概要
状況が変化すると一転して優勢な勢力を支持し出すこと、そうしたことをして生き残りをはかっていく処世術のこと。
天気模様を意味する「日和」からとられたもので、転じて環境の変化に合わせて態度を変えることを揶揄して用いられている。
世間では……
「パーの親友(ダチ)やられてんのに日和ってる奴いる? いねえよなぁ!!?」
(『東京卍リベンジャーズ』より)
はっきりいうと世間の大多数の一般人や多数派が多かれ少なかれ選択している態度ではある。というか、世間ではかなりポピュラー(かつ安易)な選択肢の一つ
その一方で、自己中心的な様子が目に余るレベルになっている場合はキョロ充やクズモブと蔑まれることもある。自己正当化のために詭弁に走ることもしばしば。
あまりにも腰の定まらない態度を続けていると、思想の左右やタカ派ハト派を問わず卑怯者と罵倒されることも。
中立派を気取るならきどるで毅然とした態度であるのが理想なのだが、そもそも当事者には状況が分からないからこそそんな態度をしている場合が多いのだから、まあ無理なはなし。
マキャヴェリや韓非ら思想家いわく、こうした面々は理想よりも目先の利益を優先するため集団のリーダーは常にその動向と操縦に気を配る必要があるとしている。