概要
マリオのヤツがどこまでガンバレルか楽しみだなー。
ワールドのマップも先に進むにつれ、どんどん複雑で広大なものになってくるよ。
それはそうと、暗黒の国だけはオヤジしか知らなくて何もわかんないんだ。
でも、何か、すごい新兵器を作っているのをちらっと見たことがあるよ。-取扱説明書より、レミー談
『スーパーマリオブラザーズ3』のワールド8に当たる。
クッパの本拠地たるこの国は、戦車や戦艦などが待ち構える。レミーの台詞を信じるならクッパが作り上げた新兵器のようだが。
このワールドではキノピオの家も絵合わせゲームもないが、マップ上にブロスの敵ユニットも登場しない。
そのため、戦車や戦艦が配置される。
アイテムや残機を増やせる場所が少ないため、ワールド1からワープしてきた場合は
苦労するであろう。
英語名は「THE CASTLE OF KOOPA」(ザ・キャッスル・オブ・クッパ)。
取扱説明書では説明文が一部のみしか見えず、レミーの吹き出しで隠されている。ステージの画像も真っ黒で、?としか描かれていない。
各コースの説明
第1エリア
ステージ数は戦車と戦艦の2つ。
戦車1
強制スクロールステージ。
無数の戦車から砲弾やボム兵が次々と発射される。
このコースのボム兵は、発射されてから数秒で自爆するタイプなので、爆発に巻き込まれないようにしよう。
砲台は数個がひとかたまりでセットされている事が多く、1ヶ所を踏み台にしてジャンプを試みるとジャンプの軌道上を狙う形でもう1台設置されていたり、砲弾の安全地帯と言わんばかりに谷間状になっている箇所へボム兵が投下されたりと、コンボが成立するよう組み合わせて仕掛けられているものが多い。
また、プーの投げたスパナは動きが遅いため長く画面上に残る。
このコースのプーは倒せば復活しないので投げる前に確実に仕留めよう。そのほとんどは、戦車から次の戦車へ飛び移ったところを狙ってスパナを投げてくる。ジャンプして戦車に着地したらプーがいるものだと思ったほうがよい。
パワーアップアイテムは中盤の1箇所しかない。それも1マス分しか空いてないため、スーパーマリオだとしゃがみ滑りでないと叩けない。
土管の直前では、巨大な土管から巨大砲弾が飛んでくる。
通常の砲弾より動きが早いため、見てから避けるのは難しい。踏みつけは一応可能。
戦車団の団長を任されていたのは、ブーメランブロスだった。ここまで来たら確実に倒そう。
宝箱からはスターが手に入り、取るとコースクリアとなる。
戦艦
2番目のコースは灼熱の海に浮かぶ戦艦のステージで、戦艦は全部で3隻ある。
このコースのプーは画面から消えるまで何度も復活するタイプのため、討ち漏らすと厄介になる。
スタート直後にパワーアップアイテムが入った?ブロックがあるが、砲台が斜め下向きになっているため、無理に取ろうとすると当たりやすい。
戦車1では1門だけだった巨大砲台も、ここでは更に増えている。
ただし全体的な砲台の数は控えめで、コンボを狙ったような意地悪な配置はほとんどない。フィールドが浮き沈みを繰り返すので、弾の軌道の予測には注意を払うこと。
ボスの部屋に続く土管の直前では、ボム兵が現れるのと同時に自爆するので要注意。
ボスはブンブンで、ハイジャンプするタイプ。
実はこのコースの海は入っても即死にならない。
マップ画面が溶岩であることと、これまでの砦コースで溶岩が待ち受けていたことから錯覚しやすいのだろう。
1隻目と2隻目の間から海の中を泳いでいけば、幸いプクプクがいないので楽に進める。
画面には見えないが、マリオを沈ませないように泳ごう。
ゴールの土管に飛び上がる時は、ちびマリオなら比較的やりやすいが、スーパー以上だと船が下がりきった時でないと乗り上がりにくい。
GBA版では舳先が1マス分削れたため上がりやすくなった。
第2エリア
最初の土管を抜けた先には、渦巻きのトラップゾーンと、難関・高速飛行船が待ち構える。
トラップゾーンは5つのうち3つがコースになっている。制限時間はいずれも200。
クリアしていなくても通り抜けることは出来るが、時々強制的にコースに引き摺り込まれることがある。
通常通り自発的に挑戦することも可能。
宝箱の中身はいずれもスーパーこのはである。W8でアイテムを入手出来るのは、ここと戦車1しかない。
また、ハンドトラップはゲームオーバーになると復活するコースのため、ここでスーパーこのはを集めるのも一つの手だろう。
渦1
4種類のブロス達が待ち受ける。
最初に出て来るファイアブロスはまともに相手すると厳しいので、戦車1で手に入れたスターをここで使うのも手だ。
次に出て来るハンマーブロスは2匹1組で襲い掛かる。下段のブロックにはパワーアップアイテムもある。
3番目はブーメランブロス。最後にはヒマンブロスが出て来る。
下は溶岩だが、3つのうちここだけは落下ポイントがないため、ブロスの動きにだけ気を付ければいい。
ただし、パタパタの羽根で高く飛びすぎると即死する(スーパーマリオアドバンス4だけは大丈夫)。渦ステージ共通の仕様なので、パタパタの羽根で飛び越えるときにはあまり高度を上げすぎないように。
渦2
W5の砦2と同じく、無数のバブルが溶岩から飛び出て来る。
バブルが降りる瞬間を狙って飛び越えよう。シンプルなうえ異様に短いコースであり、どう見てもこのワールドの難易度ではないため、チャレンジしない手はないだろう。
渦3
溶岩から次々とプクプクが飛び出してくる、苦手な人はとことん苦手。
プクプクの狙いもかなり正確なので、高い位置ならば比較的楽に対処出来るだろう。
アイテムに目が眩んでハテナブロックを叩こうとすると大体引っかかる。飛び出すプクプクさえ見切れるなら、無欲で突っ走ればなんてことのないコース。
高速飛行船
その名の通りスクロールが非常に早い飛行船で、本作屈指の難関エリア。
殆どの甲板にはプーが潜んでおり、スパナを投げられると面倒になる。
終盤では高低差と甲板の距離間が激しくなる。
もたもたしていると、画面とバーナー砲台に挟まれたり、画面の端に押し出されて落下したりする。
しかしミスになる最大の原因はむしろ逆であり、焦り過ぎて先を急ぐあまりトラップに正面衝突したり足を踏み外すパターン。
いくらなんでもコンマ1秒を争うようなスピードではないので、次の足場をきちんと確認してから飛び移っても案外遅くない。
プーは復活するタイプだが、復活する頃にはスクロールアウトしていることもよくある。ジャンプの飛距離を調整できるようしっぽマリオに変身しておくと有利。
どうしてもクリアできないならパタパタの羽を持ち込む手も。相性は抜群である。
待ち受けるボスはブンブンで、こちらも飛行するタイプ。
第3エリア
このエリアは、自分のいる所以外は真っ暗なエリアで、これが「暗黒の国」の名たる所以である。
通常コースが2つあるが、ゴールパネルも2つしかないので、予めパネルが1つはないと揃わない。
コース1
ここでやっとコース1なのだが、難易度はこれまでの戦車や飛行船の比ではない。
鬱蒼とした森のエリアで、随所に多重的にキラー砲台が置かれている。
しっぽマリオならばスタート地点からいかにして飛び、1UPが出る大ブロックが置かれた土管に入れるかが問われてくるだろう。
土管から出る前にメーターを最大にして飛ぶ時間を確保したい。
また、砦以外でテレサが出て来る唯一のステージである。
コース終盤には、音符ブロックをトランポリン代わりに、離れた高い土管に飛び乗るポイントがある。
コース2
夜の砂漠のステージ。
最初の流砂の下には、隠し部屋に繋がる土管が2つある。
長い坂道を下っていくと、久々に怒り顔の太陽が登場する。
ハンマーマリオなら倒せるが、そうでない場合は避けるしかない。
甲羅をぶつけようにも、穴に浮いているパタパタしかいないため出来ない。
音符ブロックで穴を飛び越える箇所は太陽の動きに注意しよう。
隠し部屋は太陽をパスできるため、知っているならば何の問題もないコース。
砦
最後の砦ステージは、とにかく広く道に迷いやすい。制限時間は400。
斜めに動くドッスンはこのステージにだけ登場する。
1UPが5つもあるものの、Pスイッチが必須であったりドッスンをかわしたりと、取るのは容易ではない。
ブンブンの部屋に繋がる砦はPスイッチを押さないと現れない。
場所は、上にベルトコンベアがあり、下には横に動くドッスンがいる突き当りの壁だ。
ブンブンのいる部屋に繋がる通路は1マス分しかなくトゲが生えているため、スーパーマリオ以上ならしゃがまないといけない。
ここのブンブン戦は足場がベルトコンベアになっており、常に右に動き続ける。
ブンブンはハイジャンプするタイプ。
頭を踏むよりファイアマリオの方が対処しやすいかもしれない。
クリアすると、砦の後ろにある土管の前の扉が開かれる。
最終エリア
クッパ城がそびえる最後のエリア。
城までは一本道だが、直前に戦車が待ち受ける。
戦車2
クッパ城を目前にしてのステージ。
クッパ軍団の最終防衛ラインらしく、とにかく砲撃が凄まじい。
天井からの砲弾、下からの砲弾、特攻を仕掛けるボム兵、スパナを投げてくるプーと、これでもかとばかりに苛烈に攻めてくる。
このコースのプーは、倒せばもう復活しないので確実に仕留めよう。
ただし、砲台は戦車1と違ってオーソドックスなタイプがほとんどなので、シンプルに弾道を見切ることがそのまま攻略法としてほとんどの場面で通用する。また、数こそ多いが、意地悪な組み合わせは多くない。
そして、土管の先はブンブンとの最後の対決となる。
最後のブンブンは空を飛ぶタイプだ。
クリアすればクッパ城への扉が開かれる。
クッパ城
入り口には、レーザー光線を吐く3体のクッパの石像がマリオを出迎える。
斜め下に向けてレーザーを撃つので石像の上に乗っかれば良い。
最初の階段を上った先にある扉はダミーで、ドッスンとカロンのいる部屋に繋がるだけで、結局再びスタート地点に戻される。
クッキーが回っている階段地帯を抜けると、チクワブロックが浮かぶ溶岩の海に出る。
その前に1UPが隠れているので取っておきたいところ。
バブルが飛び出てくるので、落ちた瞬間を狙って飛び越えよう。
ここからはルートが分岐している。
《上ルート》
上ルートでは、クッパまでの道程は少し短いが、パワーアップアイテムは手に入らない。溶岩の上を渡るための足場はチクワブロック。
《下ルート》
下ルートでは、クッパまでの道程は少し長いが、パワーアップアイテムが手に入る。溶岩の上を渡るための足場は赤いレンガブロック。
どちらのルートも多数の石像が出て来るが、レーザーを出すのはどちらも1体目のみである。
VSクッパ
いよいよクッパとの最後の戦い。
クッパは軽くジャンプながら火を吐いた後、マリオ目掛けて押し潰そうとしてくる。
ヒップドロップでレンガが2マス分崩れるため、それを利用して穴を掘らせて落っことすのが基本的な倒し方だ。
上ルートから来た場合は最初から1段低い状態で始まるが、穴が真ん中の4マス分しかないため、狙って落とすには1ダメージを覚悟する必要がある。
下ルートは穴が広いため、下ルートの方が倒しやすいだろう。
ファイアやハンマーでも倒すことが出来る。(ちなみにコクッパにはハンマーは効かない。)
しかし、得られる得点はたったの100点である。
実はクッパの股下には当たり判定がないため、しゃがんでいるだけでダメージを受けないという裏技があった。
SFC版でも可能だが、GBA版は判定が修正されたため不可能となった。
ちなみに、ファンファーレはFC版とSFC版では本作のワールドクリアのファンファーレだが、
GBA版では、「スーパーマリオブラザーズ」のワールドクリアファンファーレ(スローアレンジ)に変わっている。
余談だが、ピーチ姫の扉が開いた時に扉に入らず穴に落ちると勿論ミスになる。
GBA版では扉が開くと強制的にスーパーマリオになる。
エンディング
ありがとう!やっと、キノコの世界に平和が戻りました。
おしまいっ!
[英語版]
Thank you! But our Princess is in another castle…
Just kidding! Ha Ha Ha, Bye-Bye!
(「ありがとう!でも姫は他の城にいるの…冗談よ!ハハハ、じゃあね!」)
カーテンが一旦降りて、その後8つのワールドを紹介する映像が流れる。
ワールド8の紹介が終わるとカーテンが降りて「THE END」と出て物語は終わる。
英語版での文章は「スーパーマリオブラザーズ」でのワールドクリアを意識したものとなっている。
GBA版では、全てのコースをクリアすると新しいエンディングに変更される。
ただし、旧来のエンディングは見られなくなる。
余談ではあるが、「おしまいっ!」の出方も若干異なっている。
FC版「お・し・ま・い・っ!」
SFC版「お・し・ま・いっ!」
GBA版「お・し・まいっ!」
関連動画
マップBGM(FC版)
マップBGM(SFC版)
クッパ戦BGM(FC版)
クッパ戦BGM(SFC版)
関連タグ
スーパーペーパーマリオ:クッパ戦のBGMが暗黒の国のアレンジ版。
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