概要
ポケモン黎明期においてアイドル枠とされて可愛いポケモンとメディアにもよく取り上げられたピカチュウ、プリン、ピッピのトリオ。他にも(元祖)アイドルトリオ等の愛称がありこの3匹の呼び方は特には決まっていないがここでは名称をファンシー御三家として統一する。当時から現在に至るまでカントー御三家と共にポケモンに詳しくない人にも良く知られている。
ファンシー御三家のその後
ピカチュウ…トキワの森で低確率で現れるレアポケモンという立ち位置で当時からそれなりに人気はあったがアニメで主人公サトシの最初のポケモンになった事で爆発的な人気を誇るようになり今や説明不要のポケモンの顔である。
その後もピカチュウと特徴が似ているポケモンが新作が出るごとに登場しておりこれらのポケモンは電気袋組と称されている。そしてゲームではなんと第6世代にて電子音が廃止され、アニポケでピカチュウの声優を担当する大谷育江氏の声となった(ただし、レジェアルと第9世代では第5世代以前のように電子音になっている。)。
プリン…アニメで落書きプリンが準レギュラーになりスマブラにもファイターとして出場するなど人気ポケモンへと駆け上がり、正統派のポケモン界のアイドルとなっていった。そして第6世代でフェアリータイプの登場によりノーマルとフェアリーの複合となった。
ピッピ…ゲーム内のアイテムにピッピ人形がある事から当初はポケモン界において最もアイドル的存在とされていたのだがアニメや外伝では他の2匹よりも露出が少なくあいつの影響もあってコアな路線へと移行していった。その後プリンと同じく第6世代でフェアリータイプが与えられたがプリンとは違い旧来のノーマルタイプは失った。
ファンシー御三家の立ち位置に近いポケモン
イーブイ…当初はゲーム内で1匹だけしか手に入らないレアなポケモンで当時は進化の石で3種類の異なったタイプのポケモンに進化するポケモンだったがそこまで目立った存在ではなかった。その後ピカチュウ版でライバルのポケモンになったのをキッカケに露出が増加。世代が進むにつれ進化する系統が第2世代で5種類、第4世代で7種類と増やしていき、第6世代では8種類に進化する可能性を秘めたポケモンとなり、グッズも充実し、第8世代やダイパリメイクなどで専用ボイス(担当声優はアイリス役でおなじみの悠木碧氏)を採用しており今やプリンやピッピを凌ぐ人気ポケモンとなっている(もし仮に御三家入りになった場合は、3匹を脅かすどころか、御三家としてではなくファンシーポケモン4匹で構成されたグループになることが想定される模様。)。
ニャース…アニポケのロケット団のニャースのイメージからニヒルなイメージが根付いてしまっているが初代当初はミニスカートやおとなのおねえさん等女性トレーナーが所持している事が多かった。現実でも猫はペットして人気が高い事を鑑みるとニャースもアイドル枠と見ることもできなくはない。その後第7世代と第8世代でリージョンフォルムが2世代連続している等何かと人気があり、何より猫ポケモンが新作毎に必ず登場していることは間違いなくニャースの影響があると思われファンシー御三家とはライバルであり近い位置にいるといってもよい。