概要
小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」に登場する主人公の坊主・桃(もも)が召喚する女巨人型式神・黄桃御膳(おうとうごぜん)に在る巨大化形態。
なお名称は初登場時の名前「黄桃御膳」ではなく、改善名称の同音異字「黄桃御前」が用いられている。
式神像
黄桃御膳(おうとうごぜん)が二頭身になって、全体的に丸みある体型、そして扇みたいに大仰な襟飾りが特徴的な巨大化形態。
べ、別に栄養満点(高カロリー)の魂魄(こんぱく:万物構成の一つであり、汎用性に優れた元素および活動力の一種)を食べて太ったとかじゃないよ・・・たぶん。
ちょっと間の抜けた姿でも侮るなかれ。その巨人体から成る大質量で繰り出す馬力(パワー)は凄まじく、対峙した巨大式神と拮抗して空を割った程。
元は快活な性格をした黄桃御膳(おうとうごぜん)がでっかくなった影響か、ヤンノカコノヤローっと言ってる風に気も大きくなってる仕草もみられるぞ!
余談
前作「九十九の満月」では、主人公達の仲間である妖怪・戦国万妖違が召喚する巨大分身体 ”大違いちゃん(メガちがいちゃん)“ が登場する。違(ちがい)を簡略化した巨体の二頭身で巨大な襟巻きという特徴はメガ黄桃御前と似通っている。
作者が魅せる作風の一つ「自創作物を再登場させたり模倣する」で、大違いちゃんの造形を継承(セルフオマージュ)したのかもしれない。