概要
『Eddsworld』は、イギリスのYouTubeユーザーであるエド・ゴールド氏や、彼の没後は友人らによって制作されていたオリジナルアニメーション(Webtoon)と4コマ漫画。
下記の重大告知の通り、2018年1月にアニメが帰ってくるとされていたが遅延し、2020年8月におよそ4年ぶりとなる新作アニメーションが公開、復活した。
現在指揮を執っているのはマシュー(マット)・ハーグリーブス氏である。
内容
同じ家に暮らすエッド、トム、マットの三人組が巻き起こす、ゾンビやモンスターなど何でもアリのハチャメチャなブラックコメディアニメ。
時折(マイルドではあるが)悲惨な死に方やグロテスクな描写もあるため、耐性のない人は注意を要する。
サウスパークのケニー・マコーミックやHappyTreeFriendsと同じく、メインキャラであろうと死亡するが次回には生き返っている。
2020年Eddsworld公式Twitterのツイートによると、メインメンバー3人は何かしら働いているらしい。
アニメーション作品の基本形態は約10分程度の一話完結。
前後編(Hammer & Fail、The End)や、シリーズ物(Zombeh Attack、Zanta Claws)、ショートショートやミュージッククリップのような作品も存在する。
初期はflashアニメだった。Newgroundsにおいてはflashゲームも存在している。
本作品のキャラクターのモデルであるエド氏とトム氏、そしてマット氏は現実においても親友である。特にエド氏とマット氏は中等学校以来の友らしく、チームの中で一番長い付き合いである。
また、各々がYouTubeチャンネルを持っており、アニメ制作やコメディー等色々な方面で活動している。トム氏に至っては現在海外における大YouTuberの一人である。
2016年3月16日(現地時間)公開の「The End part2」を以て最終回を迎えたが、2020年8月1日に「Fan Service 2」にて復活した。
登場人物
Edd(エッド)
主人公で、三人組のリーダー格。誕生日は10月28日。
自分勝手且つやんちゃな性格だが、何に関しても怠惰な面もある。
初期は自己中、サディスト、心無しと主人公にあるまじき性格だったがいつの間にか消え去っている。
原作者のエドワード(エド)・ダンカン・アーネスト・ゴールド氏がモデル&元声優。
外見の特徴は緑色のパーカーと茶髪。
メイン三人組の中で一番背が高い。最年長で26歳。
普段はやや冷ややかで怠惰的、そして何事にも関心を示さないといった態度をとっている。トムやマットをはじめとした友人には優しいが、時には友を騙してでもピンチを切り抜けることもある。
特に初期は、隣に引っ越してきた女性や朝食のベーコンなどについてトードと争ったりしていた。また、マットの自惚れや気取り屋な一面が苦手。
暇な時はだいたいテレビを観て過ごす。
コーラとベーコン、そしてダジャレや絵を描く事が好き。特にコーラへの愛はとても強い(しかしダイエットコーラは好きではない)。
ほかに、ブロッコリーにもちょっとハマっている。
「Saloonatics」では100年前のコーラが気になって飲んでトイレで吐いてしまい、トムに「なんで100年前のコーラなんか飲むんだよ!」とツッコまれた。
Ringoという灰色の猫を飼っている。
エド氏没後のEddsworld Legacyではティム・ホーテキート氏が声優を務めている。声優を交代した後から性格がより活発的になり、以前よりもお調子者になった。
Eddsworld Beyondではエド氏の実兄であるジョージ・ゴールド氏が声優を務める事になった。
死亡集
「Eddsworld Halloween Short 2005」にてマットのスレッジハンマーで殴られる。
「Zombeh Nation」にてゾンビに間違われ、ポールに銃殺される。
「Zombeh Attack 3」にてゾンビに噛まれる。
「Eddsworld Halloween Special 2007」にてイントロではジャック・オー・ランタンを投げられ頭にはまって取れなくなってしまい、マットに取ってもらおうと近づくが化物と間違えられ頭を潰される。本編ではホッケーマスクを被る奇人によって頭皮を剥がされる。
「Matt Sucks」にてトムの不安定なメガ杭マシンガンにより事故死。
「This World of Edd」にて狂って自害。
「Rock Bottom」で海の底に落ちた家のドアを開けてしまい溺死。
「Sugar Sugar」でコーラ缶に殴り殺される。
「Dream Come True」でパソコンに頭をぶつける。
Tom(トム)
無気力で大抵態度が悪い。誕生日は6月27日。
エド氏の友人トーマス(トム)・ジェームズ・リッジウェル(YouTube名:TomSka)氏がモデル&元声優。Tomska氏が離脱したEddsworld Beyondではエド・テンプラーが声優を務めている。
外見の特徴は青いパーカー、眼球がない目(初期は一本の線が描かれただけの顔、Rock Bottomでは眼球がある)、逆立った薄茶色の髪。
自身の髪型を「スティーブ」と呼び、愛用のベースギターには「スーザン」という名前を付けている。
トミーベアと名付けられる熊のぬいぐるみを持っており、ギターとコンピュータに次ぐ大切なものとされる。
メイン三人の中で最も背が低く、髪を含めてEddとMattと同じぐらいの背丈である(2017/4/7公式Twitterより)。最年少で23歳。
酒(スミノフ)と猫が好きで、宗教上の理由等によりクリスマスが大嫌い。クリスマスになるとツリーを燃やしたり、サンタクロースを撃ち殺そうとしたりするほど。また、子どもの頃から酒びたりのアル中という面もある。
メインキャラの中でも、頻繁に負傷したり酷い目にあったりすることが多い。
トードのことを嫌っており、劇中においては何度も「お前は友達じゃない」ということを強調している。
エッドと同じくマットの自惚れっぷりを嫌がっている。
ベースが得意。また、劇中歌やエンディングを担当することが度々ある。
驚いた時には必ず「Holy _____ in(on) a _____!」と叫ぶ。
両親はパイナップル(父)とボーリング玉(母)。
父は、トムが幼い頃一緒に魚釣りに出かけている際、銃を持った熊によって撃ち殺された(「Fun Dead」)。
稀に眼球が現れるが、燃えたり一瞬だけ出てすぐ消えたりする。
驚いたりした時には目が白くなる事がある。
2021年9月よりトムの所有物のトミーベアのぬいぐるみがEddsworldの公式ショップにて商品化された。
死亡集
Eddsworldにおいて最多死亡回数を誇るのがトムである。
「Eddsworld Halloween Short 2005」にてマットに剣で頭を斬られる。
「Tom's Tales of Awesome」にて巨大なミキサーに飛び込む。
同作にて崖から落ちる。
「Spares」にて殺されてクローンマットと置き換えられる。
また、トムのクローンのうち二人が大多数に反して猫を買いに行きたがったことによりゴミ箱行きになる。
「Zombeh Nation」にてゾンビに間違われヘリに射殺される。
「Eddsworld Halloween Special 2007」にて胸部を剣で刺される。
「Tom's Tales of Brilliance」にてスキーで崖から飛びジェットエンジンに吸い込まれる。
「Matt Sucks」にて故意に不安定なメガ杭マシンガンの杭を刺して自害。
「Rock Bottom」でエッドのせいで溺れる。
「Ruined」にてトード、マットと共に針穴に落ちる。エッドだけその上に落ちて助かる。
「WTFuture」にて未来の自分および未来のマットと共に街灯の下敷きになる。
「Date Night」にてマットの放射性靴下に食べられる。
Matt(マット)
頭の良くないお調子者で、筋金入りのナルシスト。誕生日は8月15日。
シーズンを重ねるごとにノリが軽くなり、頻繁に金切声をあげるようになり、そしてナルシストとしての面が強調されていった。初期はトム以上に性格が悪かったのにどうしてこうなった…
エド氏とトム氏の現実での友人・幼馴染であるマシュー(マット)・ジョセフ・ハーグリーブス氏がモデル&声優(「Casting Call」で本人役として登場)。
外見の特徴は紫(初期は黒)のパーカー、緑のジャケット、オレンジ色の髪(赤毛)。目の色はダークブルー。
エッドより少しだけ背が低い。年齢は25歳。
初期の頃は、何かとゾンビやバンパイアに噛みつかれて、メインキャラクターの中で一番最初にモンスター化してしまうことが多かった(モンスター化した後は下っ端モンスターを率いてエッド達を倒そうとしていた)。
特にエド氏が中学で描いていたというマンガでは毎回の如く死んでいたらしく、当時はマット氏に少々不満に思われていたらしい。
トードの事を少しだけ嫌っている…?が、基本的には誰とでも仲が良い。
頭が弱そうにみえるが、(少なくともエッド達にとっては)難解な言葉を使用することがある。爆発、犬、そしてシーフード(コミック68番より)に対してアレルギー持ちである。
幼い頃からトムやエドと親友。「Fun Dead」によると、幼い頃はなぜかよく熊に銃を渡していたらしい。
口癖は、「Not the face!(顔はやめて!)」と「indubitably!(モチロン!/そのとーり!)」。
死亡集
「Eddsworld Halloween Short」にてエッド、トム、トードを殺したのちアッシュ・ウィリアムズ(サブキャラ)に頭を撃ち抜かれる。
「Zombeh Attack 1」にてゾンビに噛まれる。以降、ゾンビのリーダーに。
「Zombeh Attack 3」にてチーズフォンデュに頭から突っ込む。
「Eddsworld Halloween Special 2007」にてホッケーマスクを被る奇人の下半身を蹴って怯んでいるうちにこっそり逃げようとするが階段から転げ落ちてしまう。生き延びたがエッド、トム、トードの幽霊を見て心臓発作を起こす。マットも幽霊になり、ゴーストバスターズらしきものに捕獲される。
「Matt Sucks」で吸血鬼マットが太陽の光に当たり爆死。
コミック146番にて、「缶の中の死」と書かれた缶を好奇心のあまり開けてしまう。次コマで墓石には「後悔はしてないよ」。
「Fan Service」にてトムが犬を持ってきたせいでアナフィラキシーショックを起こし死亡。墓石には「お前らマジ嫌い」。
「Fan Service 2」にてファンから送られてきたエディソードのアイデアを見た後ビルから飛び降り自殺。墓石には「この仕事マジ嫌い」。
公式派生
以下は作中で描写された派生についてである。
女性化
エピソード「Mirror Mirror」では鏡で繋がる異世界に住む女性化した三人が登場する。
性格はほとんど変わりないが、声優・外見・名前が変わっている。また「Casting Call」で再登場を果たした。
- Edd→Ell(エル)
エッドがコーラを好むように、チェリーコーラを好んでいる。
好奇心旺盛で、ダズィームと戦ったように勇敢な一面もある。
声優はエド・ゴールド氏の実妹であるビクトリア(ビッキー)・ゴールド氏が務めている。
- Tom→Tamara(タマラ)
スミノフならぬスミナフを好む。
うっとうしがりやすく、警告を受けたにもかかわらず呪われた箱を持ち帰った挙句開けてしまうようにあまり賢くないと見られる。
また、ダズィームが箱に閉じ込められていたのを笑うなど少し意地悪なところがある。
- Matt→Matilda(マチルダ)
自分の風貌にとどまらず所有するものにも愛を注いでいる。
ダズィームが怖がらせようとしているにも関わらず「ドーナツもってない?」などと問いかけており、少しばかり食い意地が張っているらしい。
製作陣のTwitterでのツイートによると、女性化トードはファンたちによってTori(トリ)という名前が作られていたが、制作陣が大層お気に召された結果公式で使われるようになった。
公式ではないが、ファンメイド映画制作陣によって製作された「Best of Both Worlds」という続編もあり、そこでは隣人の名前がエラナ、ジョアン、マルセルということになっている。
西部劇版
エピソード「Saloonatics」では西部劇パロディとして三人とライバル達の先祖らしき人物が登場する。
服装や小物、名前が変わっている。
- Edd→Detective Edward(エドワード刑事)
マシュー王子救出のためイギリスから来た無能刑事。
だがコーラを飲むとカフェインハイになり一気に何もかもを申し分なくこなしてしまう。
- Tom→Sheriff Thompson(保安官トンプソン)
トムと違い、目があるが片方に眼帯をしている。
劇の最後でイギリス移住を検討しており、トムの先祖であるならば劇中のトムはアメリカ系であるとも考えられる。
- Matt→Prince Matthew(マシュー王子)
エドゥアルドたちに攫われたイギリスの王子。現代のマットよりは頭があるらしいが結局ナルシスト。
先祖となると劇中のマットはウィンザー王朝に連なる者なのかもしれない。
- Tord→Todd(トッド)
酒場のバーテンダーで、皮肉にもトンプソンとは友人である。
彼がトードの先祖ならば、本編後に家系の誰かがノルウェーに移住した=トードもアメリカ系という事になる。
- エドゥアルド→変更なし
- マーク→Marco(マルコ)(眼帯をしていて、口髭が生えている)
- ジョン→Juan(フアン)
某ゲームの関係者が制作に携わっていたため、小ネタとしてゲームの中のある二人(匹?)が登場している。
未来版
エピソード「WTFuture」では、未来からの三人が登場する。
2021年3月〜5月に行われたEddsworld全65作品の人気エピソード投票の「MARCH M"EDD"NESS!」にてYoutubeで1番再生数の多いFun Deadをおさえ1位になったエピソードである。
- エッド
WTFutureで現れた、遠い未来のエッド。
現代のエッドより背が高く、いつもの服装に加えて黒いトレンチコートを着ており、髭が生えている。
彼の未来ではコーラが危険薬物として規制されており、このトラウマより現代のエッドを殺すことによってコーラが亡き時代を見ずに済むようにしようとする。
また、現代のエッドを逃がすまいとヴィクトリア朝よりエディソン、中世よりエッド卿、石器時代よりエッド・グ、ローマ帝国よりエディウスといった先祖たちを連れてくるも、現代的なものに恐れを成して全員逃げ出してしまう。
- トム
エッドのパラドックス的な自殺を阻止すべく、マットと共に現代に来た。
言動から察するに「レッドリーダー」なる人物に送り込まれたらしい。
「Zanta Claws II」、あるいは「Space Face」にて目に受けたレーザーが原因で目にガンを発症してしまい、目にはハイテクバイザーを着けている。バイザーの外側にはドットで目の動きが投影されている。
また、どこかの警備員か軍高官のような服装をしており、軍の場合地位が高いと見られている。
ベース「スーザン」への愛は相変わらずで、現代のエッドが武器代わりに使い破壊した時、現代のトムと声を合わせて「そんなぁ!スーザン!」と叫んでいる。
- マット
トムと同じく「レッドリーダー」に送られたらしい。
当初は片目が人工のものに、顎が金属になっていたが、未来のエッドの行いによって歴史が変わり、途端に人工物が無くなり、前髪が変わり、より老いて見えるようになってしまい、「あいつ絶対殺してやる」と恨んでいる。
緑のジャケットは健在だが、紫のパーカーではなくタートルネックになっている。
- 「レッドリーダー」
トムとマットの上司に当たるのではと思われる存在。
エッドのタイムトラベルは彼から強奪した発明品によるものらしく、相当な頭脳を持っている人物とされる。
彼に関係すると思われるマークがタイムトラベル用の発明品についているのだが、このマークはこれ以降の「Snogre」でポールたちの飛行機に、「Fun Dead」にてアーケードゲームの横にあったりするなど、現代においても存在が仄めかされている。
ファンの考察では、「前述の飛行機にトード(後述)の車と同じ「N0R5K1」の文字があり、また衝突の際に謎の3人目が降下している」「『Fun Dead』にてトードの影が見えており、3人目がトードなのが証明されている」「そもそもトードの私物に付いてた」などによりトードなのではないかとされている。
当時トム氏本人からは「そのうち明かす」とするコメントがあり、今年になってようやく全容が明らかとなった。
こちらがトム氏が明かしたその全貌であると同時にEWへの最後の決別文である。
警告:トム氏の意向に基づき、上記URL内の「レッドリーダーデザイン」とされる画像のデザインの使用を控えるように。
その他
- エディー
ジョー・グラン氏によって作られたアメリカ人なエッド。肥満体型で、ヒゲがあり帽子をかぶっていて、典型的で90年代的な奴。
黒人のトミー(トム)と女に関する話(猥談)をしたり、不在のマティー(マット)のことを馬鹿にしたりするなど、エッドと真逆で他者の気持ちはどうでもよいらしい。
元メインメンバー
Tord(トード)
暴力的な性格でトリガーハッピー。誕生日は9月6日。
エド氏、マット氏、トム氏の友人であったトード・エイク・ラーション氏がモデル&元声優。「The End」ではジェイミー・スパイサー・ルイス氏が声優を務めている。
外見の特徴は赤いパーカー(Zombeh Attack1では黒のトレンチコート)に明るい茶髪(初期は濃い茶髪)。「The End」では頬に湿布が貼られている。
年はマットと同じく25歳。身長はMattとTomの中間であるが、Tomの髪によって正確な身長は不明瞭である(2017/4/7公式Twitterより)。
ノルウェー出身であるが故にノルウェーのアクセント混じりで会話する。彼の元声優であるトード・ラーション氏もノルウェー生まれである。
共産趣味者で、HENTAIな漫画や絵が好き。その量はなんと90GB。
初期よりエッド達と行動を共にしていたが、モデルとなったトード・ラーション氏が実生活の問題と「あまり有名になりたくない」という理由で離脱した。劇中でも「夢を追いかける」という理由で都会へ行った。
エッドと同じくベーコンが好きで、トムとはかなりの不仲。
「The End」にて再登場した。
発明家となり丸くなったように見えるが……?
前述の通り、アカい軍の総司令官である可能性が示唆されており、創作もその方向性で作られている。
一番本人とかけ離れている。3時間見ていないだけで恋しくなるほどのHENTAI中毒ではないし、共産主義とも関係ないし、トムとも普通にメンバーとしての同期かつ友達であった。
2021年10月に行われた「Red October」にてトードのグッズがチャリティーイベントとして期間限定で公式から販売され、その総売上は£35000(日本円で約550万円)も売り上げた人気キャラである。
隣人(ライバル)
エッド達の隣で暮らすライバル三人組。
Eduardo(エドゥアルド)
エッドのライバルで負の双子的存在。誕生日は3月7日(声優の誕生日参照)。
口も性格もかなり悪い。
外見的特徴・口髭、深緑のボタンアップシャツ、多少癖のある茶髪(なお、隣人三人組はメインメンバーと違い眉毛が描写される)。幼いころからヒゲが生えていた。
幼少期の学校でのいざこざによりエッドのことを長年ライバル視しており、何かにつけて対抗している。
同居人のジョンに対して意味もなく暴力を振るうこともある。
ダイエットコーラが好き。エッドが注文した大量のコーラとエドゥアルドが注文した大量のダイエットコーラが両者逆に届いたことがある。
エッドとは好みが真逆のようで、普通のコーラが嫌い。
コミック195にてMovie Makersに登場した青髪のローレルという女性とは元カノ関係。
「The End Part2」でジョンが死んでしまって以来元気が無い。
声優は「Hammer & Fail」でクリス・オニールが務め、再登場の「PowerEdd」から「The End」までブロック・ベイカーが務めたが「Casting Call」ではクリスとブロックが本人役で登場し、どちらもエドゥアルド役を譲ず言い合いになって終わった為、現在はどちらがエドゥアルドを演じるか不明であったが、「The Beaster Bunny」ではブロック・ベイカーがエドゥアルドを演じている。
Jon(ジョン)
個別の対立はないが、トムの負の双子的存在。誕生日は10月24日(声優の誕生日参照)。
気が弱く、エドゥアルドに逆らえないでいる。
度々、アホなことを呟いたり、理不尽な理由でエドゥアルドに殴られている。
外見的特徴・濃い青のボタンアップシャツ、薄茶色の髪。トムとは違いちゃんと眼球はある。
「The End Part2」で死んでしまい、生き返る事も無くそのまま出番が無くなった。映っても背景の額縁に写真があるぐらいである。
Mark(マーク)
ジョンと同じく個別な対立はないが、マットの負の双子的存在。誕生日は11月5日(声優の誕生日参照)。
エドゥアルドに次いで性格が悪い。
外見的特徴・紫のタートルネックセーター、金髪、割れアゴ。
幼少期は眼鏡を着用していた。
ウサギが苦手。「The Beaster Bunny」では叫ぶウサギを見た瞬間驚いて逃げた。
脇役
Paul(ポール)
エド・ゴールド氏の友人兼メインアニメーターのひとりであるポール・テル・フォルデ氏がモデル。誕生日は8月16日。
極太眉毛と咥え煙草が特徴のオランダ人(モデルとなったポール氏もオランダ人である)。
作中においては軍事基地に在中している軍人兼パイロットとして登場する。
オランダ語・フランス語アクセント混じりで話す。
「Fun Dead」にて目に傷を負ったと見られており、「The End Part2」では片目に包帯が巻かれていた。
おそらく幼稚園生の頃から煙草を吸っている。
また、後期からはパトリック(モデルはポーランド人のパトリク・ドゥドゥレヴィチ)と一緒に行動していた。パトリックの誕生日は4月24日。
「Snogre」にてポールと共に「Fun Dead」の原因となっている。
なぜかこの二人についてトム氏が「二人のCPは公式だ」などと 冗談 をかます事態があった。
各関係者は否定したもののトム氏はネタで言っているのか、引き続き公式だと発言したとされている。
元々は超脇役であり、各エピソードのイースターエッグ的存在であった。
背景に極太眉毛のキャラクターがいたら、それはポールなのかもしれない。
ポールがメインの話も作られているが 現在はポールのモデルであるポール・フォルデ氏の詳細が書かれたwikiaのページからでないとアクセスできない。
個人制作のWEBtoonであるが故に、本編以外の短編集や番外等も多くある。
Bing(ビング)
トーマス(トム)・リッジウェルの大学の同級生でエド・ゴールド氏の友人、映像クリエイターのクリストファー・ビンガム氏がモデル。誕生日は5月5日。
エド氏生前の作品では"邪悪な映画監督"としてエド氏が演じるラリーという助手と一緒に映画制作をしていた。初登場の頃は癖の強いくせっ毛に少し老け顔で、鋭い目付きに白いボタンシャツを着ていて、性格も悪かった。
クリスマスに登場するザンタ・クロースとは面識がある様子。
初登場時の「Spares」でのビング本人の年齢はラリー(の中の人(エド氏))より2つ年下の18歳であったが、作中の年齢はトムと同じ23歳と思われる。
Eddsworld Beyondで再登場したがデザインも性格も一新し、どちらかと言うとモデルのクリストファー・ビンガム氏本人として登場している。
またクリストファー・ビンガム氏はEddsworld Beyondでのプロデューサーとして活動し、自身のYouTubチャンネルでもEddsworld Beyondの裏話を話す事も多い。
現在は四コマ漫画でしか出番がない。
Hellucard(ヘルカード)
ポール同様イースターエッグ的存在のエド氏の友人。カナダ人でカナダ訛りの英語で喋る。
本名はドミニク・シャルボノーでヘルカードはあだ名でありドミニク氏のペンネーム。
タートルグリーンの髪にドクロマークのある黒いTシャツを着ている。
アニメでは「Hey Edd!(よぉ、エッド!)」しかセリフがなく、また「Ey Head!」というジョークの看板を上げていたりしている。セリフがあったのはTV/eのコラボアニメ含め3回しかなくそれ以外はEddsworld LEGACYまでの作中の背景のどこかしらにはいる。
WTFutureでは未来エッドにも声をかけて吹っ飛ばされ、血を流して死んだかと思われていたが、普通に生きている。
ヘルカード本人もといドミニク氏はイラストレーター兼アニメーターであるが、Eddsworldのコミックやヘルカード(ドミニク氏)のEddsworld二次創作のアニメでのドミニク氏本人の描く漫画でのヘルカードは髪が赤毛で、逆立ち前髪と後ろ髪で左右になびいていて、厚めの服装でオリジナルのアニメとはデザインが異なる。この姿のヘルカードはモデルのドミニク氏いわくミスターヘルカード(MrHellucard)」らしい。
ドミニク氏の作品はこちらから見ることができる。
エッド達同様、死んだり生き返ったりを繰り返しているがある事情で再登場は不可能となってしまっている。
Zanta Claws(ザンタクロース)
トムとは違う理由でクリスマスが大嫌いなゾンビのサンタクロース。
身なりはボロボロの古びたサンタクロースの格好とほぼ頭蓋骨化してる頭に長い髭が生えている。
Eddsworldに登場するサンタクロースの前のサンタクロースを生前にやっていて、交代してからクリスマスが憎くなりサンタを誘拐したり武器を山ほど詰んだサンタのソリに乗っていたりする。また連れているトナカイもゾンビ化している。
トードの事がお気に入りらしく、トードが離脱した事を知った時はかなり残念そうにしていた。
シリーズ3作目でエッドの家にいた時はトードの物と思わしき赤いパーカーを身につけていた。
ビング(邪悪な監督)とは面識があり連絡先も知っていたが、ビングの声が聞こえなかった事からかなりの年齢と思われる。
現在はエッドの家の隅に穴を掘り、墓石を立ててその中で死体として住んでいる。
Eddsworldの仕組み
エド・ゴールド氏没後のEddsworld LEGACYからはYouTubeの広告利益はイギリスのYoung Lives vs Cancerという癌の慈善団体へ寄付されている。これはトム氏が「エドが残した遺産でお金を取るわけにはいかない」と判断した事。また公式ショップでの売り上げはEddsworldB eyondが始まる前はアニメを作るための資金(機材など)集めに使用され、今ではYouTubeの広告利益と同じく慈善団体へ寄付されスタッフには全くと言っていいほどほとんど給料が渡らない完全趣味でやってるアニメ作品になっている。言わばチャリティーアニメ作品なのである。
Eddsworld Beyondからは時々アニメエピソードにスポンサーが付いている事もある。
クリエイターのエド・ゴールド氏について
本作のクリエイター兼リードアニメーターを務めていたエド・ゴールド氏は、2006年にガンの一種である急性リンパ芽球性白血病にかかっており、一時は完全寛解したものの2011年に再発し、6年間の闘いの末2012年3月25日に23歳という若さで亡くなった。
再発当時、生存確率は70%だとされ、自らの病状をネタにしてしまうほど(「白血病の再来(公開未定)」だの「ガンなんか蹴り飛ばしてやる」だの、2回ほどネタで死んでみたり)に順調だったはずの彼の急死は関係者全員にとって予想外であったとされる。
彼の没後は、友人のトム・リッジウェル氏を主体に数名のアニメーターやスタッフが作品制作を受け継いだ。
シーズン7の『Space Face part 1』は、クリエイターであるエド・ゴールド氏が最期に関わった作品であり、また、エッドの二代目の声優としてティム・ホーテキート氏が加わった初めての作品である。
作中でエッド達が宇宙船のコントロールルーム(ヘルム)に辿り着くまでのアニメーションをエド・ゴールド氏が描きあげた。ヘルムに到着した後、エッドを照らしていた灯りだけが点滅→消されるという演出がなされている。また、その後の変声機ネタを境に声がティム氏に引き継がれている。
エド・ゴールド氏が亡くなって以降は、『Space Face part 1』の残りのアニメーションを含め、本作品のリードアニメーターをポール・ター・フォルデ氏が務める事になった(ポール氏はエド氏がメインアニメーターをしていた頃からアニメーターアシスタントをしていた)。
ポール氏のほかにも、主にオンラインで活動している有名ユーザーがゲストアニメーターとして『EDDSWORLD』のアニメーションを制作することが多々あった。
Eddsworld: Legacyの終わり
筆頭ディレクター・プロデューサー・シナリオライターとなったトム氏は、エド氏の意志を引き継いで制作を続けることを発表した。それに伴い視聴者に「制作チーム結成と運営堅実化」「全話DVD化」「1月に1話、5分程度」「音楽再編とサントラ制作」などを約束したが、エドの死に起因する重度のうつ病により制作が困難となり、一旦Eddsworldは休止されることになった。
この休止期間中に、トム氏が現状について視聴者、制作陣、そして今は亡きエド氏に懺悔し贖罪するような文章を投稿していた事が確認されている。
2013年11月21日に活動は再開され、エディー・ボウリー氏がトム氏に代わってディレクターに就任した。
だが最終的に、1月に1話作ることは出来ず、DVD化も出来ず、問題も多々起こり、トム氏は自分がEddsworldのありとあらゆる運営に失敗したと感じ、The End (Part 2)を最後としてEddsworldに関係する全てから離脱し、「See ya around, Edd… I’ll miss you always x(じゃあな、エド…君がいなくて寂しいよ)」とツイートした。
Eddsworld: Legacyの最終話であるThe Endには、エド氏の死とそれ以降のトム氏の心情、そしていかにガンが全てを引き裂いて去ったのかという、トム氏の思い全てが詰まっているという裏話もある。
その後
トム氏は離脱につき、Eddsworldの所有権を故エド氏の家族とマット氏に譲り、エド氏の母であるスーザン(スー)・ゴールドは彼女がショーを継続させるとした。
マット氏は「まだ終わっていない」とし、いつかはアニメーションが復活するであろうことを示唆していた。2017年初頭より公式サイトを復帰させ、Eddsworldのコミック制作を自らの手で再開し、コミックの筆頭絵師とシナリオライターになっている。
公式リンク
Newgrounds (初期は主にNewgroundsに作品を投稿していた)
コミックは元々エド・ゴールド氏によって手掛けられていたが、彼が亡くなった後は様々なアーティストによって公式サイト、TwitterやDeviantArtなどで更新されている。
表記揺れ
作品のタグについて."Eddsworld"とするか すべてを小文字で"eddsworld"とするかで検索結果に支障が出てしまう。
二次創作について
この作品は一般的なテレビアニメーションと違い、個人制作のアマチュア作品である。
また、本来の製作者が故人である事、キャラクターの大半が実在する人物(主にアニメーションスタッフ)がモデルとなっている事から、BLなどの二次創作に当たっていわゆるナマモノと同等に慎重に扱うべきではないかと思われる。
(例:タグを付けない、伏字を用いる、マイピク限定にする、Twitterには鍵をかけるなど)
しかしガチガチのナマモノでないが故に扱いがとても難しいので二次創作やBLイラストは慎重に扱うように。
海外においてはエッドたちの名字を少々改変/捏造して使用するという方法が少ないがとられつつある。
(例:Edward Gold、Thomas Thompsonなど)
またこちらもあまり使用されていないものの、18禁関連の住み分け用にSinsworldというタグもある。
同人規約
公式では発表されてはいないが
全年齢向けは現地や通販での販売は可能だが、成人向け作品は現地販売のみで通販での成人向け作品の販売は原則禁止である
また同人グッズは自分用目的以外で販売用の物はpixivFACTORYの利用はお控え願います(公式画像や公式に寄せすぎた絵柄でもグッズ製作が出来てしまうため)
公式ロゴや公式イラストを使った同人誌や同人グッズは禁止とさせていただきます
迫る再始動
現在の運営者であるマット氏がRedditにおいて「来年1月に続編を出す」と発言したがアニメーションおよび私生活でのトラブルが起きてしまい、大幅に遅延していた。
しかし昨年の11月14日、公式アカウントとマット氏より突如公式オンラインショップの再起動が発表された。同時に、マット氏はこれがEddsworldのための軍資金集めだと発言している。
大量にオーダーが来ればEddsworldをフルタイムで制作できるとのこと。
復活を明示したRedditフォーラムはこちら。
発言内容および翻訳:
EDDSWORLD IS CONTINUING. (self.Eddsworld)
MattLobster (Verified Matt) が 1ヶ月前 投稿 - announcement
It's exhausting trying to convince all of you that Eddsworld isn't over. Just as soon as I've told you all it isn't someone implants a new seed of doubt. It's coming back, January.
Eddsworldは続く。
Matt Lobster(Reddit公認)が 1ヶ月前 投稿 - 告知
Eddsworldが終わったわけじゃないって皆に信じさせるの、本当に苦労してるよ。
まだ終わってないんだよって言った矢先にまた誰かが不安の種を蒔いてくるからさ。
1月に帰ってくるよ。
Eddsworld: Beyond
We're back.
僕達は帰ってきた。
2020年8月1日(現地時間)、およそ4年ぶりとなる新作アニメーション「Fan Service 2」が公開された。
ディレクターはマット・ハーグリーブス氏、プロディーサーはクリストファー・ビンガム氏、メインアニメーターはジョン・ロペス氏である。
兄弟作品
トーマス・リッジヴェルことトムスカ氏のYouTubeチャンネルにEddsworldに関係している兄弟作品が存在する。
asdfmovie(アスダフムービー)
asdfmovieはシンプルなデザインのブラックジョーク短編アニメ集。2006年から年に1本アップロードされている。Eddsworldの人気エピソードのFun Deadの遊園地の舞台もこのasdfmovieから来ている。またEddsworld LEGACYとスタッフがほぼ同じである。
作中に出てくる「I like Trains」だけのセリフを言うエッドに似てるキャラはエド氏が声優を務めてるがEddsworldのエッドではなく『ライアン』というasdfmovieのキャラである
CRASH ZOOM(クラッシュズーム)
CRASH ZOOMは主人公ベンたちをはじめとしたYouTuberたちが繰り広げるなんでもありのブラックコメディアニメ。主人公ベンの声優はトムスカ氏が務めており声もEddsworldのトムとほぼ同じトーンである。asdfmovie同様2015年から年に1本アップロードされているが2020年は2本エピソードがアップロードされている。
CRASH ZOOMとEddsworldは特にクロスオーバー的なネタが含まれており、CRASH ZOOMにはエッドとトムがEddsworldにはベンとルーシーが背景としてチラッと登場している。
特にEddsworldのPower Eddのネタはよく使われており、Power Eddに出てきたモンスターがCRASH ZOOMのOrcs&Dorksに登場したり、Power Eddの回想シーンでベンとルーシーが端の方にいたりする。
またEddsworldのTrick or Threatに登場した少女はCRASH ZOOMのメインキャラのケイトである。