CV:悠木碧
概要
漫画「ケロロ軍曹」185話で出てきた新キャラであり、フラッシュアニメ版(第9話以降)における準主人公。同時期に登場した新キャラの火ノ原灯と一緒に行動している。階級はまだ公表されていない。
なお「新ケロロ」とはあくまで公式による通称であり、本名は本作の主人公と同じ「ケロロ」。そのため主人公であるケロロ軍曹には「本隊くん」「若者君」と呼ばれている。
ここ100年で誕生した唯一のケロン星のケロン兵であり、どこぞの誰かさんのせいでケロン軍の本部の上を行く「大本部」の司令でケロロ小隊の代わりに送られた前倒し派兵。しかしケロン軍の最高司令官の発言によれば、「戦闘能力は高いが訓練は発展途上でまだ新米である」らしい。そのため、地球侵略の任務は彼が一人前の侵略者になるまでケロロ小隊に任せられたままである。
容姿はケロロ軍曹と似ているが、顔の形が皆と違いきれいな球体ではなく口らへんが出ている。また、顔の白い部分が多いため幼年体なのだが、しっぽが通常ケロン人の幼年体と違い、丸っこく色も自身の体色と同じである。原作199話の扉絵によると尻尾の形は突然変異で発生したらしく、学者もこれについて悩んでいる模様。
一個小隊としての役目を持っており、その影響か隊長の証であるケロンスター並びに新型のケロボールを持つ。
ケロンスターはケロロ軍曹が付けているのと基本は同じだが、外的に消去できないはずの「ケロン軍軍事機密アーカイブ」が無く、ごく最近の彼の戦闘記録を除いてまっさらな「リビルド・ケロンスター」という状態になっている。失われた中身はブラックスターと呼ばれる存在へと変貌し、ケロンスターを狙って地球に現れる。
ケロボールはケロロ軍曹の持つ旧式のそれとは違い、白い腕輪の表面に青いアイコンが表示されているような形になる。アイコンはタッチパネルで操作でき、旧式にはない機能も搭載されている。後述のスタイル使用時にはケロボールは隠れる。
またケロンスターを回すことでケロロ小隊の各隊員のような姿になる「スタイル」も有している。
それを使ったときの力は、格闘家のタママとの肉弾戦に一撃で勝ち、アサシントップのドロロを負かせ、武装派のギロロを新型の武器で降参させるほどの力を持つ(ケロロ軍曹とクルルとの対決は無かった。ケロロ軍曹の場合、「談合坂SA」というビームで戦おうとしたが、クルルに止められた。)。作品内で最強の攻撃力・戦闘能力を持つアリサと互角に戦えられる唯一のキャラでもあり、実際、同話・原作206話でアリサ達は相当な力を感じていた。
ただしケロン人特有の弱点も据え置きであり、ヴァイパーモミ相手には手も足も出なかった。また、ケロン人でありながら湿気を苦手とし、泳ぐことができない。
登場回数については、回を追うごとに登場頻度は減っているものの、現在は一巻に一回は登場している準レギュラー扱いとなっている。
性格
基本的に純粋無垢。好奇心旺盛で明るいことが多い。その性格故、周囲の人間からは「どんなことをするか分からない」と思われており、ケロン軍の最高司令官も彼の成長についてかなりの不安を持っている(ケロロ小隊に地球侵略をまかせているのもそのため)。
一方でその性格のおかげで戦闘能力が認められている部分もあり、実際にギロロやドロロも「なかなかの腕」と称賛している。
スタイル
新ケロロに搭載されたケロン軍の新しい小隊のかたち。クルルですらそのシステムを完全に解明することはできない。
あらかじめガルル小隊を初めとした様々な小隊のスタイルが用意されていたが、彼の選択により(引き留められはしたが)ケロロ小隊のスタイルが与えられた。
この経緯故、ケロロ小隊以外のスタイルも設定上は存在するほか、クルルが簡易的に再現した属性スタイル(ファイアー・アクア・サンダー・ネイチャー)も存在する。
種類
普段の姿(ケロロスタイル?)
ケロロ軍曹と同じカラーリングにして、通常のスタイルである。ケロロ軍曹の技である「談合坂SA」が使える。仮にケロロ小隊以外のスタイルが選択されていた場合、普段の姿もその小隊に応じたカラーリングになっていたかは不明。
タママスタイル
タママと同じカラーリングとなり、拳が肥大化する。
肉弾戦に強くなり、オリジナルのタママをも簡単にあしらった。
ギロロスタイル
ギロロと同じカラーリングで、傷も出現する。両腕にはミサイルポッドが搭載される。
武器の扱いに強くなり、古い火器しか所持していないギロロと違い、ケロン軍最新の重火器を扱う。ただし、使ったことのない武器の使用法が分かるようになるわけではない。
ドロロスタイル
ドロロを模したカラーリング(完全に同一と言うわけではない)になり、手には隠し刀付きの籠手が付く。
アサシン能力が向上し、アサシンマジックも使用可能。新ケロロはドロロのファン故に戦い方も研究されており、頻繁に使用される。
クルルスタイル(仮)
クルルの発明品をそっくりそのまま模倣するほどの科学技術を獲得する強力なスタイル。しかし、本人がクルルを苦手としており使用時の姿を見られるのを嫌うため、使用頻度はかなり低く姿自体も未登場。使用後も暫く後遺症が残るらしく、クルルのような笑い顔になっていた。
使用状況
※基本的に原作のみ。
話数 | タママ | ギロロ | クルル | ドロロ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
185話 | 〇 | 〇 | 〇 | 初登場 | |
187話 | 〇 | ||||
188話 | 〇 | ||||
190話 | 〇 | ||||
193話 | 〇 | ||||
194話 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
201話 | 〇 | ||||
202話 | 〇 | ||||
206話 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
208話 | 〇 | ||||
209話 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
213話 | 〇 | ||||
218話 | 〇 | ||||
229話 | 〇 | ||||
246話 | 〇 |
関連タグ
ロックマンEXE ゴーカイチェンジ カメンライド:スタイルを変更して戦うという点が共通する
蛙吹梅雨:中の人及びカエルモチーフ繋がり