CV/西村知道
概要
アニメ『美少女戦士セーラームーン』第30話「お爺ちゃん乱心、レイちゃんの危機」に登場する最強妖魔七人衆の1人。
現代では火野レイの祖父の火野宮司として暮らしていた(その為、肉親の1人が前世では妖魔だったというこの設定により、セーラー戦士のレイは妖魔の血を引いているという解釈が可能となり、ややこしい状態(設定に矛盾が生じている)になっている)が、ゾイサイトによって藍色の虹水晶を抜き取られた事で、前世の力が蘇り復活を遂げた。
狛犬を思わせる風貌をした小鬼の様な容姿をしており、猿の様に身軽で素早い動きで相手を翻弄しつつ、口から吐き出す突風と鋭い爪を武器としている。
接近戦においては無類の強さを誇るが飛び道具を持たない為、距離を置かれると十分に力を発揮出来ない事が唯一の弱点。
肉親が妖魔に変えられたという理由らか、レイは変身せずに必死にわずかに残されているかもしれない肉親の情に訴えかけて元に戻そうと試みるが、復活する直前に(ゾイサイトに藍色の虹水晶を抜き取られかけて、妖魔としての力が復活しかけたことが影響してなのか)情緒不安定になっていた事や、以前から無茶ばかりをいう祖父に今までのうっぷんが爆発して叱りつけた事が妖魔化した状態でも尾を引いていたらしく結局叶わなかった。
レイのおじいちゃんが妖魔化した姿という事もあって、攻撃をためらうセーラー戦士たちだったが、最後は意を決したレイの除霊とムーンの『ムーン・ヒーリング・エスカレーション』により浄化され“リフレッシュ”し元の姿へと戻った。
その後、“伝説の最強妖魔”の素材として付け狙われるが、その事を危惧したレイによって匿われている。
余談
『美少女戦士セーラームーンR』第4話(通算第50話)では、遊園地のアトラクションのバーチャルシアターに何故かカメオ出演していた(目撃者でもいたのだろうか?)。
また、スーパーファミコンのベルトスクロール版とメガドライブ版の『美少女戦士セーラームーン』では (色違いバージョン含めて)複数が登場するという、最強妖魔七人衆という肩書はどこ行ったという状態になっていた。正体がメインキャラの家族なだけに、突っ込みどころが追い付かない。(ゲーセーンにしてもそうだが)ダーク・キングダムが複製、量産に成功したのだろうか?