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ゲ・キ・アツ、アチャー!ゲ・キ・アツ、アチャー! ゲ・キ・ア・ツ・ダイオー!

概要

シュリケンジンからライオンハオーまでの抗体を持つカラクリキュウビに対抗するためにニンニンジャー各自の手で製作された6体のオトモ忍・ホウオウマル、セイリュウマル、ゲンブマル、ビャッコマル、パンダマル、マゴイマルが合体した姿。カラーリングはオレンジと紺色。

機体各部には6人の手裏剣マークに加え炎のディティールがあしらわれており、コックピットも炎が燃え盛る異空間になっているという文字通り激熱なロボ。

武器は用いず、シュリケン忍法による多彩な技と軽快な動きを生かした格闘戦で戦う。

オトモ忍が従来のものとは違いメンバー6人が独自に作り上げた理由から魂が入っておらず(自立行動が出来ない)、起動の際は伊賀崎天晴の発案により「上級シュリケン忍法・憑依合体の術」でメンバー自らがオトモ忍と一体化する事で克服している。その都合上、合体の際には6人全員が揃っている必要があるが、合体後は6人揃ってなくても問題なく操縦が可能。

得意技は強力な火炎弾で敵を焼き尽くすゲキアツファイヤーや、頭部や胸、両腕の手裏剣マークから放つ忍法光弾・ゲキアツショット

必殺技は胸部のリボルバーからニンニンジャーの6人を打ち出し連続で相手を切り裂く「ゲキアツ大フィーバー」。ホウオウマルの燃え盛る翼を展開し、空中から放てば「フライングゲキアツ大フィーバー」となる。

DX玩具やミニプラ版でもこのギミックは再現されており、ニンニンジャー型の弾を装填し、レバー回転で発射するという形になっている。

なお、ミニプラ版は炎部分などにクリアパーツを採用した豪華仕様となっている。

余談

意外にも「基本状態が6体合体」の戦隊ロボはテレビ本編では初である(厳密には、劇場版の百獣戦隊ガオレンジャーに登場したガオナイトがある意味6体合体と言えるが、一人一マシンが割り当てられた合体としては初)。

ゲキアツダイオーを構成するオトモ忍の内、ホウオウ、セイリュウ、ゲンブ、ビャッコは四聖獣を表現・モチーフにしたと想像がつくが、パンダとマゴイは神話要素・統一感が無く意味不明なモチーフと頭を抱えるファンは多い。戦隊において同じ中国要素でもダイレンジャー大連王及び牙大王は統一感が取れてただけに。

とはいえ、そもそもオトモ忍自体モチーフがバラバラがコンセプトになっているところがあるので、この統一感の無さも意図した物であると思われる。地味に朱雀が鳳凰になっているのもそのためかもしれない。更に言うと、真鯉は龍の滝登りの伝説に、パンダは一時期として紹介されていた時代がある為、伝説要素が無いわけではないのだ。

ちなみに、必殺技はニンニンジャーが直接弾になるある意味非常に危険な技である『オーレンジャー』本編にキングピラミッダー対策に超巨大な敵銀河超獣バルガイヤー等)が登場しなかったのと同じく、こちらにも捕食するタイプの敵マンマルバ暴走体ザキュラ等)がいなかったのが幸いし破られた事は一度もない。『ジュウオウジャーVSニンニンジャー』のギルマーダ戦にこちらではなく戦闘力が劣るキングシュリケンジンが選ばれたのはそういう懸念があったのかもしれない。

尚、レンジャーがロボの弾丸になるのは『地球戦隊ファイブマン』のスーパーファイブロボ人間大砲以来である。