「我は天界にて安寧の神と呼ばれし存在」
「そして下天の折に得た新たな超神名は… ザ・ナチュラル!」
概要
属性 | 超人の神→超神 |
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出身地 | 天上界 |
身長 | 254cm |
体重 | 203kg |
超人強度 | 9999万パワー |
主な必殺技 | ナチュラルボーンクラッシュ |
「超神編」で初登場。
元々は超人の神の一柱「安寧の神」であり、調和の神や他の同志達と共に下天を行い地上に襲来した。
笑い声は「バハー」「バハハ」。
逞しい筋肉質のボディの持ち主で、無機質な表情のマスクを被り、頭部には2つの小さな火が灯っている。
また、大きな顔面を象った装甲「フェイスシールド」を左胸・左腕・右肩・両足に装備し、腰にはコート状のマントをなびかせている。
安寧の神というだけあり、戦闘中は敵の攻撃を受けても全く微動だにしない頑強さを発揮し、常に揺るぎない冷静沈着な様を見せている。本人はこれを「安寧の精神により、両の足をしっかり地に着け、両の目でじっくり本質を見極める闘い」と評している。
超人に対しては「常に不安に怯え勝利を求め、いたずらに敗者を生み続ける"勝利という名の呪い"に取り憑かれた不完全な者」と見下しており、調和の神に賛同した理由も、超人を排除して世に真の安寧を齎すためとしている。
一方で、調和の神に賛同した理由である「世の安寧」を目的とした強い信念で行動しているだけに、例え超人が相手であっても自身の予想を上回る実力者に対しては、分け隔てなく率直に一定の評価を与える面も持ち合わせている。
活躍
対サタンクロス戦
中国の秦始皇帝陵に降下し、駆け付けたキン肉マンビッグボディと遭遇。彼を守るべく現れた強力チームとランペイジマンの戦闘を傍観していた。
そこへ乱入してきたキン肉マンスーパーフェニックスの提案により、フェニックスの開いた大穴を通ってソ連・シャウレイの十字架の丘に移動。到着したキン肉マンソルジャーやブロッケンJr.、そしてサタンクロスと対峙する。
十字架の丘に出現したリングにおいて、サタンクロスと戦闘を開始。サタンクロスの4本の腕・4本の足を用いた「ケンタウルス殺法」による連続攻撃を受けるが、強靭な肉体と装甲により全くダメージを受けておらず、サタンクロスに反撃を仕掛ける。
サタンクロスは隙を与えまいと、「ロデオシュタイナー」「ケンタウルスブリーカー」の連続攻撃を喰らわせるが、ザ・ナチュラルは余裕な態度を見せながら軽々と「ケンタウルスブリーカー」の拘束を力づくで解除し、そのまま「ナチュラルチョークスラム」でサタンクロスをマットに叩きつける。
予想を上回るサタンクロスの技を評価しながらも、彼に更なる攻撃を仕掛けようとした所で、サタンクロスは得意の西洋忍術(せいようイリュージョン)による「忍法魔界沼」を使用。ザ・ナチュラルを魔界沼に沈めようとするが、一方のザ・ナチュラルは「ナチュラルフェイス ニーシールド」を用いて脱出し、そのまま「ナチュラルフェイススパナ」で寄生虫サタンクロスの顔に傷を負わせる。
状況不利と見たサタンクロスは魔界沼のシーツを回収するが、それも頭部からの火炎放射で焼き使用不能にすると、サタンクロスの頭と寄生虫の首をクラッチしての巻き投げを炸裂。
超人を「不完全」「勝利という名の呪いに取り憑かれた亡者」と罵りながら撲殺地獄でサタンクロスを苦しめる。
しかし、サタンクロスは気合を込めたブリッジで撲殺地獄を解き、本体と寄生虫が分離。必殺技「昇技トライアングル・ドリーマー」を喰らわせるが、ザ・ナチュラルはサタンクロスと寄生虫の足のフックを切り、両者のボディを叩き合わせることで逆にダメージを負わせ、そのまま寄生虫に「駆除」と評して必殺技「ナチュラルボーンクラッシュ」を繰り出し寄生虫を撃破した。
サタンクロスの二身一体の戦法を封じ窮地に追い込むが、サタンクロスは一人の超人レスラー「サムソン」として「ぜひ、お前(ザ・ナチュラル)を倒したい」と意気込み、本来の4本腕が復活。互いに華麗なテクニックによる技の応酬を繰り広げ、サタンクロスの「魔界稲綱落とし」も防ぐ等、互角の戦いを見せる。
そこへアシュラマンが現れ、サタンクロスは「坊ちゃまの見ておられる前で恥ずかしい戦いはできない」と奮起し渾身の「クアドラプルバスター」を放つ。
これにはザ・ナチュラルも「今までにない力を感じる……」と評し脱出することはできなかったが、落下の衝撃と同時に左胸の装甲を伸ばして切りつけ、サタンクロスのこめかみと胸部に大きなダメージを与えるという返し技で逆襲。トドメに先ほど寄生虫を葬った「ナチュラルボーンクラッシュ」に捕らえ、サタンクロスをリングに沈めたのだった。
勝利後、敗れたサタンクロス=サムソンが隠し持っていたカピラリアの欠片を奪うと、無惨にもサムソンを十字架の張り付けに処した。
マイティハーキュリーズの敗北後、調和の神の指示によってバベルの塔で超人達を迎え撃つ展開となり、その場から撤収した。
はぐれ悪魔超人コンビ戦
バベルの塔では、第一の関門を突破して登ってきたアシュラマン、サンシャインを闇に覆われた部屋のリングにて待ち構えており、両者と対面。
「失望も甚だしい」「ふたり同時に相手してやってもよいほど」と対戦前から愚弄するが、同じく待ち構えていたザ・バーザーカーからタッグマッチを持ちかけられる。
この提案に対し、「思いあがった超人どもを叩き潰すことさえ叶えばなんでも構わぬ」とこれを了承した。
自身とバーザーカーのリングを合体させ合流すると、タッグチーム「モデスティーズ」を結成。試合が開始すると、まずはサタンクロスの一件で因縁のあるアシュラマンとの戦闘となる。
アシュラマンは怒り面での「波羅密多ラリアット」をナチュラルの首に命中させるが、一方のナチュラルは全く微動だにしておらず、逆にナチュラルチョークスラムでアシュラマンをマットに叩きつけた。
一方のアシュラマンもナチュラルの片腕を掴んだまま、ブリッジの体勢で上体を起こしてナチュラルチョークスラムの拘束から脱出。そのまま背面に回り込みバックドロップに持ち込もうとするも、ナチュラルは「いい返しだ」「しかし我に通用せぬ」と言い放ち、片膝をアシュラマンの頭部に押し付けながらバックドロップの体勢を破る。
アシュラマンはサムソンの仇であるナチュラルに対する激しい怒りから冷静さを失い、3本腕による力まかせの平手打ち攻撃を仕掛ける。
流石のナチュラルも僅かに怯んだが、これはわざとアシュラマンの怒りを誘い、彼の心拍を上げ一気に体力を消耗させるというナチュラルの作戦であり、狙い通りアシュラマンは息が上がり、早くも疲れの色が見え始める。その様子を見たナチュラルは、「撲殺地獄」によるダブルハンマーでアシュラマンの平手打ちとの凄まじい打ち合いを展開。遂にはアシュラマンをヨロめかせるが、サンシャインの放った砂に妨害される。
なおもアシュラマンを怒らせようと挑発するが、サンシャインのアドバイスを受けたアシュラマンは冷血面にシフト。アシュラマンとサンシャインのツープラトン技「砂塵迷宮投げ」をまともに喰らって大きく怯み、待機中のバーザーカーとチェンジする。
技
最大の特徴である「フェイスシールド」のギミックを用いた技を得意とする。
- ナチュラルチョークスラム
鋏状になっている左腕の手甲で敵の首を挟み、高く持ち上げた状態からマットに叩きつける。
- ナチュラルフェイス ニーシールド
足の装甲を靴底に移動させ、踏み台にすることで足場を確立させる。これにより、魔界沼への沈下を防いだ。
- ナチュラルフェイススパナ
手甲の鋏部分を伸ばすことで、即席の凶器に変え切りつける。
- ナチュラルシールドバイト
口を開いた両手・両足のフェイスシールド(右肩と左腕の装甲はそれぞれの手首に移動する)を相手の四肢に噛み付かせることで拘束する。
- ナチュラルボーンクラッシュ
ナチュラルシールドバイトで拘束後、空中から相手の背中をマットめがけて叩きつけ粉砕するフェイバリットホールド。
- ナチュラルショルダークッション
左胸の装甲を長く伸ばした形状に展開することで、敵の攻撃を防ぐクッションの役割を果たす防御技。作中では、サタンクロスの「魔界稲綱落とし」によるダメージを防いだ。また、鋭利な形状であることを利用して攻撃に用いることも可能。
- 火炎放射
頭部の小さな火から炎を噴出する。
- 撲殺地獄
巻き投げからマウントポジションを取り、ダブルハンマーの滅多打ちをお見舞いする。
余談
元々は読者考案の応募超人で、投稿者はネメシスやポーラマンと同じである。