概要
誕生日 | 11月23日 |
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血液型 | A型 |
身長 | 153cm |
3サイズ | 79-57-80(1年)、80-57-80(2年) |
所属部 | 無所属(校内バンド『彩』所属) |
趣味 | エレクトーン |
卒業後の進路 | 不明(主人公卒業時点で在学中のため) |
CV | 桑島法子 |
人物
ときめきメモリアルのドラマシリーズにのみ登場するキャラクター。Vol.2『彩のラブソング』で初登場し、Vol.3『旅立ちの詩』でも登場する。
主人公達のバンド「彩(いろどり)」のキーボード担当の一年生。元々はバンド活動すらした事がない、ピアノの経験があるだけの女の子であった。
「彩」のメンバーでは(一応)唯一の紅一点である。
舞台設定(1997年秋)からすると、鈴音は1981年(昭和56年)生まれとなる。
劇中での扱い
一癖二癖あるときメモキャラの中でもとりわけ正統派美少女で、『彩のラブソング』における準ヒロインの立ち位置だが……
関連人物項を含めネタバレがあります
「『彩』になんか入るんじゃなかった!」
『彩のラブソング』で一緒に下校できる女の子では彼女が最初でありまるで攻略キャラのようだが、実際は主人公に想いを寄せていた事が判明するも、物語の中盤終了あたりで失恋する。
『ときメモ1』シリーズのゲーム中で失恋の描写をイベントとして明確に描写したのは実は二人目で、しかも鈴音の失恋イベント自体が物凄く切なすぎるのである。
主人公に対する想いをぶちまける様は、本当に告白そのものと言っていい程であるが悲痛な状況下である為なおさら切ない。
しかも、それが主人公の鈍感さが原因による「彩」の崩壊も時間の問題という最中という・・・。
それでも曖昧かつはっきりと言わない主人公に涙ながらにときめきメモリアル史上初の主人公にビンタを・・・。
もしも、ときめきメモリアル本編だったら攻略ヒロインとして主人公と結ばれる未来があったかもしれない。しかし、ドラマシリーズという形ではそれは叶わないのである。その為プレイヤーからは「なんで鈴音ルートが無いんだ!」と当時は言われた事も。(……おそらく今出しても言われるであろう。)
……ただ、ときメモ本編に出たら出たらで、ここまで一途な性格だとボマー扱い されることも なくはないだろうが……。
『ドラマシリーズ』は、本編やときメモ2の『Substories』と異なり、あくまでもメインヒロインとのドラマを名実ともにメインとし、(記事編者の主観を交えてあえて言わせてもらうならば)ドラマを俯瞰で体験する性質がある為、このような不幸に見舞われてしまった。ストーリー上や、今作ではクリエイター肌である主人公および片桐彩子の立ち位置を考えると正しい流れとする声もあるが、やはり救済を望む声もまた絶たない。惚れた相手を全肯定できる鈴音と、後輩を後輩としてしか大切にできなかった主人公との食い違いで起きてしまった悲劇である。
前作『虹色の青春』のサブヒロイン秋穂みのりも攻略キャラではなかったが、最初から親密な態度で接してくる鈴音とは真逆で、序盤は主人公に対し辛辣なこともあり、攻略が出来なくとも鈴音ほどの波は立たなかった。また、メインヒロインである虹野沙希が鈴音同様に献身的な性格だったというのもあるだろう。明確な失恋イベントの持ち主というか先輩がいるにはいるが、こちらは本編や続編『旅立ちの詩』で可能性がまだある分、鈴音は一番切なすぎる失恋をしてしまった事となる。
みのりが3部作通じて大きく成長が描かれたのに対し、鈴音も一応はラジオドラマ版やVol.3『旅立ちの詩』にてフォローはなされた。
(世が世なら、完全版商法だのダウンロードコンテンツだのといった救済もあったかもしれない。それが良いか悪いかは別にして。)
「鈴音ちゃんは、俺達みんなの『妹』で…」
「そんな風に思ってるのはお前だけだよ」
「巧実は鈴音ちゃんが好き。鈴音ちゃんはお前が好き。そして、お前は片桐さんが好き。…そういうことさ」
「先輩は……先輩は、なんで片桐さんがいいんですか……そんなに素敵な人なんですか……」
「鈴音こそ……なんでそんなにあいつがいいんだよ……」
関連人物
恋敵。上述の通り、芸術肌同士惹かれ合った彼女と主人公の間に敗れることとなる。エンディングではボーカルとして歌う片桐と、キーボードを弾く鈴音の一枚絵が存在するが、2人の具体的な心情描写はされていない。
- 大沢巧実
鈴音を『彩』に勧誘したベーシスト。片桐とはクラスメートで、今作では主人公とも中学からの付き合いの設定。見た目はチャラいし中身もチャラいが、筋の通った芯を持つ。
- 服部朱美
元『彩』のメンバー。ラジオドラマ版にて傷心の鈴音を救う。
恋敵の親友。続編の『旅立ちの詩』にて彼女が手入れをしていた花が、鈴音を立ち直らせるキッカケの一つとなっていたことが語られた。
余談
NTT出版の彩のラブソング攻略ガイド掲載の桑島法子氏のインタビューによると、鈴音を演じるにあたって、実際にゲーム中で喋ることはないものの主人公にも声優がいた事を明かしている。鈴音を演じる際にやりやすくする為にとのこと。往年のファンからは、高見公人役および前作のサッカー部コーチ役として長らく派生作を支えた小野坂昌也氏ではないかとも言われているが、詳細は不明。
実況パワフルプロ野球98開幕版/決定版のサクセスで容姿が全く同じと言っていい「岬法子」というヒロインがいる。しかも伝説の樹で告白される事があるオマケつき。名前の元ネタは間違いなく「岬→美咲」「法子→中の人である桑島法子」
ちなみにネタバレを含むのだが、片桐彩子とのデートで見る映画で「メタルギアソリッド」を観ている時、主人公はうわの空で鈴音の声が頭の中をぐるぐるしていたのだが、なんとそのメタルギアソリッドでは作戦記録担当オペレーターのメイ・リン役が桑島法子である。なんと「メイ・リン」の漢字表記は後に判明したのが「美玲」。なんか色々惜しい表記である。
関連タグ
アイリス(ロックマン)…髪型かつ悲劇的(?)ヒロイン繋がり。