実況プレイ
じっきょうぷれい
概要
実況をしながらコンピュータゲームをプレイする事。単に「ゲーム実況」と呼ばれることもある。
そのようなプレイの様子を収めた映像をニコニコ動画やYouTubeなどに投稿したものを「実況プレイ動画」、実況プレイを行う人の事を「実況者」という。
また、その動画を(主にリアルタイムで)配信する場合はゲーム配信と表現される。
プロゲーマーとの兼業で活動する者もいる。
YouTube・ニコニコ動画などの動画投稿・共有サービスのほか、Twitch・ツイキャスなどのライブ配信サービスで発表される。
日本では、AquesTalk、VOICEROIDなどの音声読み上げソフトを利用した実況(風)動画が存在する。特に、AquesTalk(いわゆるゆっくりの声)を利用したものは「ゆっくり実況プレイ」と呼ばれている。
また、現在ではYouTuber/バーチャルYouTuberなど、ゲーム実況そのものを主たる動画投稿のジャンルとしていない人物が投稿・配信を行う機会も多い。
YouTuberの台頭により、顔出しで投稿・配信を行う実況者も増えており、中にはUUUMなどのMCNに所属し「実況がメインのYouTuber」という形で活動を行う者もいる。
実況プレイは通常のゲームプレイ動画における、テクニックやそれらの解説を楽しむ、ゲームに関する知識や販売当時の思い出などを共有する、といったことに加え、プレイヤー(実況者)の声や表情などの「反応」を楽しむという面白さが存在する。そのため、「タレント的な魅力」が重視される場合が多く、ファンアートが創作されるのも実況者を一種「アイドル」や「人気キャラクター」とみなす層が存在するからだ、と言える。
なお、著作権については、プレイ動画の録画やスクリーンショットの撮影が映画などと同様「複製」にあたるため「許可を得ていない録画とその配信」は違法となる可能性が高い。ただし、現状は二次創作と同様「グレー」に近い扱いである。
メーカーや権利者が宣伝効果などを期待し(条件付きで)実況動画の投稿を許可していたり、ゲームによってはプレイを自動で保存し動画投稿サイトにアップロードできる機能を持っていたり、という場合がある。
「実況者」「実況プレイ動画(ニコニコ大百科)」も参照の事。
実況プレイの源流とは?
少なくとも実況プレイが隆盛したのは動画投稿サイトまたはストリーミング配信が確立したのは間違いない。では、それ以前は?となるとなんだったのだろうか?
これに関しては1980年代のファミコンブームにおける立役者というべき高橋名人が出演していたゲーム番組「高橋名人の面白ランド」が源流だとされている。こちらはどちらかというと一喜一憂よりは攻略といった解説プレイといったものに近い。
そして地上波からゲーム番組が消え、2003年からCSで放送された有野晋哉の「ゲームセンターCX」がプレイヤーの一喜一憂を見せる現在のゲーム実況プレイへの影響を与えていると言える。