→ 詳細はWikipedia:SU-100_(自走砲)を参照。
概要
第二次世界大戦中、ソ連が開発・運用したT-34中戦車ベースの自走砲。
T-34がD-5S 85mm戦車砲を搭載するT-34-85に更新され、対戦車自走砲SU-85の存在意義がなくなったため火力の増強を図ったもので、SU-85の車体にD-10S 100mm戦車砲を搭載した。
SU-85より前面装甲が厚く、車長用キューポラが増設されている。長砲身により発射初速は895m/秒に達し、距離2,000mからティーガーⅠの前面装甲を撃ち抜く事ができる。
D-10S 100mm戦車砲の生産が遅れたため、1944年12月までSU-100の車体にD-5S 85mm戦車砲を搭載したSU-85Mも生産された。
1946年にD-10T 100mm戦車砲を搭載するT-54戦車が採用され、生産が終了するまで1,675輌が生産された。
戦後はチェコスロバキアでライセンス生産され、主に中東へ輸出された。ユーゴスラビアやキューバなどにも売却、供与されている。