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浦和良の編集履歴

2022-06-12 16:33:18 バージョン

浦和良

うらわりょう

『美少女戦士セーラームーン』に登場するアニメオリジナルキャラクター(メイン画像右の人物)。

CV:太田真一郎

概要

美少女戦士セーラームーン』のキャラクター。アニメ無印27話と41話、45話(姿のみ)に登場。なお、原作およびR以降のアニメシリーズには登場しないキャラクターである。


人物像

初登場時は都立十番中学校二年生。転校生で、水野亜美のクラスメイト。塾の模試で偶然、隣席となった亜美に惹かれた少年。27話冒頭において定期テストの順位で亜美を抜いている。(ただし実力によるものではない。詳しくは後述)


父親が転勤族であるために、幾度となく転校を繰り返している様子。


ごく普通の男子中学生の少年の顔つきであり、太い眉ともみあげが特徴。亜美への好意から月野うさぎにからかわれる姿もまたごく普通の男子中学生らしい(この時、うさぎは「好きな人の写真ぐらい持ってるもんよ」と亜美が大口でハンバーガーを食べている写真を良に手渡した)。


だが、彼には人に話せない特別な力があった…。


頭がよく(知性・知識量ではなく、状況に対する突発的な機転という、亜美とはまた異なる意味での頭脳の冴えを持つ)度胸もあり、弱い人間の身でありながら頭脳戦でダークキングダムに対抗しようとする。


その正体と能力および目的

前世は最強妖魔七人衆がひとり、妖魔ブンボー。黄色の虹水晶を持っていた。


ブンボー


前世の影響により予知能力を持っており、そのために亜美=マーキュリーである事を知る。そして自らに注目させ後の悲劇を食い止めるために、その能力を使って亜美に対して自らを注目させるように行動する。それが27話冒頭の亜美を事故から救う場面やテストで亜美を抜く場面に繋がっている。


後述の劇中での活躍から精神力が強いキャラという評価が成される場合もある。


その彼が回避したがった「後の悲劇」とは「自らの妖魔としての覚醒と、それに伴うセーラーマーキュリー(水野亜美)の死」である。


劇中での活躍

第27話「亜美ちゃんへの恋!?未来予知の少年」で登場。


彼の予知能力は強力だが万能という訳ではなく、未来に起こる事のタイミングまでは読めない。彼がうさぎに「今日は水に気をつけた方がいい」と言った直後にうさぎがバケツの水を被ってしまうというミスもやらかしている。


予知能力者であるため昔から不吉な予知に悩まされ、予知能力をもてあまし、妖魔である自分を嫌っており、自己犠牲精神が目立っていた。


しかしセーラーマーキュリーの説得により、未来を変えるべく努力し、自分を大事にしていこうと決意する。


しかし直後、あえなく虹水晶を奪われ、妖魔としてゾイサイトに強制覚醒させられてしまう。ところが逆にブンボーを内部から一時的に支配し、ゾイサイトを攻撃。自らの虹水晶をセーラー戦士の手へともたらした。


そのためセーラー戦士に味方した唯一の妖魔ないしはダーク・キングダムを裏切り、幹部を攻撃した唯一の妖魔と呼ばれることもある。(セーラー戦士側に有利に行動した妖魔は後にバケーネなどが登場するが、幹部への攻撃を伴う明確な裏切りを見せた妖魔・ザコ敵はシリーズを通しても浦和=ブンボーが唯一の例である)


すぐさまゾイサイトの黒水晶によって人間・浦和良としての意識は妖魔の本能に塗りつぶされてしまうが、それまでに自身が稼いだ時間によってセーラー戦士たちの全員到着を見ることになり、結果として見事(自身が望んだ通り)に浄化され、元に戻った。


こうして自らの目論見はすべて達成され、運命を乗り越えた事を亜美に評価され、彼女にとって最も親しい異性の友人になる。が、話のラストで父親の転勤のために、十番中学校を去ることとなり、その際に亜美から「自身(亜美)の写真」を託される(うさぎが手渡した面白顔の写真とは違い、笑顔の写真)。


後に残っていた予知能力からダーク・キングダム(洗脳されたエンディミオン)のたくらみを察知。住んでいた町から逃げ出して十番町へと舞い戻り、第41話「もう恋から逃げない!亜美と衛対決」において亜美との約束どおり「人間として」運命にあがき、亜美とは互いの恋を確認する。


第45話「セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦」にて、マーキュリーの見る幻影として登場。最も愛するものの幻影を見せる敵により、浦和の姿を見てしまう自分に、複雑な笑みを浮かべるマーキュリーの姿が印象的である。


評価

当時男性人気の高い非常に高かった亜美と親しくなったアニメオリジナルキャラであるため、多くの痛い亜美ファンに嫉妬と反発を買った。


そのためかアニメではR以降は登場しない。(能力が強力すぎて戦いのパワーバランスを簡単に崩せるために、出すことができなかった、という事情もあったようだが)


ただしアンチも多いが同時に上記のような「定められた運命を人間という(特別ではない)立場から破壊してみせる」というを見せた行動にファンも多く、SFC版のRPGでは唯一の貴重な再登場を果たしている。


行動だけを見てみれば、メインキャラクター(亜美)の死の運命という鬱フラグを些細な行動の積み重ねで見事に覆してみせているので、セーラームーンワールドにおける立派な鬱フラグクラッシャーの一人と言える。

関連タグ

劇中関連

水野亜美 鬱フラグクラッシャー 良亜美 ブンボー 最強妖魔七人衆


レッドバトラー/バケーネ…浦和と同じく最強妖魔七人衆の一人であり、ルナに恋するデブ猫。本来なら妖魔七人衆の中でも最強とされる妖魔であるが、妖魔に覚醒してもなおルナへの愛情が強く残っていたため、戦闘シーンを見せることなく浄化された。


似た人

怪盗A - コードネームはセーラーVの登場人物。こちらはセーラー戦士に自分を倒して欲しいと願い、本当に倒されちゃった人

キリヤ/入澤キリヤ- ふたりはプリキュアの登場人物。黄色のプリズムストーンの持ち主で、主人公コンビに敵対するが、最終的には運命に逆らう決断を行い、自身の持つプリズムストーンをほのかに託す

早乙女純 - ドキドキ!プリキュアの登場人物。ジコチューにされ主人公たちに敵対したが一度は自らの精神力でそれを阻んだ

バーダック-ドラゴンボールの主人公、孫悟空の父親。ある経緯で予知能力を手にし、同時に自分たちサイヤ人を滅ぼす巨悪の存在を知り、滅亡の運命にただ一人抗った人物。

キッカー(TF)-トランスフォーマースーパーリンクの地球人側主人公で、予知能力持ち仲間。良がブンボーと化した際に見せた予知能力を活用した戦闘スタイルを使い、良にとっての亜美同様に賢くて可愛いガールフレンドがいる点も共通。

アペデマス-新ジャングルの王者ターちゃんルシュ王国編における主敵で、前述のキッカー同様予知能力持ち仲間。予知能力を活用する戦闘スタイルも同じだが、こちらは「運命に翻弄された哀しき悪役」としての側面も持つ。

ブルーノ・マドリガル-映画「ミラベルと魔法だらけの家」の登場人物。自らの不吉な予知に悩まされ行方を眩ましていたが、姪であるミラベルを助けるために尽力する。

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