概要
「ひとつなぎの大秘宝」(ワンピース)とは尾田栄一郎による漫画作品ONEPIECEに登場する伝説の宝である。
偉大なる航路を制覇した海賊王ゴールド・ロジャーが新世界の最奥部に残したと言われる。
海賊たちの間に流布されている噂では、ロジャーの秘宝は「富」と「名声」と「力」という3つの要素がひとつなぎになっていると語られており、それゆえに「ひとつなぎの大秘宝」と呼ばれている。
詳細
「おれの財宝か? 欲しけりゃくれてやるぜ… 探してみろ この世のすべてをそこに置いてきた」
という言葉により、大海賊時代が始まった。
作中ではこの宝を手に入れることは海賊王になることを意味し、登場する海賊のほとんどがこの財宝を求めて海へ出ている。
そしてほとんどの海賊は程なくして現実の厳しさを知り、夢と冒険を諦めて略奪で糊口を凌ぐ単なる犯罪者に落ちぶれてしまう(かつての彼が典型例)。
作中で「ひとつなぎの大秘宝」を本気で求めるのは現実の厳しさをまだ知らないルーキーたちか、高い実力で現実の厳しさを乗り越えてきた大物たちに二分される。
なおそのような重要な立ち位置で連載開始から25年以上経ったにもかかわらず、今も大まかな概要しか分かっておらず、今なお謎が多い。
ロジャーはこの大秘宝について「この世のすべて」と語って処刑されたのだが、別の話では「とんだ笑い話」とも語っており、他にも自由を何より好むロジャーの性格から、おそらく一般的に連想される宝物の類ではないと予想されている。
わかっていること
作中より
- ロジャーが「この世のすべて」というほどの宝。 (1話)
- ラフテルと呼ばれる島にある。
- 偉大なる航路に残されている。 (105話)
- 世界がひっくり返るといわれる。 (576話:白ひげの台詞)
- 実在する。(同上)
- この秘宝を発見したロジャー海賊団は全員涙が出るほど笑っていた。 (967話)
- ロジャーより前の時代に、ジョイボーイがラフテルに残していた。 (同話:ロジャーの台詞)
- ロジャーはその宝がある島の名前を爆笑しながら『笑い話(Laugh Tale)』と名付けた事から『存在そのものがある種の凄まじいジョーク・笑い話』である。
- 同伴したロジャー海賊団のメンバーの反応、その時のことを回想していたおでんの愉快気な笑みから少なくもロジャー海賊団にとって『笑い話』は『悪質な冗談』の類ではなく『最高のジョーク』である模様。
- ビッグ・マム曰く、関係するものが「ワノ国にもある」。
- ナレーションでは「世間はロジャーが手に入れた全ての物を総称し"ひとつなぎの大秘宝"と呼んだ」とある。(968話)。
- レイリー曰く「早すぎた」つまり何かしら条件が整っている必要がある。
- ロジャー達の時代から20年後に訪れるべきであった。
外部出典より
要出典
- 人を蘇らせるとかそういうことはできない
直訳
「ONE」→「一つ」
「PIECE」→「欠片(ピース)」
関連タグ
宇宙最大のお宝:東映によるパロディとも呼べるキーアイテムだが、使う代償の内容上、宇宙海賊達の苦労に全く見合わない代物だった事から破壊される。