概要
2005年12月1日に発売された、電撃文庫のライトノベル作品「キノの旅」を原作としたPS2専用ソフト『キノの旅Ⅱ‐theBeautifulWorld‐』の主人公。
ゲーム内容
2003年発売のPS2専用ソフト『キノの旅-theBeautifulWorld-』に続く、デジタルノベル＆アドベンチャーゲーム第２弾。前作同様フルボイスで「ノベルパート」
と「アドベンチャーパート」の２つのパートに分かれている。
ノベルパートでは原作から厳選された話がフルボイスで展開され当然選択肢は無い。
アドベンチャーパートではプレイヤーが主人公セイを操作することになり、ストーリー中に随時挟まれる選択肢から自分が望むものを選択する。その結果によりストーリーが進行し、あらゆるEDへと分岐されて行く。合計12種類のEDがあるマルチエンディング作品。
※詳しいゲーム内容は内部リンク参照
キャラクター
CV：浪川大輔
ゲームオリジナルキャラクター。ゲーム記述では青年で年齢は不明。
一人称はオレ。資源が豊富に採れる砂漠の国の出身だが、暑いのは苦手で夏よりも冬が好き。
『プレイヤーの選択肢によってEDが分岐する』というゲームのシステム上、性格がコロコロと変わるのでキャラクターが曖昧で、無個性と言える程非常に掴みにくい。デッドエンドを例外とした全EDで共通される物は口調のみだが、根本的な性格は極めて温和。
初代キノに片想いをする同性愛者（原作に登場する男性キャラに見惚れる描写もあり）になったり、富や権力に目が眩む冷徹な人間になったり、冗談レベルでは済まされない事を言う非常識な人間になったり、困っている人達を見返り無しに助ける慈悲深い性格になったり、逆に助けを求める人や旅人歓迎の席を突き離すドライな性格になったりと、プレイヤーの選択肢やEDによって様々な性格へと変化する。
いちキャラクターとしての特定のイメージは個人で判断するのが懸命。
ストーリー上キャラ設定
全共通するルートで初代キノの事を『オレのキノ』と発言しており、彼に対する執着心は友情にしろ愛情にしろ、非常に強いことが窺える。
旅の目的は初代キノと再会する事だったが、彼が亡くなったと知り現代キノの存在を認識してからは「キノの行動を真似し、キノの名を勝手に語る悪党」と捉えていて序盤は悪意を持ち、懲らしめる事を目的として情報収集をしながら追跡するストーリーへと変わる。
ルートによっては誤射により亡くなった妹の話が出て来るが、その他ルートでは話は一切出ずに妹がいない設定もあり、家族構成も完全に不明。
ジャンと言う名の初代キノが命名したモトラドが相棒。旅の間にいつもセイに話しかけられているが、一切返事をしないとても無口な性格。
容姿
茶色がかった黒髪の短髪で瞳は黒。
デフォルトの立ち絵は腰付近まででズボンやブーツ等全体像はハッキリしていない。土色のロングコートは初代キノとお揃いにする為に、国を出て真っ先にキノの故郷へ行き買ったもの。シャツは白、ジャケットは緑色。服装は現代キノとほぼ同じで、髪型も似ているが、セイは横髪と後ろ髪が跳ねているのが特徴。
キャラクターデザインは原作の表紙担当の黒星紅白。
パッケージ、タイトル画面、ストーリー本編中では顔が一切映らない。ミニゲームでのみ立ち絵とパースエイダーを含めた一枚絵が９枚用意されているが、ほぼパースエイダーがメイン。
戦闘能力
ミニゲームの早撃ちバトルで確認する限りパースエイダーを二丁所持している。スイングアウトによるリロード1枚絵まであり、片方は装弾数5発のリボルバー拳銃、もう片方はオートマチックピストルだと確認出来る。
プレイヤーの入力法で決まる攻撃アクションは３パターン。ノーミスでコマンド入力を成功させると二挺拳銃。ミスをするとリボルバー拳銃の一丁で発砲する。
成功で１パターン、ミスした回数で２パターンあり、合計３パターンになる。
完全ミスで敵に負けると、ダメージカットやゲームオーバーカットを見る事が出来るが、余程の事が無い限り、ミニゲームで負ける事は無いのでゲームオーバーカットは極めてレア。
現代キノには歯が立たないが、ストーリー中でコロシアムで優勝したり盗賊2人を撃退する事が出来たりと、それなりに腕はある。しかしデッドエンドでは少年相手に撃った弾を全て掠める程度のエイムになったりと、やはりプレイヤーの選択肢とEDによって様々。
