あの…、私のプロフィールです…
好雄「美樹原、美樹原・・・・と。あったあった。耳かっぽじってよく聞けよ。
誕生日 | 9月5日 |
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血液型 | A型 |
身長 | 150cm |
3サイズ | 78/57/79(1年)、78/58/79(2年)、79/58/80(3年) |
所属部 | 無所属 |
電話番号 | ○×△-△×○○ |
趣味 | 動物のぬいぐるみを集めること |
卒業後の進路 | 二流企業 |
テーマ曲 | 通学途中のあのお店 |
CV | 栗原みきこ |
好雄「って、とこだな。
主人公「サンキュー。いつも悪いな。
あの…、人物です…
姫カット気味のおかっぱ頭(ただし長髪)が特徴の少女。愛称は「メグ」。
詩織の中学時代からの親友。……ということは主人公とも中学からの同級生になるのだが、彼女自身が目立たない存在だったためか互いに面識はない。
主人公の高校生活での目立ち具合(体育祭・定期テスト・文化祭といった行事)により、クリスマスパーティかバレンタインデーにて基本的に詩織の紹介の下で知り合う。(クリスマスにて出会う際は2年目以降面識済みでのパーティ衣装とは異なる服で現れるので、アルバム的に考えると一考の価値はある。)
※画像は面識済みでの衣装
参照パラメータ数は詩織に次ぐ多さであるが、そのどれもが求める数値は低い。
内気な性格で、制服のスカートの中にはブルマを常に穿いていたり、男性を見ると赤面してしまったりする反面、意外と大胆な一面もある。
ヒロイン中最も小柄で、自分でも子供っぽい容姿を気にしている。ヒーローショーで、子供と間違えられ戦闘員に連れ去らわれてしまう一面も。
うらやm……けしからん。おのれクライシス。
動物が大好きで、「ムク」という名前のヨーキー犬を飼っている。意外にもホラー映画やお化け屋敷も好き。
『対戦ぱずるだま』では、6連鎖以上でその飼い犬のムクが襲い掛かってくる。紐緒さんのロボに負けない、あるいは凌駕するインパクトである。
※画像はイメージです
また、強烈なのは演出だけでなく実際の攻撃パターンも相手に反撃されにくい高性能。使い込むと強いキャラは他にも居るが、彼女の場合は雑に使っても強く、ボスキャラの好雄と伊集院を除けば最強と言っても過言ではなく、後述の本編不遇とは裏腹の好待遇を受けている。
当初より一部のユーザーから、ぱっつんだが前髪のすき間がない重厚な髪型が「ヘルメット」と呼ばれている。pixiv上でもたまにタグが付けられている。
原案ではかわいく描けたものの、ドット絵では表現できなかったのであのような個性的な髪形になったとのことである。
……しかし蔑称の意味合いも強いので、使用には注意されたし。
ブーム後の関連グッズや、クイズゲーム『ときめきの放課後』のイベントでは、結っている髪を解きサラサラのストレートロングヘアを見せてくれる。覚醒だのノーヘルだの言われながらも、評価は高い。
同じく『~放課後』のアナザーエンディングでは全キャラクターの髪型が変わっており、彼女もまた印象を大きく変えて登場する。髪型が変わらないエンドの場合は内面の成長が見て取れ、どちらを目指すか悩ましいところである。
OVA版においては、髪型自体はそのままで軽やかな印象になり一気に正統派美少女に。
……というより、元々は初期設定画やPCエンジン版での解説書イラストを見るに極端に重い印象は無く、当時のゲーム中での表現が、以降のデフォルトになってしまった経緯がある。
ゲーム本編での不遇
シミュレーションゲームである『ときめきメモリアル』本編において当初の目的は、メインヒロイン(兼ラスボス)である藤崎詩織に告白されて伝説を成就することであり、ほかの女の子はいわゆるお邪魔キャラとして設定されていた。その目論見は機能しつつ、一方で各キャラに根強いファンが付いているのが本作であり、美樹原さんも例外ではないのだが……
まず彼女は画面に現れる前から主人公に憧れるレベルで惚れっぽい(=ときめき度の初期値や上昇率が高い)。彼女本来の傷つき易さ(=傷心度自体の上昇率)は、虹野さん・古式さんに次ぐ穏やかさなのだが、傷心度はときめき度の高さに応じて変動してしまう為、惚れっぽい彼女は爆弾を抱えやすく、ひいては割り込んで告白してくる確率が高く、お邪魔キャラとしての役割をフルに発揮してしまう。
詩織自身は気遣いの念を持って主人公に美樹原さんの紹介をしてくれるのであって、そこに悪意はない……はずなのに、この仕様のせいで詩織の心情を邪推してしまいそうになる。
上述のヘルメット扱いには、その辺りの怨嗟の念も込められている。
登場さえすれば作中屈指の低難度キャラのため初心者に易しい……と思いきや、登場自体がパラメータではなく体育祭や定期テスト等での活躍が条件のため、ゲームに慣れない頃は狙って登場させられず……。そして初心者から片足を出して複数キャラ攻略に乗り出す頃には、登場を抑える為に行事を手加減する必要性に迫られ……。
……そんなプレイヤーが抱え得るジレンマを、一手に受け止めることになってしまったのである。
単にボマー(≒お邪魔キャラ)としてのツートップには優美ちゃんというさらなる惚れっぽい娘が居るが、あちらは参照パラメータが少なかったり、100%登場する上その日付も決まっているのである意味心構えもし易い。どちらがモヤモヤするかはプレイヤーに寄るところか……
多くの恋愛シミュレーションゲームにあるような「選択肢を決めたり、一定条件を満たすことでそのヒロインの攻略ルートに行ける」仕様であれば、ここまで邪魔者扱いされることはなかったと思われる。
ゲームシステムの都合上でプレイヤーの心象を損ねてしまっているのは不憫なところである。
少なくとも本人に落ち度はなく、内気な子が頑張るところは実に健気なので、毛嫌いはせず時には彼女自身のイベントも見てあげるようにしよう。
美樹原さんと動物
彼女と言えば髪型ばかりが話題に挙げられがちだが、外せないのが動物絡み。主人公の前では基本的に緊張してしまう彼女も、ひとたび動物が絡むことになれば色々な表情を見せてくれる。
飼い犬のムクと一緒に居る時のリラックスさに始まり、動物園で猿山を眺めるだけでもご満悦。目の怖さに定評のある例のコアラもかわいいとのこと。
捨て猫の貰い手を探したり、CDドラマにてムクが行方不明になった際には協力してくれた詩織や公人達への責任の呵責から、感極まって泣き出してしまう。彼女の優しさを感じられる場面だが、前者については「優しすぎる優しさがアダになることもある」と釘を刺されたりも。
ケガをしたカラスを守ろうとでも思おうものなら、物腰は柔らかいままに絶対に譲らない意志の固さも表してくる。……このカラスとのエピソードを描いた卒業間近が舞台の作品では、涙を堪える美樹原さんの優しさと強さがフルに発揮された。ミニゲームの成果もシナリオとリンクし、ADVの枠を越える演出はファン必見。
卒業後は、進学でなく就職をするキャラである。後年のシリーズと違い、主人公の行動にヒロインの進路は左右されないので必ず就職することになるが、具体的な内容は不明。内気系ヒロイン筆頭ゆえに想像はつきにくい(メイン10名の進路の内訳は、進学4名、就職2名、プロへの道3名、フリーター1名)が、どのメディアでも遺憾なく発揮される動物愛を考えると、安直だがやはり動物絡みの可能性はあると思われる。
(ただし初代ラジオドラマにおいては、主人公との間に亀裂の入っていた詩織共々、セイホウ大学(政法大学?)の受験に向かっている。)
あの…、人間関係です…
親友。先述の通り、主に彼女の紹介で知り合うことになる。美樹原さんはそのボマーっぷりで、彼女からの刺客などとユーザーには揶揄されることも。
ラジオ/CDドラマ版においては三角関係は成立しておらず、詩織の良き理解者として描かれている。一方、小説版ではゲーム同様主人公に恋をしており……
友人兼同じJ組のクラスメート(ラジオドラマ以降の設定)。陰ながら主人公に惚れる点も共通する。なお、見晴の想いが強く描かれるメディアでは、ゲーム本編が嘘のように美樹原さんが無干渉設定になる為、この2人の間で修羅場が発生したことは一度も無い。
小説版の美樹原主役編で失恋した彼女を厳しくも優しく励まし勇気づける好漢として登場。
同じく小説版の最終話ではふたりが結ばれることが暗示された。
あの…、余談です…
クリスマスかバレンタインデーで基本的に/主に詩織の紹介で知り合うと記したが、唯一美樹原さん単独で出会うパターンがある。クリスマスパーティに参加できなかった時がそれで、門前払いをされた後に現れることがある。「大胆な美樹原さん」と言えばスケート場のイベントを浮かべる人も多いと思われるが、この出会いも見逃せない。
いつも詩織の後ろに居たり、番長戦では画面の外にまで隠れてしまうほどの彼女が見せた、刺客でもなんでもない最初の勇気。メモリアルである。
彼女の名前は「あい」ではなく「めぐみ」であるため、90年代に配布されたコナミのフリーマガジン「KONAMI LOOK」に収録された4コマ漫画で「あいちゃん」と書いてあったことで翌号にて読者から指摘されたこともあったり、スクリーンセーバー集3作目「らくがき絵具箱」に収録されたかるたゲームでは「あいじゃないです めぐみです(愛じゃないです…愛です…)」と言う札があった。
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シリーズメインヒロイン親友組