概要
声:大水忠相
悪魔城ドラキュラシリーズの看板キャラ、シモン・ベルモンドの孫に当たる。
先祖のラルフが魔法を得意とするヴェルナンデス家のサイファと結婚したためか、彼にも魔法の才能があり、従来のサブウェポンと魔法を組み合わせることで全く新しい攻撃方法を編み出した。
白夜の協奏曲というと隠しキャラのマクシームの印象が強すぎて、彼の影に隠れてしまいがちであるが、実は彼は(FC『呪いの封印』以外で)2D探索型ドラキュラでは唯一のベルモンド姓の主人公。
ベルモンド姓だが隠しキャラだったり(リヒター、ユリウスetc)、ヴァンパイアキラーを使うがベルモンド姓じゃなかったり(ジョナサン、ネイサンetc)と、2D探索型でベルモンド姓の主人公は今のところ彼一人となる。
祖父シモン
当時のプロデューサーIGA氏の海外向けのインタビューによれば、ジュストの祖父シモンはドラキュラ討伐、そして呪いを解いた後は人々と交流することに専念し、強大な力を持つ者と恐れられていたベルモンド一族を人間社会に受け入れてもらえるよう努力したそうな。
人々もただ恐れるのではなく、シモンをドラキュラから自分たちを救った英雄とみなし始め、長い時間をかけて少しずつではあるがシモンの周りに人が集まり、村ができたとのこと。
(マクシームやリディーはその際に少しずつ集まってきた人の子ども、もしくは孫ということ)
そして、ジュストはそんな環境下でマクシームやリディーと共に育ったとある。これに従えば、シモンは少なくともジュストが物心つく頃までは生きていた可能性が高い。
また、ベルモンド一族としてはややお坊ちゃん気質(というか天然)で親友とはいえ他者を疑う素振りすら見せずにいられたのも、祖父を中心に、常に助け合いながら暮らしていく人々の中で成長していったからだと考えられる。
本作の性能
サブウェポンと魔法を組み合わせて技を編み出すことができる。
そのほか、鞭にアイテムを装備させることで特定の属性攻撃やタメ攻撃などで壁を壊したりすることができた。
さらにサブウェポンで聖拳が追加され、そのまま使用するとオラオラオラァ!とどこかで聞いたような掛け声と共に無数の拳を繰り出す。
ただし、この聖拳、ハート消費が大きく硬直時間も長い上に無敵もない、空中では扱いづらいなどの理由から生で使う機会はめったにない。
彼の必殺技であり代名詞であるスペルフュージョンは、先述の通り魔導書とサブウェポンを組み合わせ、高威力、広判定で攻撃するという、輪廻や月下でリヒターが披露したアイテムクラッシュと似たような性能。
上述した聖拳のスペルフュージョンも単体攻撃(主にボス戦)用としての使い勝手に優れるものが多いため、要はスペルフュージョンに特化したサブウェポンとでも言えようか。
また、聖書のスペルフュージョンにはSTG『グラディウス』に登場した「シールド」(雷+聖書)もある。
ハイドロストーム(風+聖水)やグランドクロス(雷+十字架)など、年代的に後のリヒターと似た技を使っているため、ジュストのスペルフュージョンがアイテムクラッシュの元となったと言える。
ちなみにグランドクロスは『闇の呪印』でラルフが使用しているため、ベルモンド一族に伝わる奥義として再発掘したといえようか(シモンも『ジャッジメント』やスマブラ参戦時に使っている)。
それをわざわざ魔導書無いと使えないジュストって…と思ってはいけない。
ちなみにTAS動画では隠しキャラのマクシームとはいろんな意味で比較されしまう彼だが、レビテーションブーツでの変態機動や天井に頭をぶつけながら突き抜けるバグを利用したショートカットが発見され、今では「加速のマクシーム」に対する「浮遊のジュスト」とまで呼ばれるようになった。動きが目で追えてしまうジュストの方が変態度が高いとの声も。