概要
呪術師の最高等級。呪術師は基本的には1級〜4級までの等級が設けられているが「特級」は呪術師としては枠外の等級である。
この事を呪術高専京都校の楽巌寺嘉伸は「一般的な呪術師のナナメ上にある」と表現している。
また、渋谷事変編までの段階で、作中で特級呪術師に認定され活躍しているのは、術式そのものが破格の性能を持ち、単身で特級呪霊と渡り合って祓える程の戦闘能力を有した者ばかりである為にやや誤解されがちだが、実際には存在そのものが呪術界の勢力図を左右する呪術師の事を「特級」と認定している様で、作中で特級相当とされた者の中には実力自体は然程強くない者もいる。
その為、はっきり言って特級呪術師という等級は決して名誉あるものでなく、むしろ呪術界そのものを脅かしかねない脅威に対して与えられる烙印である。夜蛾の件を見ても特級認定された呪術師は、圧倒的な実力など様々な理由で生かされているだけで、場合によってはすぐさま処刑対象や永久追放対象になり得る。
特級を冠する呪術師
特級を冠する呪術師は以下の4人のみ
- “現代最強の呪術師”五条悟
数百年ぶりに誕生した無下限呪術と六眼を併せ持った呪術師。
特級の中でもさらに規格外の実力者。
- “最悪の呪詛師”夏油傑
かつて呪術界を離反した呪術師。
一般人を鏖殺し、呪術師だけの世界を築こうとする危険思想の持ち主。
呪霊操術の使い手であり、呪術師の中でも屈指の圧倒的な手数と戦闘規模を誇る。
- “五条悟に次ぐ現代の異能”乙骨憂太
五条を上回る膨大な呪力量を誇る呪術師。
特級過呪怨霊・祈本里香を従えていた頃は、底無しの呪力と無条件の術式の模倣を可能としていた。現在は模倣は無条件ではなくなり、術式やリカの分の呪力は5分しか使えなくなっている。
唯一の女性特級呪術師。
能力・本心共に非常に謎の多い人物。東堂葵の師匠でもある。
高専の任務を受けず、上層部とも距離を置いて自らの目的へ邁進する
その他特級相当と作中で言及されている人物
準1級呪術師。
真人との決戦時では、天与呪縛によってこれまで蓄積してきた呪力を惜しみなく解放。
偽夏油から一時的にだが特級相当の呪力を誇ると称された。
1級呪術師。
特級相当の技術を持つ呪術師。自我を持った準2級呪術師程度の実力を持つ呪骸を量産する事ができる。その造り方を秘匿していた為に当初は1級呪術師だったが、後にその事が明らかになった事で拘束され、上層部から特級認定を受けた上で処刑という判決が下されかけた。