CV:田村睦心
概要
エ・ランテルを拠点とする、銀(シルバー)級の冒険者チーム『漆黒の剣』最年少の、魔力系魔法詠唱者(マジック・キャスター)。
後述する特性から『術師(スペルキャスター)』の異名を持ち、エ・ランテルでも有名な冒険者の一人。
人物像
幼い頃に両親を亡くし、以降は姉であるツアレと共に助け合って生きてきた。しかし、その姉がタチの悪い貴族に妾として連れ去られてしまい、冒険者となったのも行方不明の姉を探すためである。
当然ながら貴族そのものを非常に恨んでおり、復讐を胸に秘めている……どころか普通に会話にドロドロしたものを混ぜてくる。隠す気も全く無い様で、公言している。
偶然出会ったモモンには、人一倍の親しみと憧れを抱いており、積極的に会話をしていた。
強さ
『魔法適正』と呼ばれる、魔法の習熟が倍以上早くなる『生まれながらの異能(タレント)』を有している。
上述のタレント自体珍しいものではあるが、ニニャの場合魔法詠唱者としての才能も伴っているという稀有なパターン(才能とタレントが都合よく噛み合う事は、滅多にない)で、冒険者としてはまだまだ新人の域を出ないながら、既に中堅クラスの第二位階までの魔法を使いこなす事が可能な、天才的な腕前を有している。
もし順当に成長していれば、いずれはフールーダ・パラダインクラスの大魔法使いになっていたという。
作中の動向
転移後の世界の情報収集のために冒険者に扮した、アインズことモモンとナーベラルことナーベと出会い、二人を仕事に誘う場面で登場。
当初は金稼ぎの手段として、街周辺のモンスター狩りをするつもりだったが、ンフィーレアがモモンにカルネ村までの道中の護衛を依頼した事で、彼等に同行する事となった。
エ・ランテルへ帰還後、ハムスケの登録をするために冒険者組合へ向かったモモン達と別れ、バレアレ家へ到着した所でクレマンティーヌと遭遇。
仲間達がこぞってニニャを逃がそうとした事が、クレマンティーヌの嗜虐心を刺激し、他の三人の様にすぐに殺されず、執拗に拷問をされた上で殺害される。なお拷問を受けている中で、ずっと助けが来る事を信じていた。
関連タグ
生き別れの姉。彼女を救いだすという悲願は叶わなかったが、巡り巡ってアインズの僕の一人によって、それは叶えられた。
書籍版7巻に登場した、ワーカーチーム『フォーサイト』のメンバー。
こちらは第三位階の魔法を取得しており、同じく魔法に関する優れたタレントを持つ、天才的な魔法詠唱者。
しかし、彼女の場合はニニャとは異なる、言わば早期早熟型の天才であり、既に成長の限界に差し掛かっていた。
この先、ネタバレ注意
WEB版では完全に男性だが、書籍版では女性で、男装しているという設定。
『ニニャ』という名前も、冒険者となる際に名乗った偽名で、本名は『セリーシア・ベイロン』という名である事が、スマホゲームの『MASS FOR THE DEAD』で判明した。
上述の偽名は、ツアレの本名である『ツアレニーニャ』から取ったものと思われる。
ちなみに書籍版及び漫画版では、ニニャが女性だと分かる様な明確な描写は無かったが、アニメではモモンが彼女の遺体を検分する際に、胸に巻かれたサラシを見付ける演出が追加された事で、視聴者に女性だと分かる様になっていた。