代表作に『スーパービックリマン』『マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術師』などがある。
デビュー当初はペンネームおちよしひこで活動を行っていたが、96年以降本名である越智善彦名義で執筆活動を行う。
また同時期より成年コミックでも作品を発表しており、その際はペンネームあじすあべばを使用している。
概歴
学生時代から小学館コロタン文庫シリーズにイラストカットを掲載しており、その後同社刊の「月刊コロコロコミック」や「てれびくん」などで読切や連載を行う。
主に「てれびくん」ではスーパー戦隊シリーズなどの特撮、「コロコロコミック」ではアニメやゲームのコミカライズを担当することが多かった。
同時期に月刊コミックコンプや月刊アスキーコミック、月刊少年王、月刊ファミ通ブロス、バイク雑誌「バリバリマシン」などでも活動しており、こちらでは主にファンタジーやSF作品を多く発表した。
2018年2月に発売された「マリーとエリーのアトリエ second season」の第8巻あとがきで網膜色素変性症という目の病気を発症し、徐々に視力が低下していることが明かされた。
「打ち切り」のジンクス
連載作品が物語の半ばで連載終了されることが多いことがファンの間では知られている。
それも作品の人気からではなく、掲載誌の休刊や原作作品の展開の終了などによることが多い。
ファンの間では連載終了を惜しむ声も高く、しばしば復刊要望サイトで単行本復刊の署名が行われる作家の一人でもある(他に同じくコロコロコミックで連載していた小野敏洋など)。
『マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術師』
月刊ファミ通ブロスにて連載された作品であり、全5巻(ブロスコミックス版)。
ガストで発売しているRPG、アトリエシリーズの第2作目である「エリーのアトリエ」の後の世界を舞台に第1作の主人公マルローネとエルフィールが二人で工房を営むという物語である。
原作ゲームを発売日当日に買ったというほどに特別な思い入れの強い作品らしく、連載終了後も同人誌でその後のエピソードが描き続けられた。その後原作であるガストの目に留まりマジキューコミックスから『マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術師 Second Season』として内容がまとめられ刊行された。また、作者インタビューや連載のきっかけとなった光文社のアンソロジーに掲載された読切も収録した新装版も上下巻で発売された。
なお、今でも同人誌にてシリーズの刊行は続いている。
主な作品
『GO GO ミニ四ファイター』
『半熟英雄』
『マクロス7』
『さいばぁふぉ~す』
『マイティキャラット』
『イグドラシル』
『風の惑星ゼファー』
『ダービースタリオン外伝 ダビスタブリーダーズバトル』
『マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術師』
『海の人』
『スーパー戦隊シリーズ』(てれびくん)
関連イベント
2009年11月26日 マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術師Second Season第三巻発売
2009年12月頃 GOGO!!ミニ四ファイターオンデマンド出版予定