概要
暁佳奈の小説『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に登場する郵便社。
ライデンシャフトリヒの元軍人・クラウディア・ホッジンズが一代で立ち上げた郵便社。
港町・ライデンに拠点を置き、大陸各地に事業を広げる。本部の1・2階が会社で3階はホッジンズの自宅になっている。
業務としては一般的な郵便事業(切手の発行、郵便物・小包の引受、配達)、代筆業務、外交文書の作成など多岐にわたり、依頼人の意向により遠方に出張することもある。
業績は良く、ねたんだライバル郵便会社の砲撃を受けて社長ホッジンズと秘書のラックスが拉致されたことも。
もちろんそのライバル会社は本社をロケットランチャーで反撃されただけでなく、従業員全員をヴァイオレット達によって半殺しにされた。
本社は原作ではライデン街中にあり、上部にホッジンズ邸を兼ねた塔がある。
アニメでは少し街を外れた丘の上にある。
長くライデンシャフトリヒの郵便事業を手がけていたが、電話通信をはじめとする通信事業の発達とともに徐々に衰退、他の私設郵便会社とともに郵便事業を国家運営企業に譲渡し財産を管理する財団へ変更、旧C.H郵便社社屋は、現在、郵便博物館となっている。
※代筆業務…文字を書くことができない人に代わって「自動手記人形」と呼ばれる女性が依頼人の意向に沿って手紙を書いていくサービス。
「自動手記人形」が代筆する文書も依頼によって一般的な手紙から、ラブレター、遺言書、古典書籍・資料の清書・複製、外交文書の作成、オペラの脚本、歌曲の作詞、などなど非常に多岐に渡り、基本的な文法、専門的な知識が必要となる。
社員
- クラウディア・ホッジンズ…社長。ライデンシャフトリヒ陸軍の元少佐(アニメでは中佐)
- ラックス・シビュラ…電話番兼社長秘書。元宗教教団の半神。生贄にされそうになったところをヴァイオレットに救助された。アニメでは未登場。
- カトレア・ボードレール…人気NО.1の「自動手記人形」、元剣闘士、愛用武器はメリケンサック。
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン…人気NО.2の「自動手記人形」、元軍人であるため両手を失い、義手となっている
- アイリス・カナリー…人気NО.3の「自動手記人形」アニメ版オリジナルキャラクター。
- エリカ・ブラウン…「自動手記人形」アニメ版オリジナルキャラクター。
- ベネディクト・ブルー…郵便配達員、元傭兵「ブルー」、他大陸の砂漠で死にかけていたところをホッジンズに救助された。
- ローランド…郵便配達員、老齢のため『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝―永遠と自動手記人形-』では退職。アニメ版オリジナルキャラクター。
- テイラー・バートレット…郵便配達員見習い。
余談
アニメのモデルとなった建物は京都市中央区にある京都文化博物館の別館(旧・日本銀行京都支店)である。
また、「ライデン」のモデルとなった町はオランダ・南ホラント州のライデンと思われる。
関連タグ
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン