画としては『鬼滅の刃 無限列車編』、『ラブライブ!The School Idol Movie』、『ガールズ&パンツァー劇場版』、『ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』に次ぐ興行収入歴代5位。

受賞

  • 第44回 日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞
  • TAAF2021アニメ オブ ザ イヤー部門作品賞
  • 第24回文化庁メディア芸術祭 優秀賞
  • 東京アニメアワードフェスティバル2021 作品賞劇場映画部門
  • 東京アニメアワードフェスティバル2021 原作・脚本部門:吉田玲子

原作・制作スタッフ

原作ヴァイオレット・エヴァーガーデン(暁佳奈・KAエスマ文庫)
アニメーション制作京都アニメーション
監督石立太一
脚本吉田玲子
キャラクター設定・総作画監督高瀬亜貴子
世界総設定鈴木貴昭
美術監督渡邊美希子
3D美術鵜ノ口穣二
色彩設計米田侑加
小物設定高橋博行
撮影監督船本孝平
3D監督山本倫
音響監督鶴岡陽太
音楽Evan Call
製作ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

主要登場人物

 (CV:石川由依)

C.H郵便社の「自動手記人形」。

ギルベルトから教えられた「愛してる」の意味を模索、多くの人と会うことで知ろうとする。

 (CV:浪川大輔)

ライデンシャフトリヒ陸軍少佐。

ヴァイオレットに「愛してる」という言葉を教えるが、右腕と右目を失い、行方不明となる。

マグノリア家

 (CV:諸星すみれ)

祖母の葬儀の日、若くして亡くなった曾祖母が、50通ものバースデーカードを祖母に毎年贈っていた事とその手紙を代筆した「自動手記人形・ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の名前を知る。

 (CV:川澄綾子)

若くして亡くなったデイジーの曾祖母。娘・アンへの50通のバースデーカードの代筆をヴァイオレットに依頼する。

デイジーの祖母。母からのバースデーカードを8歳から50年間受け取る。

  • デイジーの両親

 (CV:父・宮本充、母・篠原恵美)

共に医療従事者。母・アンと娘・デイジーのことは愛しているが仕事が忙しいこともあり、娘との仲がすれ違ってしまっている。

C.H郵便社

 (CV:子安武人)

C.H郵便社社長。元ライデンシャフトリヒ陸軍中佐、ギルベルトの親友。

ヴァイオレットの後見人。彼女のことを娘のように考えるようになる。

旧敵国領・エカルテ島から来た宛先不明の手紙の筆跡に死んだはずの人物が重なり驚愕する。

 (CV:遠藤綾)

「自動手記人形」のリーダー。思いつめたヴァイオレットのことを心配する。

 (CV:戸松遥)

「自動手記人形」の1人。完成しつつある電波塔とそれにより一気に普及が広がるだろう電話に危機感を覚える。

 (CV:内山昂輝)

配達人の1人。「副社長になりたいなら、簿記の勉強をするように」と言われる。

集合写真に映る配達人の1人。エイミー・バートレットの血のつながらない妹。

ブーゲンビリア家

 (CV:木内秀信)

ライデンシャフトリヒ海軍大佐。ギルベルトの兄。

父に陸軍軍人になることを強制され反発、家を出て海軍に入る。

軍人に向かないギルベルトを陸軍軍人にしたことに引け目を感じ、孤児の少女・ヴァイオレットを弟の護衛につけるが失敗、弟を守り切れなかった彼女に辛辣な態度をとる。が、そのことに苦しむヴァイオレットに態度を改めてゆく。

  • ブーゲンビリア家前当主

 (CV:中田譲治)

ディートフリート・ギルベルト兄弟の父。

陸軍軍人の道を兄弟に押しつけ、ディートフリートの反発を買う。

  • ブーゲンビリア夫人

 (TV版、CV:高島雅羅)

ディートフリート・ギルベルト兄弟の母、故人。

TV13話に登場、アルツハイマー病にかかり、物忘れが重くなりながらも行方不明になったギルベルトが戦争で亡くなったことを悟っており、彼を守り切れなかったヴァイオレットの苦しみ・哀しみを思いやり、優しく許している。

死後、ヴァイオレットは祥月命日になると人知れず墓参りに訪れ、ある日、墓前でディートフリートと再会する。

ユリスと家族、友人

 (CV:水橋かおり)

不治の病にかかり、余命いくばくもない少年。

残された時間が多くないことを悟っており、両親と弟・シオンに感謝の手紙3通を遺すことをヴァイオレットに依頼する。

  • ユリスの両親、弟

 (CV:父・遠藤大智、母・八十川真由野、シオン・松元恵)

ユリスからの手紙3通を受け取る。

  • リュカ

 (CV:佐藤利奈)

ユリスの友人、病気にかかかった友人・ユリスを心配する。

その他

 (CV:茅原実里)

C.H郵便社の元「自動手記人形」。ヴァイオレットに紹介されて人気劇作家・オスカー・ウェブスターに弟子入り、劇作家を目指し、デビュー作を書き上げる。

人気劇作家。

愛する妻子を遺伝性の病気で亡くし、酒におぼれる荒れた生活を送っていたが、ヴァイオレットに演劇の台本の代筆を依頼したことにより、娘との約束を思い出し立ち直る。

後、ヴァイオレットの依頼により、エリカを弟子に受け入れる。

 (CV:???)

エカルテ島の生まれではないが、戦争で女・子供、老人だけになった島の学校で子供たちに勉強を教えるかたわら農作業にいそしむ元軍人。島民からは先生と呼ばれ親しまれている。

戦争で右目、右腕をなくしているが、贖罪意識にさいなまれている。

  • 老人

 (CV:麦人)

エスカルテ島に暮らす老人。

島の生まれでないジルベールが右目・右目を失いつつも贖罪意識に苦しんでいることから旧敵国側の軍人であることを察し、彼に生まれ故郷に帰ることを優しく勧める。

  • 郵便局員

物語最終盤、デイジーがエスカルテ島で会った郵便局の局員。

エスカルテ島におけるヴァイオレットの功績を嬉しそうにデイジーに語る。

彼自身、ヴァイオレットに会ったことがある模様。

主題歌

  • 主要テーマ曲:WILL

作詞:唐沢美帆、作曲・編曲:Evan Call、歌:TRUE

作詞:茅原実里、作曲:菊田大介、編曲:Evan Call、歌:茅原実里

  • ED:未来のひとへ

作詞:唐沢美帆、作曲:川崎里美、編曲:Evan Call、歌:TRUE

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