概要
特撮「鳥人戦隊ジェットマン」第51話(最終話)のサブタイトル。
1992年2月14日本放送、脚本は井上敏樹。
次元戦団バイラムの最後と、その3年後のエピローグ。最終決戦後、恋に破れたブラックコンドルこと結城凱が仲間の結婚式に向かう途中、ひったくりに襲われて命を落とすという衝撃的な展開が描かれた。
あらすじ
ラゲムとして巨大化したラディゲ戦。ジェットマンメンバーはジェットイカロス、ジェットガルーダと巨大戦力をつぎ込むものの歯が立たず、小田切綾長官はテトラボーイを呼ぶ。
テトラボーイがラゲムの背中を攻撃すると、マリアこと藍リエによって負った傷の影響でラゲムは苦しむ。そこでレッドホークこと天堂竜は背中を集中的に攻撃する作戦に出た。ラゲムは魔城バイロックを表次元に召喚し自分自身の鎧として装着したが、竜の乗るジェットガルーダの攻撃でバイロックが外れ、無防備な背中を晒された。そこをジェットガルーダが身動きできないように押さえ込み、竜のバードニックセイバーでラディゲの背中の傷を貫いた。
戦いが終わって3年後。ホワイトスワンこと鹿鳴館香と天堂竜の結婚式の日。
結城凱は花屋で2人の幸せを祝うため花束を買った。そこで出くわしたひったくりの男を追いかけて叩きのめすも、逆上した男は凱の腹部を刺してしまう。
傷ついた体のままで、式場に向かう凱。竜に顔色が悪いと心配されたが、「二日酔い」とごまかした。幸せに包まれた親友と元恋人に微笑みかけて、煙草の煙をたなびかせながらそのまま息絶えた……
余談
特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」第18話「いのち短し、恋せよゼンカイ!」では、レンアイワルドを攻略する為にゼンカイザーが鳥人戦隊ジェットマンのセンタイギアを使用することで、ジェットマン最終回のシーンを再現。敵であるレンアイワルドが凱役、ゼンカイブルーンことブルーンがひったくり犯役と言う配役で、「作中の人物のうち1人が死ぬ能力を有効活用し、死亡フラグを敵に押し付ける」というコメディーシーンが展開された。