最強妖魔七人衆
さいきょうようましちにんしゅう
アニメ『美少女戦士セーラームーン』に登場。
その強大な力から“幻の銀水晶”でその力を封印され、善良な人間に転生したとされる7体のオリジナルの妖魔。
ただし一体のみ動物(猫)に転生した他、クレーンの丈のように善良とは言い切れない性格の人間や火野宮司のようなちょっと下心がある人間もいる。
ダーク・キングダムに所属する妖魔達の中でも一線を画しているとされ、その身に“幻の銀水晶”の破片である“虹水晶”を秘めている。
その為、“幻の銀水晶”を復活させるにはどうしても彼らから“虹水晶”を取り出さなければならないが、抜き取るのと同時に前世の力が暴走して妖魔として復活してしまう。
その為、“幻の銀水晶”の力を狙うダーク・キングダムにとっては、銀水晶の力を得るのと同時に戦力アップに意味合いも兼ねて狙われるという傾向がある。
また、虹水晶を中途半端に抜き取られると情緒不安定になるという現象も起きる模様。
彼らを元の姿に戻すためにはセーラームーンの浄化技である『ムーンヒーリングエスカレーション』以外にも彼らと戦ってエナジーを消費させなければならないという制約があるため、戦いは避けては通れない。
また、数人は妖魔であったころの名残として、人間や動物としての姿でも数名は何かしらの超能力を行使する事が出来る。なお、一度浄化され再び人間の姿を取り戻すと、“虹水晶”の力が無くても、再び妖魔となってしまうことはない。
なお、クイン・ベリル曰く七人衆全員の力を一つに集めると“伝説の最強妖魔”を誕生させる事が出来るらしいが、その目論見は未遂に終わってしまっている為、詳細は不明…。
ちなみに彼らの中には明らかに設定上矛盾している人物もいるが気にしてはいけない。
「最強」の名を冠している割に、劇中での扱いは結局「今回の怪人(ザコ敵)」枠であり扱いもそう変わらないため、明らかに扱いが雑(ベルトスクロールのスーパーファミコン版とメガドライブ版ではゲーセーンとジジが雑魚敵として登場する始末。バケーネのみが前者とアーケード版で大ボスとして登場する形で威厳を保っていたが)なのだが、やっぱり気にしてはいけない。
更に、どう見ても“最強”と関している割には後々に登場するみんなのトラウマの方が実力が高いという突っ込みもしてはいけないのだろう…。きっと…。
もっとも、件の「みんなのトラウマ」とは組織内での役割が違う、とか、虹水晶の封印から目覚めたばかりというほぼ寝起き状態、そして銀水晶の力で善良な人間に転生していたため一部善良な心が残った状態で戦わされたため本調子ではなかった、とか、そのように考えれば理屈は通らないわけではない……かもしれない。
事実、浦和良やレッドバトラーのように好意を抱いた相手のために妖魔となっても善良な心を維持しようと藻掻く様子をみるに愛の力という妖魔と相反する力ゆえにパワーが減退していたと考えられる。
そうなるとセーラー戦士たちはダークキングダム(クイン・ベリル&四天王)の「とにかく強いやつ起こせばなんとかなるだろ」的な甘々な安直さと戦略眼の無さに救われた可能性もある。
神職者
七人衆の内、ボクシーとジジの転生体は牧師と火野レイの祖父である火野宮司と神職についている。
特に火野宮司は霊感少女のレイの祖父だけあり霊感にも優れている様子が端々に描写されている。
牧師も同様の能力があると考えられ、ネフライトの死を嘆く大阪なるに対して傍に『愛がある』と説いており、事実その時になるを励まそうとし、なるを庇って怪我をした海野ぐりおと後に恋人同士になっている。
超能力者
木野まことが一目ぼれをしたクレーンの丈は物体を浮遊させることのできるサイコキネシスを操る念動能力者(サイコキノ)、水野亜美に好意を抱く浦和良には未来を予知するプレコグニションの力を持つ予知能力者(プレコグ)であるが、幼少期からこの力を有している。
クレーンの丈は自身の力を有効活用するためにクレーンゲームの商品を大量に漁っており、良は近い将来自身が亜美に危害を加える可能性を警告するためにあえて予知能力を使って亜美を抜いて学年一位の座に就くなどしている。
芸術家
その絵を見た者の恋が実ると言われる画家の夢野ユメミはモデルを見ないと創作意欲がわかないとしている。
しかしそれはモデルとした人間の運命の相手を直観的に読み解いているとも考えられ、スランプの時期といわれた頃に前世で恋人同士であった月野うさぎと地場衛をモデルに選んでいることからも『恋』というテーマに沿えば様々な力を発揮する可能性がある。
科学者
古幡元基の恋人である西村レイカは麻布工業大学に通うエリート学生。
「人類発生の原点」を研究テーマとし、尊敬する教授のいるアフリカへと留学するなどしている。
セーラームーンの世界における現代の人類の原点には地球国と月の王国が深く関わっており、妖魔七人衆もこの両国の争いに関わるだけに因縁めいた研究テーマとなっている。
唯一の獣
銀水晶の力で善良な人間に転生する筈が、唯一獣の姿に転生したバケーネことレッドバトラー。
レッドバトラーは作中ルナに一目惚れをして彼女を護るために奮闘している。
ルナは前世から月の王族に仕える猫であるが、アルテミス共々人間としての形態を持つマウ星人である。
原作でアルテミスが相棒の愛野美奈子の危機に応じて一時的に人間体になれたように、地球と地球の戦いの最中にルナも人間体になっていたとしたら、バケーネが戦いの最中に一目ぼれしたという可能性もあり、猫に転生したこと自体もルナが普段は猫であることに起因すると考えられる。
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vs最強妖魔七人衆(アニメ版美少女戦士セーラームーン)
今回は久しぶりのセーラームーン(アニメ版)から、リクエストのありました虹水晶の”最強妖魔七人衆”です。正直、最強を名乗るには微妙な連中でしたが、エピソードは色々と濃かったと思います。 あと、おまけ。中の人ネタでぶつけてみました。5,431文字pixiv小説作品