概要
C・H郵便社の社長クラウディア・ホッジンズの秘書。
貧しい孤児だったがその特異な風貌が理由で宗教教団に半神として孤児院から引き取られ、シュバリエ島で彼らが運営する理想郷と呼ばれる奇怪な要塞で7年ほど暮らしていた。
半神とみなした人間を天に返すと称して殺害している教団の真実を知っているが、その時までは手厚く面倒をみられることと何もできない自分が外の世界で生きていく自信がないこと、教団の凶行を知っていて何もできなかったことなどを理由にその結末を諦観、受け入れていた。
しかし偶然雨宿りのために訪れたヴァイオレットと知り合ったことを契機に死にたくないという望みを抱き、彼女に助けられて理想郷を脱出。
以後はヴァイオレットの仲介でC・H郵便社で電話番として雇われる。
社会経験がほとんどないのに加え、優秀だが癖の強いホッジンズに振り回されることも多いが、
泣き言を言いながらも折れずに努力を重ね、現在は社長秘書として忙しくも充実した日々を送っている。
なお、アニメ版では未登場。
人物
容姿
小柄な体型でラベンダーグレーの髪に右目が赤、左目が金色のオッドアイ。
理想郷にいた頃は長髪だったがC・H郵便社に務めるようになってからは短髪にしてバレッタをしている。
また視力が落ちたのか途中からは眼鏡を掛けるようになった。
性格
歪な環境で長く過ごしたからか自分に自信がなく、それに社会経験の少なさも相まって、見知らぬ相手に強く出られると自分の意を引っ込めてしまうことも多い。
一方で郵便社で働くようになってからは、経験を積んだからか思わぬ芯の強さも見せるようになり、ホッジンズのさぼりに対してさらりときつい物言いを返したり、ヴァイオレットとお茶を飲みながら談笑するなど特に親しい相手には打ち解けた、年頃の少女らしい様子を見せる。
経歴
身寄りのない孤児として孤児院の世話になっていたが、宗教団体に保護対象の名目で引き取られて軟禁されていた。偶然出会ったヴァイオレットに助けられ、彼女の紹介でCH郵便社で電話番として働くことになり、一年後には社長秘書も兼任。
ホッジンズの遊び癖に振り回されるところは変わっていないが、努力を重ね、現在では社長秘書として誰もが認める仕事ぶりを見せている。