登場人物一覧
本編の登場人物
CV:石川由依
C.H郵便社で代筆屋を務めている、自動手記人形(オート・メモリーズ・ドール)の少女。
見る者の目を奪うほどの美しさを誇る金髪碧眼の麗人で、精巧な人形を思わせるような物静かな佇まいをしている。
ギルベルトに拾われて軍に所属していた過去を持ち、その可憐な容貌とは裏腹に非常に高い戦闘能力を秘めている。
CV:子安武人
元ライデンシャフトリヒ陸軍の中佐(原作小説では少佐)。退役した現在では『C.H郵便社』を立ち上げて社長を務めている。
飄々とした赤髪の伊達男で、ギルベルトとは士官学校時代からの旧知の仲。彼から託される形でヴァイオレットの後見人を受け持つことになる。
CV:浪川大輔
ライデンシャフトリヒ陸軍の少佐。漆黒の髪にエメラルドの瞳を持つ、精悍な顔立ちの軍人。
由緒ある家系の生まれで、自身もブーゲンビリア家の第26代当主を務めている。
身寄りのないヴァイオレットを保護し、親代わりをしていた過去を持つ。
CV:内山昂輝
C.H郵便社のポストマン(配達員)。
口と態度は悪いが根は好青年。ヴァイオレットを「ヴィー」と愛称で呼んでいる。
社長のホッジンズとは旧知の仲で、同僚の自動手記人形であるカトレアとはよく喧嘩をする間柄。
CV:遠藤綾
ヴァイオレットと同じくC.H郵便社に所属している自動手記人形。
その美貌と仕事内容の評判から指名の絶えない、大らかで自由奔放なC・H郵便社の看板ドール。
社長のホッジンズが大好きでつねにアピールしているが、いつも軽くあしらわれている。
CV:戸松遥
C.H郵便社に所属している新人の自動手記人形。
ライデンシャフトリヒの山間にある農村、カザリの出身。働く女性に憧れており、仕事で名を上げようと意気込んでいる。
CV:茅原実里
アイリスよりも少し先輩の自動手記人形。丸眼鏡がトレードマーク。
依頼主とのやりとりが苦手で、仕事に自信を持てずにいる。
ローランド
CV:各務立基
C.H郵便社のポストマン。
白ひげを生やした温厚な老人で、しばしば同僚のベネディクトを気遣っている。
シュヴァリエという孤島にある宗教施設「理想郷」で、半神として崇め奉られていた少女。
ヴァイオレットに助けられてからはC.H郵便社で働くようになり、ホッジンズの社長秘書となる。TVアニメ版には未登場。
パトリック・エヴァーガーデン
ブーゲンビリア家と交わりの深いライデンシャフトリヒの名家、エヴァーガーデン家の当主。
気品がありつつも童心を忘れない、気さくな老紳士。
一人息子を大戦で亡くしており、親戚筋にあたるギルベルトとその友人・ホッジンズの頼みを受け、ヴァイオレットの身元引受人になることを決める。
ティファニー・エヴァーガーデン
CV:沢田敏子
パトリック・エヴァーガーデンの妻。
養女として迎え入れたヴァイオレットを実の娘のように扱う、穏やかな雰囲気の老婦人。
戦いのための知識と技術しか持たないヴァイオレットに対して、淑女としての教養や礼儀作法を施す。
CV:木内秀信
ギルベルト・ブーゲンビリアの兄で、ライデンシャフトリヒ海軍の大佐。
厳格な家柄のブーゲンビリア家に嫌気が差し、弟に家督をなすり付けて出奔した過去を持つ。
長い黒髪を垂らした出で立ちをしており、自己中心的で横暴な性格とされていたが、不器用ながらも母と弟を愛しており、弟を守り切れなかったヴァイオレットに辛辣な態度をとる。
ブーゲンビリア夫人
CV:高島雅羅
ディートフリート・ギルベルト兄弟の母。
アルツハイマー病にかかり、記憶にあいまいになりつつも次男・ギルベルトが戦死したことを理解、ギルベルトを守り切れなかったことを謝罪するヴァイオレットを許し、優しい笑顔を見せる。
「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」では亡くなっており、月命日になるとヴァイオレットは人知れず墓参りに訪れている。
CV:田所あずさ
自動手記人形の養成学校でヴァイオレットと同期になった、長い赤髪の少女。
先の大戦の中で両親を亡くしており、現在は傷痍軍人の兄とふたりで暮らしている。
ルクリア・モールバラの兄で、元ライデンシャフトリヒの軍人。
兵役についていたときに配備されていた戦線を突破され、その際にたまたま戦線の後方地域を訪れていた両親を失うという過去を持っている。
いまもなおその過去を引きずって、酒に溺れる日々を送っている。
ローダンセ
CV:野沢由香里
ライデンシャフトリヒの首都、ライデンにある自動手記人形養成学校の講師。
厳格な教鞭を執りつつも、学生に対して良き自動手記人形になるための心得と確かなノウハウを授けている。
CV:中島愛
大陸の西方に位置する国家、ドロッセル王国の王女。14歳。
勝ち気で泣き虫な性格の持ち主で、歳の離れた隣国の王子・ダミアンとの政略結婚に不安を抱いている。
ダミアン・バルドゥール・フリューゲル
CV:津田健次郎
大陸の西方に位置する国家、フリューゲル王国の王子。24歳。
シャルロッテの婚約者。王族らしからぬ自由奔放な性格をしており、かつて幼いシャルロッテを密かになぐさめた過去を持つ。
アルベルタ
CV:小山茉美
ドロッセル王国の王室に仕える宮廷女官。
シャルロッテが生まれたころから面倒を見ており、彼女にとっては親同然のかけがえのない存在でもある。
エックハルト・ミュンター
CV:各務立基
ライデンシャフトリヒ陸軍の中将。同国の陸軍省に勤務している将官。
元陸軍士官であったホッジンズとは、彼が退官した現在でも繋がりを持っている。
CV:上村祐翔
大陸の南西に位置する国家、アストレア国の天文研究機関で働く少年。写本課に所属している。
写本課一の知識を誇る最年少の天文学者であるが、幼少時代に母親に捨て置かれた過去を持つために、病的なまでの女嫌いを抱えている。
CV:滝知史
大陸の西方に位置する国家、ゲネトリクス国の避暑地で暮らしている、壮年の劇作家。
かつては高名な脚本家として名を馳せていたが、愛する妻と娘を相次いで病気で亡くし、現在では独りきりで悲しみにふける日々を送っている。
CV:千本木彩花
かつてオスカー・ウェブスターと一緒に暮らしていた、彼の一人娘。
父親想いの純真無垢な少女であったが、遺伝性の難病と治療薬の副作用で次第に衰弱していき、最期は父親に看取られながらその短い生涯を終えた。
CV:諸星すみれ
大陸の南東に位置する国家、レッヘルント国にある洋館に母親と使用人とともに暮らしている、マグノリア家の一人娘。7歳。
幼少の身ながら母親を蝕む死の病という現実を受け入れており、自分と母親の世界を壊す者には誰であろうと敵意の眼差しを向けている。
CV:川澄綾子
アン・マグノリアの母親。
ウェーブがかった黒髪の女性で、病にかかって死期を悟ったことにより、最愛の人に贈る手紙を用意するためにヴァイオレットに代筆を依頼する。
エイダン・フィールド
CV:浅沼晋太郎
大陸の北方に位置する国家、クトリガル国の陸軍に所属している兵士。
戦争の継続を目論む過激派を掃討する作戦の最中、逆に敵部隊からの奇襲を受けて負傷し、追われることになる。
リンジー・ニックス
CV:赤城進
小隊を率いての作戦行動中に、待ち構えていた敵部隊からの狙撃を受けて死亡する。
エール・コスター
CV:佐々木拓真
クトリガル国陸軍の兵士。エイダンの所属する小隊のなかでも最年少の少年兵。
敵部隊の奇襲を受けて壊滅した小隊の数少ない生き残りであり、エイダンとともに逃避行を図る。
マリア
CV:須藤祐実
エイダンの故郷に暮らしている、彼の幼馴染の少女。
ふたりは互いに想いを寄せている間柄であり、エイダンは彼女の写真をつねに肌身離さず持ち歩いている。
イライアス・ヴァンダル
CV:咲野俊介
クトリガル国にある郵便社、ヴァンダル郵便社の社長。通称は『親方』。
主要道路を封鎖され孤立した依頼先に向かおうとするヴァイオレットのために、自ら複葉機を駆って彼女を送り届けている。
イシドル
CV:三上哲
クトリガル国の収容所に収監されていた、ガルダリク帝国の軍人。現在は同国の過激派と手を組んで穏健派の勢力と戦っている。
のちに過激派が劣勢になると、ほかの脱走した帝国兵士たちとともにメルクロフのもとに合流する。
メルクロフ
CV:廣田行生
ガルダリク帝国の准将。大戦の勝敗を決したインテンス攻略戦の際に、インテンスの防衛に携わっていた指揮官でもある。
南側諸国との和平を快く思っておらず、戦争継続のために帝国軍の残党を率いて暗躍している。
ユリア・ブーゲンビリア
原作のみ登場。ギルベルトとディートフリートの妹。ギルベルトの元上司・ローラス・シュヴァルツマンと交際している。
ローラス・シュヴァルツマン
原作のみ登場。
ギルベルトの元上司で大佐。
レティシア・アスター
フィーネ共和国の首都アルフィーネに暮らす少女。
ふとしたことでヴァイオレットとしばらく過ごすことになる。
ラスト・レターのエピソードに登場。
ディートフリートと暮らす少女。
オリバー
CV:野坂尚也
エヴァーガーデン家に仕える執事。ティファニー夫人の下で働いている。
リリアン
CV:引坂理絵
C.H郵便社の受付で働く赤髪の女性。
イルマ・フェリーチェ
CV:日笠陽子
ライデンの人気オペラ歌手。
外伝『永遠と自動手記人形』の登場人物
CV:寿美菜子
大貴族・ヨーク家の娘で、全寮制の女学校に通っている学生。
将来に悲観的。
CV:寿美菜子
貧民街に暮らす孤独な少女。
浮浪児の少女・テイラーを引き取り、妹として育てていた。
CV:悠木碧
孤児の少女で、エイミーの血のつながらない妹。
自身に送られれた姉からの手紙を頼って、ある日ヴァイオレットのもとを訪ねてくる。
アシュリー・ランカスター
CV:武田華
イザベラが通う女学校の同級生。
『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の登場人物
CV:諸星すみれ
若くして亡くなった曾祖母から祖母に宛てた手紙と新聞の切り抜きに「自動手記人形・ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の名を見つけ、興味をもつ。
CV:川澄綾子
デイジーの曾祖母。若くして亡くなるが、娘・アン(デイジーの祖母)が受け取る50通の手紙の代筆をヴァイオレットに依頼する。
デイジーの祖母。母・クラーラからのバースデーカードを50通受け取る。
CV:水橋かおり
不治の病にかかった少年。両親と弟・シオンへの手紙の代筆をヴァイオレットに依頼する。
ブーゲンビリア家前当主
CV:中田譲治
ディートフリート・ギルベルト兄弟の父。家系にならって陸軍軍人の道を息子たちに強制したため、長男・ディートフリートに反発される。
cv:???
故郷から遠く離れたエカルテ島に暮らす元軍人。
戦争で右目、右腕を失いながらも子どもたちに勉強を教え、農作業に従事する。