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伊集院忍

いじゅういんしのぶ

「はいからさんが通る」に登場

CV:森功至 / 宮野真守(劇場版アニメ)

概要

階級は少尉。花村紅緒の許嫁。
帝国華族にして誉ある軍家である「伊集院家」の現時点での跡継ぎ。
普段は笑い上戸で、一旦笑いのスイッチが入り出すと、なかなか収まらない。

両家の祖父母が勝手に決めた許嫁という事で紅緒から反発されているが、一方で彼自身も「軍規を守る帝国軍人」として「流行に浮ついてしまい大日本帝国の婦人としての本分を蔑ろにしている」ハイカラ気質の女性を毛嫌いしていた。まさに紅緒はその「はいからさん」にどんぴしゃりであったため呆れ果ててしまうが、その一方で紅緒の底知れぬ資質に気付いて「自分の家をぶっ壊して貰う」ために彼女を許嫁として自家に迎え入れる。

と、いうのも、自らの家である伊集院家は華族ではあれども明治維新期に鹿児島の片田舎から上って来た祖父が祖母の下に婿に入って盛り立てた家であり、それゆえに薩摩隼人として壮絶な保守派の(男尊女卑にして封建的な)雰囲気が漂う家であった。そして自らはその家風ゆえに両親と引き離されて祖父母に育てられたという悲しい過去があった。
実は自身の父が海外留学中に、同じく同地に留学していたドイツ貴族のお嬢様と恋に落ちて結ばれ生まれた日独ハーフの血筋を持っている。整った容姿はそれゆえの事。両親から引き離されたのは国際結婚を認めなかった伊集院家と先方の家の取り決めによるもの。さらには忍自身が母親似である事も災いし、本来ならば彼を守るべき父親も失恋の痛手を理由に仕事に逃げて忍の前から姿を消してしまった。
その意味では忍にとっては自家とは、愛憎の入り混じる、複雑な場所であった。その状況を打破する道を忍は紅緒に求めたのであった。

忍本人は紅緒がいかなる人間であろうとも、彼女が許嫁である事自体には依存は無かった。というのも、この縁談そのものが彼の祖母が求めたものであったため。両親がいないに等しい忍にとって、親に代わって自分を世間や伊集院家親族らの奇異の目から守ってくれたのが他ならぬ祖母であった。そのため忍は誰よりも自らの祖母の事を大事に思っており、その祖母の取り決めに逆らう事など彼にとってはあり得ない事であったのだ。(が、それを知った紅緒からは「なんつーおばあさまコンプレックス、すなわちババコン!」とどん引かれている
また、一方でハーフの血筋を示す整った容姿は軍人としてはマイナス以外の何物でもなく、伊集院家の血筋ゆえの引き立てはあれども、むしろそれゆえに彼を疎む者も多い。

そして迎え入れた紅緒は忍の目論見通り、いや、目論見を超えて伊集院家の空気に「新しい風」を送り込んでいってくれた。そして忍は紅緒の「はいからさんである事などまったく関係の無い」かわいげのある姿(人間的魅力)に少しずつ惹かれていき、彼女と互いの気持ちを忌憚なく通わせ合う仲となり、さらには紅緒の義理人情に篤い人格に感化され部下思いの側面が強く出るようになる。

だが、のちに紅緒の酒乱騒動によって軍部における直属の上司の恨みを買い、前述のハーフゆえの差別も相まって、シベリア派兵の最前線へと飛ばされてしまう。さらには現場の司令官によって自らが預かった部隊を囮として使われてしまい、そして行方不明の部下が出た事を知ったがために部下思いゆえの性質が悪い方向に働いてしまい、その部下を探して雪原の果てへと消えて行ってしまった。この事により本国では戦死扱いとなってしまう。

しかし、ある出来事により生存が判明し、本国への生還を果たす。帰国後は近衛隊に配属されるが、紅緒とはすれ違いが続いた。そして運命の関東大震災の果てに運命の人と情と絆を確かめ合い、そして震災後に結ばれる事となる。

番外編では子どもが生まれて父親となっている。

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はいからさんが通る

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