ボクの概要だ
人物だ
きらめき高校の理事長の孫。世界有数の大富豪、伊集院財閥の御曹司。
実家は常識はずれな大金持ち。最初はスネ夫や面堂終太郎のような、主人公には嫌味を言うが女子生徒には人気が高いクラスメートとして登場するが、ある秘密が隠されていた……
SFC版では他機種版と違い、修学旅行でオーストラリアを選んでいた時のみレイが戦闘に参加する機会がある。やはり常識はずれであり、主人公が窮地に陥るとなんと必殺技で伊集院家所有の攻撃衛星のレーザーをぶっぱなす。(主人公の奥義のひとつ、衛星ハッキングの攻撃衛星はこれではないかと思われるが、一個人にハッキングされる攻撃衛星って…)
私設軍隊まで持っているが、資産家一族でこれでは某ビッグボスもビックリである。
ちなみに戦闘に参加する際はナイトの様な姿であるが、まるでこの人物である。
謎の部活動「私設部」に所属しているが活動の実態は謎に包まれている。
レイの秘密
ネタバレがあります!
ある時、主人公は予期せず伊集院とぶつかる出来事があった。その時の彼は聞いた事のない悲鳴をあげたが…?しかも何故かいつものクールな表情ではなかったのである。…いつもと違う彼に対して首を傾げる主人公だった。
そしてまた別の日には、好雄が血相を変えて主人公に伊集院に関する秘密を掴んだ事を伝えようとするも、何者かによって妨害され意識を失ってしまう。その後回復した好雄に秘密がなんだったのか問い詰めると何故かその秘密とやらの記憶を失っていた。
時は流れて迎えた卒業式の日、主人公の机の中に手紙が入っていた。差し出し人は書かれておらず「伝説の樹の下で待っています」の一言。
ここまでは他のヒロイン同様の展開である。
そして、伝説の樹に現れたのは…
女の子「………。」
主人公「……えっ、君誰?どこかで見たような…?」
主人公は全く見覚えの無い女の子に困惑するが、その子が口を開き名乗る。
女の子「私、伊集院です…。」
主人公「伊集院に妹なんていたっけ?」
女の子「いえ…私、伊集院レイ本人です。」
実はこれこそがレイの本当の姿であり、卒業式までにある条件を満たすと伝説の樹に現れる。
念の為に言っておくが、決して男の娘の類ではなくれっきとした女の子である。
全ては伊集院家の複雑な家庭環境ゆえに男装を余儀なくされていたという事実が判明する。
本来伊集院家に生まれた女子は高校卒業になるまで男装するしきたりがあったが、彼女の代でようやくしきたりの異常さに気付いた為廃止された模様。
と、なると続編に登場した妹のメイは何故男装する必要がなかったのかという話になるが、おそらく有力なのは次期当主となる後継者のみ女の子だった場合に適用されていたしきたりだと思われる。
ちなみに、彼女の本当の正体を最初から知っていたのは実は古式ゆかりだけだった。実は男子の中で正体に早く気付いたのはあの好雄だったが、なんと記憶操作を行って切り抜けた。…ただし、やむを得ない手段だったらしく罪悪感は持っていた。
なぜ、主人公にイヤミったらしく接してきたのかというと入学当初から一目惚れしたものの、自分が置かれた境遇ゆえに主人公にわざと嫌われ、そうやって恋を諦めようとしてきたからである。
実はイヤミな伊集院の顔の裏側には普通の女の子として大切な青春時代を自由に送れない辛さを隠していたのである。しかもバレンタインデーで負傷した手で(建前上はおこぼれを恵んだ事にして)贈ったバレンタインチョコは慣れない手で作った紛れもない彼女の手作りバレンタインチョコレートだった(SS版)。
また、告白の際に以前身代金誘拐で拐われた時、主人公が危険を省みずに助けに駆けつけてくれた事に対してようやく本音で感謝できた。
そもそもレイが攻略対象である伏線自体は最初から既にあった。本来はかける必要も意味もないはずなのに何故か電話リストに最初から存在し、さらに知ってどうなると思うのが普通なのに何故か好雄の情報リストにもあるという不自然さ。もっと言うとPCエンジン版やSFC版パッケージに堂々といる。最初にこれで隠し攻略対象だと気付いた人は相当なものである。
男装時ではきらめき高校の男子制服である学ランとはデザインと色が異なるものであったが、セーラー服の場合でも実は一部異なっておりスカーフの部分が赤で結び目が薔薇を思わせるデザインである。
攻略自体はパラメーターが一切関係せず、休日の電話をかけるコマンドをレイに行う事をひたすら三年間も続ける必要があるだけでヒロインの中では本当に簡単。
ゲームボーイカラー版のときめきメモリアルPOCKETでは、スタッフロール最後のコナミロゴのところでセーラー服姿の専用バストアップ絵があり、ベストカップル対戦では表情が二つ用意(笑顔と迷い)されている。その為、本編としては通常会話グラフィックとして女子制服バージョンがある唯一の例である。なお、GBC版は入学当初部活動に所属せずにいると放課後に好雄と帰り、これから出会う子を見かけるイベントがあるが、実はレイと帰るパターンも存在。言ってみればGBC版は割とレイは積極的である。
ちなみにであるが、幼少から成長期にかけて女の子なのに家訓とはいえ人前では男の子としてふるまわせたりするのは尊厳の問題となる(逆もまたしかり)。
また、ある条件も満たしていると彼女からの告白の前にアイツに告白されるという主人公トラウマシーンがある。無論、レイが黙っているはずもなく彼を窘めて阻止してくれる。
まあ、レイにはソッチの気は無い事だけは確かである。
ヒロイン達の中ではプロフィールを見てもらった通り、長身の部類に入る。POCKETでの追加ヒロイン(外国人)のパットの168cmよりも長身である。
余談なのだが…
伊集院という姓は全国でも約800世帯いるらしく、その中でも約300世帯は鹿児島県に多いという。
鹿児島県において伊集院町の地名があるように、そのルーツは鹿児島にある模様。
元々は紀貫之の流れを組む氏族の苗字であり、創作作品では名家や金持ち、エリートの苗字として昔から良く使われている(同類として西園寺や有栖川)。
ただし日本一有名な伊集院について想像はしないように。
特に彼女でふしだらな妄想に励んでいるときは。
実はときめきメモリアルPOCKETにおいて、とあるキャラとの会話で伊集院レイが何かの隊長のポジションにある疑惑が浮上している。
ネタバレの主人公の台詞である「伊集院に妹なんていたっけ?」というセリフは、奇しくも現実のものとなり、『ときめきメモリアル2』で妹・メイが登場することになった。また、レイ自身も「兄」として引き続き登場している(男装して)。
ときめきメモリアル30周年ともなると、もう公式で正体隠して(隠せて)いない状態である。
関連タグも見たまえ
ときめきメモリアル ときメモ 男装 古式ゆかり 紐緒結奈 外井雪之丞 和泉恭子 伊集院メイ(ときめきメモリアル2で追加された妹)
- 大倉都子(四作目の攻略手順が少々特殊&独自ルートでは割と一途なヒロイン)
- サイファ・ヴェルナンデス - 同じコナミから発売された悪魔城伝説の登場人物。当初は外観から性別不明であったが、エピローグで判明するところが同じ。
- 小山雅 - 同じコナミから発売された実況パワフルプロ野球の登場人物。同じく金髪で家庭の事情から男装をせざるを得なかったりと共通点があり雅のモチーフの一人となっているかと思われる。
- 伊集院光 - 伊集院レイの名前は彼の芸名から来ているのではないかとの説が一部であった。尤も彼の芸名は「見た目に似合わない名前」というウケ狙いで付けたんだとか。つまり漫画等に登場するイケメンエリートの存在が前提である。同類としてシティハンターの伊集院隼人(海坊主)、はいからさんが通るの伊集院忍、20面相におねがい!! CLAMP学園探偵団の伊集院玲、アイドルマスターシリーズの伊集院北斗、ロックマンエグゼの伊集院炎山等が居る。
- ガクラン八年組 - 日本征服を目論み鹿児島から上京してくる伊集院一族という敵組織が登場する。また本作の所謂「番長」ネタはこの作品の登場人物がモチーフなのではとファンから噂されているが、詳細については不明。
- オスカル - 男装設定の元ネタはおそらく彼女と思われる。
- ファリス・シェルヴィッツ - 同じく男装の麗人だが正体が判明するのはこちらが早い。
- アラミス - アニメ三銃士に登場する男装の麗人(原作小説では正真正銘の男性)。伊集院レイの特徴的な前髪の形は彼女をリスペクトしている説。