基礎データ
概要
『ポケモンSV』から登場するポケモン。2022年9月28日に公開された映像コンテンツ・「世界ポケモン生態学会」で紹介された。
もぐらポケモン・ディグダに酷似した姿や名前を持つが、実はリージョンフォームでも進化系でもないまったく別の種族な魚ポケモン。
生息域はおろか生態や食性もまったく違い、海中のエサを食べて過ごす。
この名前もディグダに似ているからそう名づけられだけで、早い話がウミウシやウミネコのようなものだろう。
"地面や砂の中に潜る"という共通の目的を欲した結果、偶然似たような姿になったのではと推測されている。ただし、地中の下半身がどうなっているのかだけは、同じく解明されていない模様。
赤く大きな鼻は伊達ではなく、20メートル先の匂いも嗅ぎ取ることができる優れた嗅覚を持つ。それで周囲を常に警戒している臆病な性格で、ほかのポケモンの匂いに気づくと、砂のなかに引っ込んで身を隠している。
余談
モチーフは見た目でわかるように、チンアナゴ(ガーデンイール)。上記のとおり『ウミ○○』という名は現実世界ではよく見られる命名法である。見た目が似ているからそう名づけられたものの、生態的にはまったくの別種(コバンザメなど)という例も少なくない。
現実の世界でも、爬虫類に哺乳類とまったく別種の生物でありながら、海に適応して魚のような見た目に進化した魚竜とイルカなどの例があり、学的には「収斂(しゅうれん)進化」と呼ばれている。もしも先にウミディグダの方が発見されていたら、ディグダは「リクディグダ」になっていたのかもしれない。
進化したらダグトリオのように三匹になるのか、パルデア地方のモデルとなっているスペインとポルトガルの海に生息する巨大アナゴの一種・ヨーロピアンコンガーのようになるのか、それともフルフルのようにクリーチャーになるのか、はたまた無進化の可能性もあるなど、予想は尽きなかった。
なお、ウミディグダの登場により、「ガラル三鳥も収斂進化だったのでないか?」という説が唱えられている。詳しくはあちらの記事にて。
関連イラスト
関連動画
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』紹介映像「ウミディグダ」(2022年9月)
関連タグ
ディグダ:他人(?)の空似
シビシラス、シビビール、シビルドン:こちらはアナゴに似ているウナギのポケモン。しかしポケモン世界では当然似ていない。
錦木千束:チンアナゴで有名な人。