概要
『スーパーマリオブラザーズ3』のワールド7に当たる。
前ワールドの氷の国から一転して南国の島が舞台となる。
12の小島からなる国で、島から島へ土管を使って移動する。というか、よく見ると島の並びそのものが3つの大きな土管の形になっているように見える。
コース中にも大量に土管が登場し、様々な種類のパックンフラワーが繁茂している。
ステージの特徴は迷路やパズルをテーマにしていることであり、コース9のような純粋な迷路もあれば、コース2のように一定の手順で立ち回らないと先へ進めないタイプ、コース7のように一定の解法を辿らないとどうあがいても進めないようなものまで様々。
このワールドではブロスに代わってマップ上にパックンが現れる。
ブロスと違って動かないがオルゴールは効く。
英語名は「PIPE MAZE」(パイプ・メイズ)。
キノピオの家は3つ、絵合わせゲームは3つある。
各コースの説明
コース1
土管を使って上へと上っていくステージ。
コースの左右はループしている。
ちなみに横向きのパックンフラワーはここで初登場。
隠し1UPキノコは3箇所ある。
実はスタートとゴールが繋がっているが、見えない壁の影響で直接ゴールには行けない。
コース2
W2以来久々の砂漠ステージ。
長い土管が開いている場所は、隠し音符ブロックで橋を作ろう。
このコースに登場する47枚のコインのうち、46枚入手すると隠れキノピオの家が現れる。
ただし、Pスイッチでブロックから変わったコインを全部取るのは、カエルマリオでないととても難しい。
貰えるアイテムはパタパタの羽。
コース3
草原のコースで後半からジュゲムが追いかけてくるなど、コースの構造はワールド3-4とほぼ似ている。
スタート直後のブロックを叩くとスターが出る。
また、以降にも連続スター入りのハテナブロックがあり、スターの効力中に叩けば続けてスターが出現するものの、効力が切れた状態で叩いてもコインにしかならない。
遅くてもここまでに連続スターを取るテクニックを会得しておかないと、コース7で確実に死ぬこととなる。
Pスイッチがあるものの、踏んで出てくるのは隠れたコインが8枚のみなので、時間の無駄にしかならない。
コース4
強制スクロールの水中ステージ。
動きの早いブクブクやスイチューカ、巨大プクプクや散らし子連れゲッソーが邪魔してくる。
中盤のしびれくらげ地帯は微妙にスクロールが上下しているので、間を縫うように慎重に操作しよう。
ハンマーマリオならしびれくらげ以外を倒せるので、攻略に手こずったら変身しよう。
ちなみにスタート地点の後ろには隠し1UPキノコがあるので、しっぽが必要となる。
コース5
上に下に移動しながら、右の出口へと進んでいく地下のステージ。
1UPが出てくる隠しブロックは2か所ある。
出口に続く土管の前は、前もって橋を作っておこう。
パックンステージ1
地形のすべてが土管で出来たコース。制限時間は200。
小さい土管からはブラックパックンが出たり引っ込んだりを繰り返す。
出入りするタイプのブラックパックンは、ポーズ画面にしていても一定時間ごとに出入りを繰り返すため、誤って踏みそうならポーズをかけてやりすごすという一風変わった対処法がある。
宝箱の中身はパタパタの羽。
砦1
この砦はブンブン以外の敵はいないが、しっぽマリオかタヌキマリオでないとブンブンの部屋には辿り着けない。
隠し部屋の中にはタヌキスーツがある。
このコースのブンブンは飛行するタイプ。
この砦の制限時間は200と短いため、タイムアップに気を付けよう。
ただし、Pスイッチでブロックを大量のコインに変えることができるため、時間切れまでコインを稼いで無限1UPが可能である。
クリアすると、パックンの上にある扉が開かれる。
コース6
コース1と同じく上へと進んでいくステージ。
コース1との違いは、矢印の方向に進むリフトが出て来ることである。
「!」マークのリフトは着地する度に進行方向が↑←↑→…と変わる。
出口に続く土管の手前に出て来る横パックンフラワーに注意。
また、出口前に隠しブロックで1UPが隠されている。
ワールド6-9と同じくスタート地点とゴール地点が繋がっているコースで、パタパタの羽を使えば楽にクリア出来る。
コース7
ブラックパックンの上を無敵状態になって駆け抜けていくステージ。制限時間は200。
後半に出て来る土管は1マス分しか空いておらず、空を飛ぼうとしても進めないので、スーパーマリオ以上ならしゃがみ滑りで抜けるしかない。
コース8
様々な種類のパックンフラワーが行く手を阻むステージ。
このコースにはハンマースーツが手に入る隠し部屋がある。
ハンマーマリオになれば、ファイアでは届きにくい高い位置のパックンも倒せるので楽に進める。
ゴール直前では、このコースにだけ出てくるファイアプチパックンも登場する。
ハンマーマリオならば、しゃがめば火を防げる。
コース9
土管で出来た立体迷路を進む砂漠のステージ。
とにかく狭い場所での戦いになりがちなので、敵の動きを良く見て対処しよう。
コインがずらりと横に並んでいる部分に1UPが隠されている。
砦2
パックンフラワー、テレサ、ドッスン、クッキー、カロンなど敵が多い砦。
ハンマーマリオならばクッキー以外を倒せる。
この砦のブンブンはハイジャンプタイプ。
クリアするとコース9左の扉が開かれる。
パックンステージ2
城を目前に再びパックンのステージが待ち受ける。制限時間は200。
ファイアパックンの吐く火の玉に注意しよう。
ブラックパックン地帯は音符ブロックに乗って進もう。
宝箱の中身はスーパーキノコ。
飛行船
王様はFC版ではファイアパックン、SFC版以降ではヨッシーにされていた。
これまでの2倍ほど長い飛行船。
ナットやバーナー砲台、スパナを投げるプーが立ち塞がる。
このコースのプーはスクロールが消えるまで復活するタイプだ。
このワールドは土管で島を移動するという都合上、飛行船に逃げられると追いかけるのが非常に面倒。
錨があれば動きを止めることが出来る。
ボス:ルドウィッグ
最後に登場するコクッパは長男のルドウィッグ。
しかもロイと比べて動きも素早いため、震動を食らうとほぼ高確率で体当たりや魔法攻撃を食らってしまう。
ロイと比べて地形が凸凹しているのも地味に厄介で、地震攻撃を立て続けに繰り出すこともある。
頭を踏んで甲羅に引っ込んだ時も震動を起こしてくるので注意。
とにかくルドウィッグが着地するタイミングを誤らないようにしよう。
ロイ戦と同じくパタパタの羽があれば地震攻撃を無効に出来るので幾分楽に戦えるだろう。
なお、ルドウィッグが地震攻撃をしてくるのはこの作品だけで、以後の作品では横宙返りやふんばりジャンプなど身軽な動きを見せる。
後に実はイギーは彼よりも体重がある事が判明する。
魔法の杖で、自分を重くする魔法をかけていたのだろうか?
クッパからの手紙
いつものように「ピーチ姫から手紙が来ております。」とキノピオに言われて手紙を受け取ったマリオ。
しかし、差出人はクッパで、その手紙にはこう書かれていた。
「へっ!お前がウロウロしている間にピーチは預かったぜっ。
悔しかったら俺様の城まで来てみやがれ!
ぐわっはっはっはっ… クッパ」
忘れられがちであるが、このゲームではピーチ姫は最初は攫われていないのである。
ワールド1から一気にワールド8にワープするプレイヤーが多いためか、最初から攫われていると勘違いされているようだ。
GBA版では、オープニングでピーチ姫は最初は攫われていないことが明示されると同時に、ワールド7を経由せずに笛で一気にワールド8にワープした場合、この手紙がマリオの元に直接届く演出に変更された。
口調は近年のクッパよりも、むしろワリオに似ている。
これまでと違って、アイテムは何も貰えない。
関連動画
BGM(FC版)
BGM(SFC版)