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ホソアカクワガタ属の編集履歴

2021-12-14 22:21:50 バージョン

ホソアカクワガタ属

ほそあかくわがたぞく

クワガタムシのグループ群のひとつ。

概要

東南アジアを中心に分布するクワガタムシのグループ群。

名前の通り前胸部がビシッと細くなって、長い触角を有する。その奇抜な体形とメタリックな体色から人気が高い。また、学名(Cyclommatus)「丸い目」の意味通り真ん丸な目を持つ。


メスはオスに比べて体がとても小さい。

体長は種類によって差があり、エラフスホソアカクワガタのように体長100mmを超える大型のものもあれば、体長50mmにも満たないような小型のものもいる。


食性としては樹液をあまり好まず(とはいえ飼育下では食べることもあるが)、を吸うことが多いというのが特徴である。

大きな大アゴは、不安定なにいる状態でも格闘できるように進化した、という説もある。

高い山に住む種類が多く、総じて高温に弱い。また、昼行性のものが多い。


飼育難易度が高いというイメージが付きがちだが、一部の種を除き容易。

ただし幼虫を野外の大型個体レベルのサイズに育てにくい種もいる。

オオクワガタや[ノコギリクワガタ]]比べて寿命は短いが、その分大半の種類が孵化〜羽化して成虫になるまでの期間も短期間(半年前後)。

幼虫は低温多湿の環境で育てると大きくなりやすい。


長い大アゴは一見するとチリクワガタ(コガシラクワガタ)のようにそれほど挟む力は強くないのでは?と勘違いされやすいが、必ずしもそうではなく、こちらの頭部は大きく(=大アゴを操る筋肉が多く)、挟まれると出血することもあるので、油断は禁物


主なホソアカクワガタ

エラフスホソアカクワガタ

インドネシアスマトラ島に分布。ホソアカクワガタ属の最大種。

「エラフス」は鹿を意味している。(体を腹側から見ると大アゴが鹿の角っぽく伸びているのがわかる)

詳細は当該記事を参照。


メタリフェルホソアカクワガタ

インドネシアに生息。ホソアカクワガタ属の中ではエラフスに次いで2番目に大きい種類。

体長の半分以上が大アゴを占めるのが特徴。大アゴは長く直線的に伸び、根元と内歯の間に3~4本の突起がある。

詳細は当該記事を参照。


インペラトールホソアカクワガタ

パプアニューギニアからインドネシアにかけて生息。「コウテイホソアカクワガタ」とも呼ばれる。

他の大型ホソアカクワガタに比べて大アゴが太めでガッチリしており、体の光沢が弱いのが特徴。

詳細は当該記事を参照。


アラガールホソアカクワガタ

フィリピンパラワン島に生息する。ホソアカクワガタとしては中型種だが、ガッシリとした体型をしている。(ラタン)のが好物。

ホソアカクワガタの人気種の1つであり、大アゴの形が重要視される。1番大きな内歯から小さな突起が出る、通称「スーパー大歯」の個体は貴重。


新甲虫王者ムシキングには激闘4弾から参戦。階級SR、肩書きは「華やかな秘境の番人」。必殺技はチョキ、「ラタンエッジ」。


モンタネルスホソアカクワガタ

ボルネオ島(カリマンタン島)に生息する。華奢な体型で、金緑色〜銅色の身体にクリーム色の羽を持つ。

北部(マレーシア領)産のものは原名亜種、南部(インドネシア領土)産のものは亜種マグニフィクスホソアカクワガタとされる。

標高1200m〜1500mの低い温度帯の場所に生息する。

チュウホソアカクワガタ

前述のモンタネルスホソアカクワガタと永らく同種とされていた種。

モンタネルスとの違いはモンタネルスにはある大顎根本の内歯が本種には無い点。

また、モンタネルスよりも標高が高く、温度も低い場所に生息する。

かつてはホソアカクワガタ最高峰とされていたが、今(2021年現在)はサイズに拘らなければ比較的安価に入手できる。


スペキオススホソアカクワガタ

パプアニューギニアソロモン諸島に広く分布。別名オオズホソアカクワガタと呼ばれる通り頭が大きい。

ココヤシの花に集まる。

低地の高温多湿の環境に生息するとされている。

流通量は比較的多く安価に入手できる。


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