概要
暁佳奈原作のライトノベル及びそれを原作とするアニメ作品『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に登場するギルベルト・ブーゲンビリア×ヴァイオレット・エヴァーガーデンのカップリング名である。
経歴
ギルベルトの兄でライデンシャフト海軍大佐ディートフリート・ブーゲンビリアに拾われた親の顔を知らぬ孤児で身寄りのない幼き少女をライデンシャフトリヒ陸軍少佐となったばかりのギルベルトが譲り受け、「その名が似合う人になるように」という願いを込めて『ヴァイオレット』と名付けて大切に育て上げ、同時に言葉や規律等を教え込んでいる。さらには彼女のなかに秘められた戦いに対する天賦の才を見出し、上層部からの正式な許可のもとに少女兵として自らが率いる部隊とともに行動させていた。
しかし、そのせいでヴァイオレットは激戦区で両腕を切断するなどの重傷を負い、自身も右目と右腕を失うなど瀕死の重傷を負ったギルベルトは、「彼女の自由を、私が奪ってしまった」「私が彼女を不幸のどん底に突き落としてしまった」などと、幼いヴァイオレットを戦場に駆り出したことに対する罪悪感に打ちのめされてしまう。戦争の終結間近にギルベルトは「生きるんだ……ヴァイオレット。君は、生きて、自由になりなさい。」「心から、愛してる」とヴァイオレットに「愛ゆえ」の別れを告げると、ヴァイオレットは涙を呑んでギルベルトの元を離れ、戦争終結後はギルベルトの親友・クラウディア・ホッジンズに引き取られ、ライデンシャフトリヒの名家エヴァーガーデン家の養子となる。
一方のヴァイオレットは、その後も幼い頃の自分を戦争に駆り出したギルベルトに対する憎悪感は全く無く「『愛してる』の本当の意味」を教わったと同時に大切に育て上げてくれたギルベルトの事を、『とても大切な人』『私の存在の全て』云々と彼から貰ったエメラルドのブローチを大切に持ち続け、「少佐に会いたい」と度々語るなど、最愛のキーパーソンなるギルベルトへの敬愛と忠誠の意を終始絶やす事なく信じて慕い続けた
。
そしてエカルテ島にて最後はめでたく再会し、二人はずっとそばに居続けるのだった(劇場版)。
ギルヴァイ幸せになってね………。これからもずっと、永遠に末長く………。