概要
1991年にロッテから発売された『ビックリマンチョコ』の11代目シールに相当する『スーパービックリマン 新決戦 悪魔VS天使シール《バイオ悪魔VSメカ天使シール》』が原典。
先代となる10代目『悪魔VS天使シール』(『ビックリマン』『新ビックリマン』)の続編……というか、そこからより遠い時代となる、10代目のキャラクターたちの子孫の物語、とされていた。(なので、10代目のキャラと同じ見た目や名前、似通ったキャラがいても「それは子孫だから」という事で全て説明された)
10代目のキャラクターと比して、メカニカルあるいはバイオチックな意匠が追加採用されており、戦闘時にその形態へと「変身」するサイバーアップが大きな特徴。
マンガ版『スーパービックリマン』は、越智善彦により「月刊コロコロコミック」にて1991年11月号から1993年4月号まで連載された。全6巻。復刊版は全2巻。
アニメ版『スーパービックリマン』は、1992年5月17日から1993年4月4日まで朝日放送・テレビ朝日系列で全44話が放送された。
設定や頭身がかなり変化しているため、続編ではなくパラレルな世界という人もいる……というか『ビックリマン2000』にてパラレルであることが明言された。
なお、アニメ版・マンガ版・シールと全てストーリーが異なっている。
登場人物も異なり、漫画版ではアムルは登場せず、シヴァマリアの理力を受け継ぐのはシルヴァ・マリアである。
共通点は、伝説の4人の戦士の超聖理力を受け継ぐ少年達と巨魔界神ザイクロイド・アノドを復活させようとする悪魔軍との戦いという点だけ。
このあたりも『ビックリマン2000』(集中豪無編)で整理され、アニメ版を「聖魔和合界(2000世界)」とし漫画版を「神樹層」として分割パラレル化させる事で説明を果たしている。
ストーリーはシリアスでハードだが随所にギャグシーンも導入しているので完全にシリアス一辺倒ではない。
ストーリー
遥か未来。天魔界に住む悪魔達は天使達の住む天聖界の光ある世界を疎ましく思い、天聖界へと進撃し、スーパーゼウスが敗退した事で悪魔軍の大勝に終わった。だが希望は残っていた。ゼウスから聖Gフッドに託された少年フェニックスは、伝説のアンドロココの力を受け継ぐ戦士であった。
登場人物
伝説の4戦士
ビシュヌ・ティキ / 海天聖ビシュヌ・ティキ(CV:柏倉つとむ)
アスカ / 倭天聖イザナ・アスカ(CV:浦和めぐみ)
アムル / 月光聖アマゾ・アムル(CV:山崎和佳奈)
伝説の戦士
天使軍
聖魔子
マハラジャ・ボアボア / アジャシアン・ライラ(CV:宮内幸平)
亀卜師とん甲 / フュー・チャンドラー(CV:槐柳二)
悪魔軍
巨魔界神と協力者達
クイーンマジェスティ(CV:金丸日向子)
巨魔界神ザイクロイド・アノド(CV:佐藤浩之)
主題歌
オープニングテーマ
「スーパーフェニックス~光の世界へ~」
作詞 - 松井亜弥 / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 藤原いくろう / 歌 - 草尾毅
エンディングテーマ
「時の船」
作詞 - 只野菜摘 / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 藤原いくろう / 歌 - 草尾毅
テレ朝/ABC・日朝8:30枠
まじかる☆タルるートくん(1990年9月~1992年5月)
↓
スーパービックリマン(1992年5月~1993年4月)
↓
GS美神(1993年4月~1994年3月)
関連タグ
ビックリマン2000:間接的な直接続編。本作主人公たちがアノドを討ち果たして神となり新造した世界の物語。