CV:沢木郁也(ドラマCD版)/大川透(ドラゴンクエストライバルズ)/松尾スズキ(アニメ映画「ユア・ストーリー」)
概要
サラボナの町に住む大富豪。妻と2人の娘(下に説明あり)、および使用人たちと共に暮らす。
かつて天空の勇者が魔王を倒したときに装備していたという天空の盾を所蔵している。
主人公がサラボナを訪れるのは、ルドマンが娘のフローラの結婚相手を決めるために、炎のリングと水のリングという指輪を探し出せる勇敢な男を募集しているときであった。しかも、フローラと結婚すれば、主人公が捜している天空の盾までも贈られるというのである。
フローラかデボラと主人公が結婚した場合は主人公にとっての義父、そしてその子供たちにとっては母方の祖父となる人物である。
ルドマンの娘について
ドラゴンクエストⅤはスーパーファミコン (SFC)版、プレイステーション2 (PS2)版、ニンテンドーDS版、スマートフォン(iOS、android、以下スマホ)版の4バージョンがある。
このうちSFC版とPS2版ではルドマンの娘はフローラひとりであるが、DS版とスマホ版ではフローラの姉としてデボラが登場する。
フローラ、デボラともにルドマン夫妻の実の娘ではない。
主人公の結婚式
主人公が、ビアンカ、フローラ、デボラのどの娘を選んでも、二つの指輪を見事手に入れた主人公の人間性と勇敢さをすっかり気に入り、ルドマンが結婚式を主催してくれる。また天空の盾も贈与してくれる。
娘であるフローラやデボラはともかく他人の娘であるビアンカを選んだ場合でもやや残念がりながらも快く式を主催してくれるあたりなかなかに太っ腹な御仁と言えるだろう。なお、ビアンカを選んだ場合はその後フローラを彼女の幼なじみであるアンディに嫁として託した様子。
ちなみにビアンカとの結婚式は全ハードでサラボナの教会で行われるが、フローラとデボラはPS2版以降だと新規に作られたカジノ船で豪勢に行われる。
フローラかデボラのどちらかと結婚後、主人公の母マーサと天空の勇者を探す旅に同行したいという娘の申し出を当初は反対するも、サラボナの北にある祠に置いてある壺の色を確認してくることを条件に娘の旅立ちを許可する。そして世界が平和になったその時は、家族そろって暮らそうと言い送り出してくれる。
トリビア
結婚相手を決める際に、女性陣ではなくルドマンに話しかけると、「なんと この私が 好きと申すか!? そ、それはいかん!もう1度考えてみなさい。」と叫んでうろたえる。
なお、公式ポータルアプリにてルドマンと結婚したと思しき壁紙が配信されている。その時の服装はルドマンは天使のレオタードを主人公はドレイの服を着用しており、ビジュアル的にとんでもないことになっている。
このセリフの影に隠れがちだが、出入り口を塞いでいるメイドのおばさんに話しかけると「あら嫌ですよ○○○○さん。年寄りをからかわないで下さいな。」と返答してくる。
サラボナ周辺とルドマン
サラボナの町の西には、見晴らしの塔という高い塔が建っている。
これはルドマンの先祖ルドルフが、北の祠に封じ込めた魔物ブオーンの復活をいち早く発見できるようにと建てたものである。
なお、魔物についての情報は、ルドマン邸の本棚にある古い日記で読むことができる。
ポートセルミの町にはルドマンの所有物である船が停泊している。
主人公の結婚後、この船を自由に使うことができるようになる。どこまで気前が良いんですかルドマンさん……。
Ⅴ本編以外の登場作品
ドラゴンクエストⅪ
3DS版のみにある時渡りの迷宮のⅤの世界に登場。
何者かの仕業でルドルフが封印した魔物が開放されて屋敷の者全員(花嫁達含む)がルドマンの姿になる呪いをかけられてしまった。
ドラゴンクエストヒーローズ
クリア後に試練のほこらに滞在している。
どうやらフローラを探していたら、エルサーゼにたどり着いてしまったらしい。
アニメ映画「ユア・ストーリー」
フルネームは「ルドマン・ド・サラボナ」。
PS2版での設定に「パパスの知り合いで協力者(ただし、パパスの正体まで知ってるかは不明)」が追加され、それに伴いフローラにも「リュカの幼馴染」設定が追加された。
こちらでは天空の剣を発見したという趣旨の情報がサンチョを通して伝えられている。
余談
CDシアター(ドラマCD版)でルドマンを演じた沢木郁也氏は、前作であるCDシアターのⅣでは盗賊バコタを演じている他、後にSwitch版のⅪではクレイモラン王とバハトラを演じる事になる。
ドラクエ公式公認のパロディドラマ「勇者ヨシヒコシリーズ」の第3作目「勇者ヨシヒコと導かれし七人」には、ルドマンを元ネタとしたキャラクターである「ルドラン(演:大和田伸也)」が登場する(彼の住んでいる村の名前は「サラゴナの村」というが、これもサラボナの町の捩りである)。