ブラキオサウルス・ドーパント
ぶらきおさうするどーぱんと
概要
『風都探偵』に登場する“裏風都”を拠点として活動する謎の勢力「街」の一員で“ブラキオサウルス”の記憶を内包したガイアメモリとガイアドライバーrexを使って変身する上級ドーパント。
頭部からブラキオサウルスの骨を生やしており、右腕は太い脚のような形状となっている。宛らブラキオサウルスの骨格を身に纏ったような人型の姿をしている。
それだけなら古生物系のドーパントなのだが、最大の特徴は同じく恐竜系ドーパントのティーレックス・ドーパントやトライセラトップス・ドーパントと違いビッグ・ブラキオサウルスとも呼べる最初からビルや山と同等サイズの巨体を持っていること(あちらは等身大サイズがデフォルトで、巨大化する形態を別に持っているが大きさはブラキオには及ばない)。その体格故か、ドライバーは他と違って胸部辺りにあるなど文字通り規格外そのもの。
現状判明している姿が通常形態とすると、人型では恐らく史上最大のドーパントに分類される。
変身者は、正装の少年千葉秀夫。幼い外見でありながらも内面は大人びており(正体を考えると当然か)、度々独断行動を起こすスクリームこと五条一葉のお目付け役も担当している。
ハイドープ能力なのかは不明だが、相手の行動を支配する思念波を出すことができる。第五巻ではそれを使ってときめ相手に外見不相当なゲスい一面を垣間見せていた。
能力
見た目通りの巨体や怪力を秘めており、万灯雪侍が「暴れたら病院ごと消えてなくなる」と発言するほどの凄まじい破壊力を誇る。伸ばした骨の頭部から繰り出す息吹きは瓦礫などを一瞬で吹き飛ばし、ビースト・ドーパントの体を噛み千切れるほど顎の力も強い。更に頸椎から骨の一部を弾丸のように飛ばす事もできるなど遠距離攻撃も可能。
この他、体表に浮き出ている骨の隙間から黒い泥のようなものを分泌させ、そこからマスカレイド・ドーパントに酷似した兵隊「化石兵ボーンズ」を次から次へと生み出す能力も持つ。ブラキオサウルス本体はその巨体故に小回りが利かない為、それをカバーする為に身につけた能力と思われる。なお、ハイドープゆえこの能力は変身前でも使用可能。
余談
コミックの巻末付録によればデザイン画時点では標準的な大きさだったが、ネーム段階で怪獣並みの大きさに書かれる事になったらしい。
関連項目
ティーレックス・ドーパント、トライセラトップス・ドーパント…ブラキオサウルスと同じく、恐竜系のドーパント。現状で巨大化した姿しか見せていないブラキオとは違い人間サイズの姿もあるが、やはりこの2種も巨大化する。しかし大きさはブラキオには及ばない。
獣電戦隊キョウリュウジャー…恐竜繋がりのブラキオサウルスモチーフの獣電竜(ロボットの合体パーツ)も存在する戦隊で、脚本家は風都探偵と同じ三条陸氏である。