スクランブル…!
概要
『仮面ライダーリバイス』のスピンオフドラマ「Birth of Chimera」及び劇場版「バトルファミリア」に登場する変身ベルト。
元々はジョージ・狩崎が悪魔を必要としない変身ベルトとして開発を進めていたものの一つであるようで、キメラバイスタンプと呼ばれる複数のゲノムを同時に有するスタンプの運用を前提に作られている。
だがスピンオフ冒頭、狩崎が試しに変身しようとした際に適合できなかったのか失敗し、その反動で現れた悪魔にギフの瞳もろとも奪われてしまう。
それがこの後の悲劇に繋がるとは、まだ彼は知らない……。
行方
「Birth of Chimera」予告においては“最後の”悪魔ドライバーと銘打たれていた。
向井リュウがスピンオフ本編において入手し、仮面ライダーキマイラに変身するためにツインキメラバイスタンプと共に使用される。
その後アヅマが強奪、今度はトライキメラバイスタンプを使って仮面ライダーダイモンへ変身する為に使用される。
リバイス劇場版でもアヅマが所持しているが、スピンオフの主人公でもある大谷希望が奪取して一時的にキマイラへの変身に使う。
そして映画で登場したもう一台のドライバーは意外な人物の手に渡る事になる。
機能
複数の生物遺伝子を内包したバイスタンプ、キメラバイスタンプの使用を前提としており、それに合わせた機能が組み込まれている。
操作方法はリバイスドライバー同様のロール操作だが、必殺技発動時のロール操作の回数を変えることで必殺技で使用するゲノムを任意に選択して複数種の必殺技を発動でき、戦略に幅を持たせることができる。
なお、ツインキメラ装備時は2つ、トライキメラ装備時は3つ、左側のライトが発光する。
そしてこのドライバーにはギフの瞳が埋め込まれており、その力で劇場版本編で猛威を奮う事になる。
またドライバー単体で強力なバリアを展開可能。
但し変身者の適合によっては強烈な負荷が生じており、最悪の場合悪魔化してしまう危険性がある。
悪魔を使わないが悪魔化する危険性は持っている、まさに 悪魔ドライバー の名を関するに相応しきドライバーとなってしまった。
まともに使いこなせたのはアヅマくらいである。
余談
- リバイスライダーの変身ベルトにしては珍しく『〇〇アップ』ではない。しかし一部では『Scramble』のフレーズに発音的に『アップ』を隠しているのではという見方をする視聴者もいる。
- 当初は『スクラップ』と思われていたが、プレバンにて『スクランブル』であることが判明した。
- 作中ではドライバーの裏面を開けるシーンがあり、視聴者から『そこ開くんだ』、『弁当箱みたい』といった感想が挙がっている。
関連タグ
リバイスドライバー:リデコ元。
スクラッシュドライバー:スクラップの名を冠しており、パイプのようなパーツの配置やさながら個別アイテムからエネルギーを抽出するようなギミック、作中での操作時にドライバーの向かって右側が発光するギミックが似ている等共通点が多々。
仮面ライダーリバイスに登場する変身ベルト一覧
覇剣ブレードライバー → キメラドライバー
悪魔の要らない力の行き着く先
ネタバレ注意!!
本編第46話にて、狩崎の机の上に配線に繋がれた状態で謎のバイスタンプと共に登場。配線の先のパソコンは何かのデータの進捗状況を示していた。
狩崎「私はもう……悪魔には頼らない……」
そして、第47話にて新たなる凄まじき戦士のための変身ベルト、その実質的な試作品となるのだった。
さらなる余談
- こうしてデストリームドライバー同様、追加ユニットにより別のドライバーへ変化するベルトになったのだが、あちらがベイルドライバーにそこそこわかりやすいジョイントがあったのに対し、キメラドライバーは言われなければジョイントがあるのかわからないデザインになっているため気付いたファンはほぼいなかったようだ。
- またキメラドライバーの発注がすぐに始まらなかったのもこのユニットのネタバレを防ぐ影響だろう。