ゴーガを眠りの谷より起こすな
驕れる者たちへ 六千年の呪いを込める
アランカは罪とともに没す
曖昧さ回避
東京都の企業についてはウィキペディアの記事「ゴーガ」を参照。
データ
身長 | 最小で一般的なカタツムリと同程度、最大20m |
---|---|
体重 | 最大2万t |
別名 | 貝獣 |
出身地 | 西アジア・アーブ国 |
概要
第24話「ゴーガの像」に登場。
約6000年前にアランカ帝国に出現し、瞬く間に滅ぼしたと言われている伝説の怪獣。
サザエの殻を背負ったカタツムリのような姿をしていて、目から発射する溶解液で人間を溶かす。この溶解液はジェット機なら10秒、東京タワーなら20秒でたちまち溶けてしまうほどの恐ろしい効果を持つ。また、貝殻の一部をドリルのように高速回転させて30kmの速さで地底に潜ることもできる。この部位は発光し、水爆でも破壊できないほどの頑強さを誇る。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)
美術品密輸団によって東京に持ち込まれた「ゴーガの像」の中に封印されていたが、像をレントゲン撮影する時に照射された放射線の影響で復活し、巨大化して密輸団を皆殺しにすると東京の街を破壊し始めた。
「ゴーガは火の海とともに滅びる」という言い伝えに従い、苛性カリウム入りの火薬で両目を潰されて地中に逃走。神田に現れたところを、自衛隊・火炎放射隊に攻撃されて焼死を遂げる。
なお、密輸団はゴーガがアジトの中で暴れまわっている事に気付いていたが、とっとと逃げようとせず、自分たちの正体を知った万丈目たちの抹殺に執着したせいで全滅した(ボスの岩倉はゴーガの像とは別の盗掘品の像に埋め込まれたダイヤモンドを持ち逃げしようとして倒れた像の下敷きになり死亡)。生き残りがいたものの、ボスが残した「万丈目たちの抹殺」という命令を頑なに遂行しようとしてすぐ後ろに迫るゴーガに気付かず踏み潰された。
ウルトラシリーズにおいて怪獣によって殺される悪党は数あれど、ここまで状況を読もうとしない悪党は珍しい。
以降のシリーズでの登場
OPの影絵で登場するが、本編には登場しない。
ベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として登場。
エピソード10構想の第3章にてビランキが召喚した怪獣の一体として登場。
他の怪獣軍団共々、オーブグランドカリバーで地獄へ送られた。なお、ゴーガがウルトラ戦士と戦ったのはこれが初となる。
ウルトラマン出現以前に人類と戦った禍威獣の一体として、「溶解禍威獣カイゲル」という名前で登場。
甲羅のドリルが複数に増えている。
見かけによらずかなりの移動速度で蒲田駅前を進撃し被害をもたらしたが、禍特対と自衛隊の共同作戦によって駆除されたらしい。
一瞬の登場だったので詳細は不明だが、名前からして原典のように溶解液を発射できるのかもしれない。
ちなみに、カイゲルという名称は原典でのゴーガ登場回「ゴーガの像」のNG脚本「生きている化石」で使用されていた物。
名前が変更されているとはいえ、映像作品への登場はウルトラQから56年振りとなる。
余談
- ウルトラQのスチール写真に、東京タワーをバックにパゴス、カネゴン、ペギラと一緒に写っている写真がある。
- 造形物は合計3体が作られたが、一番大きな着ぐるみは劇中描写のため本当に燃やされてしまった。
- 復活してまだ間もない小さなゴーガに顔を溶かされ死んでしまう密輸団のメンバーは、後にウルトラマンのスーツアクターとなる古谷敏である。
- 小学館から販売された児童書「ウルトラ怪獣入門」では、劇中に無い怪獣同士の戦いをシミュレーションした企画ページにて、ゴーガもナメゴン、スダールとともに登場。三つ巴の戦いを繰り広げた。ゴーガはスダールを尻のドリルで倒すが、ナメゴンの目から放つ溶解液で殻を溶かされ、自身の溶解液も通用せず、そのままナメゴンに敗北する。