バロン・ジモ
ばろんじも
プロフィール
名前 | バロン・ジモ Baron Zemo |
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本名 | ハインリヒ・ジモ Baron Heinrich Zemo |
性別 | 男性 |
属性 | ファイト |
必殺技 | バロンズ・ソード |
概要
CV:武虎
コミックのキャラクターとしては初代バロン・ジモとされているが、設定上はジモ男爵家第十二代当主。"Masked Demon"の異称を持つ。
第二次世界大戦中の科学者。
近接戦闘と射撃の達人で、名戦略家でもあり、戦術用語を交えた言動が特徴的である。
光線兵器の専門家であり(接着剤の専門家ではない)、殺人光線砲の実験のためにドイツの民間人数百人を犠牲にしている。
このためナチスには重宝されたが自国民からは恨みを買っており、紫の覆面は自衛のために常時着用していた。
薬品の研究中にキャプテン・アメリカの襲撃を受けて実験中の強力な接着剤を顔に浴びた為、覆面を永久に脱げなくなってしまった。それ以来食事が取れず、栄養は静脈投与で賄っている。もっとも、その気になれば口元の部分に切り込みを入れて食事ができると思われるが、少しでも素顔を晒すと命を狙われる立場を鑑みれば、敢えて放置していた可能性もある。
そしてキャプテン・アメリカにとっては、相棒バッキーが死亡した原因でもある。また初代シチズンⅤ(ジョン・ワトキンス)もジモに倒されている。
戦後は南米の奥地に逃れ、現地住民を奴隷化し王として君臨していた。
その後キャップの復活を聞きつけたジモはマスターズ・オブ・イーヴィル(後述)を結成、アベンジャーズに挑むも敗退(1964年)。
1965年、キャップを自身の『王国』に誘い出し殺害を試みるも、自らの光線銃が引き起こした土石流に呑まれ死亡。
1973年、息子であるヘルムート・ジモがフェニックス名義で登場(ジーン・グレイとは無関係)。
仇敵であるキャップを捕らえるが、復讐のために用意していた例の接着剤の容器に自分が落下。死亡したものと思われていたが、1982年に再登場、二代目バロン・ジモ(第十三代ジモ男爵)を襲名。
なお、1975年に征服者カーンが呼び出した "Legion of the Unliving(死者の軍団)"に初代バロン・ジモが含まれている。
ちなみに、ヘルムートは設定を大幅に変更されて実写版『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』に登場している。
マスターズ・オブ・イーヴィル
"Masters of Evil"はアベンジャーズに敵対するヴィランのチーム。
- バロン・ハインリッヒ・ジモのチーム(1964年結成)
- クリムゾン・カウルのチーム(1968年結成)
- エッグヘッドのチーム(1982年結成)
- バロン・ヘルムート・ジモのチーム(1986年結成)
- ドクター・オクトパスのチーム(1992年結成)
メンバーの入れ代わりが激しく、新たに結成されるたびにチーム名だけが踏襲されているところがあり、『比較的参加率の高いメンバー』はいるものの、マスターズ・オブ・イーヴィルというチームそのものを印象付けるには到っていない。
またアベンジャーズ視点で『強敵』と呼ばれるものは、ヒーロー全員をほぼひとりで圧倒するようなコズミック・ビーイング級の実力者であったり、国家権力や一般世論を巻き込んでヒーローの立場を悪化させる策略家であったり、あるいはエゴをむき出しにしてヒーローを振り回す善良な市民であったりするので、再生怪人軍団に近いノリのマスターズ・オブ・イーヴィルには拭いがたいザコ臭が…
とはいえ、ヘルムートのチームとオクトパスのチームは規模・人選ともかなり強力なものになっており、アベンジャーズに勝てはしないまでも少なからぬ損害を与えている。
その後1997年にヘルムート・ジモが再度メンバーを招集、にせヒーローチーム・サンダーボルツを結成。ダークアベンジャーズも参照。
ハインリッヒのチームに途中参加しているワンダーマンは後にアベンジャーズに参加している。