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概要

JR九州2004年3月13日より吉松駅から肥薩線日豊本線鹿児島本線を経由して鹿児島中央駅までの間で運行している観光特急列車である。九州新幹線に接続、霧島方面への観光アクセスを目的としている。2006年3月~2018年3月は「定期列車」として、それ以外の期間は「臨時列車」として運転。

使用車両は専用のキハ40系改造車が用意された。鹿児島県は黒豚、黒酢など、黒にまつわる文化があることから、鉄道車両としては珍しく車体色を黒1色としている。車体外観や走行部は車両中央部に展望窓が設けられた以外ほとんど手が加えられていない(※一部種車はそれ以前にエンジンの載せ替えを行ってはいる)。デザインは水戸岡鋭治氏の担当。

長崎地区で運行を予定している新たな観光列車ふたつ星4047」(ふたつぼしよんまるよんなな)へ再改造されるため、2021年度内での運転終了を予定している。

使用車両

  • キハ47 8092:1号車。鹿児島中央方の先頭車。
  • キハ147 1045:2号車。吉松方の先頭車。
  • キハ140 2066:両運転台の車両。2012年に「指宿のたまて箱」仕様へ改造されたが、車両検査時の予備車として待機。

特に急がない」?

あくまで「観光特急」ではあるものの、キハ40系の改造車であるため、が開く、ワンマン装備付き、最高時速95km/h運転、表定速度が遅いコイルばね台車装備、という特徴を備えた「特急用車両」となっている。

その後、キハ40系改造車を使用した観光列車として「指宿のたまて箱」「いさぶろう・しんぺい」「かわせみやませみ」「或る列車」が登場している(※「或る列車」用のキロシ47形は2両のうちの片方がコイルばね台車装備、もう片方が空気ばね台車装備)。

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