マケドニア
まけどにあ
国名および歴史的・地理的な地域の名称。
マケドニア地方
前述の北マケドニア全域と、ギリシアの北部、そしてブルガリアの南西端。
ヨーロッパにある地域は、現在の国境線が引かれるより古い時代から存在している事が多いため、一つの地域が複数の国に跨っているのはごく普通である。東隣のトラキア地方も、ギリシアとトルコとブルガリアに跨っている。
古代に存在した国。ギリシア系の民族が中心となって構成していたが、共和制の都市国家が普通だったギリシア本土とは違い、封建君主制の領域国家だった。領土の中心は現在のギリシア領。
アレクサンドロス3世がギリシア本土やペルシャ帝国(アケメネス朝)を征服して巨大国家になるが、王が後継者を定めず「最強の者が国を継げ」とだけ遺言して早世したため、遺領を巡って将軍達の内乱「ディアドコイ戦争」が勃発した。
『ファイアーエムブレム』シリーズにおけるマケドニア王国
『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)、『アカネイア戦記』に登場する架空の国家。
アカネイア大陸南西部、ドルーアの南に位置する王国である。
アカネイア暦503年、反乱軍を率いてドルーア軍と戦った奴隷出身の若者・アイオテが建国した。
飛竜とペガサスの産地であったため、それらを用いた飛行型の騎乗ユニットが多い。
マケドニア王国出身の女性ユニットも妙に多い。
『ガンダム』シリーズにおけるマケドニアコロニー
『機動戦士Vガンダム』第28~29話に登場する架空の国家。
サイド2に存在する独立コロニーである。
勃興したザンスカール帝国の勢力圏内に位置することから、事実上の保護国状態にある。
マケドニア政府軍の主力装備は旧式MSのヘビーガン(マケドニア仕様)であり、登場時はファンを喜ばせた。…もっとも劇中での扱いはカテジナ・ルースやルペ・シノのゲドラフに一方的に踏み潰されていく「やられ役」である。
また、ポート行きエレベーターのチケット売り場に富野由悠季監督本人そっくりのモブキャラも登場している。劇中ではロベルト・ゴメス艦長に腹パンされる役だが、これはスタッフの当時無茶苦茶だった富野監督(鬱病を患いながら仕事をしていたため当然ではあるが)へのストレス発散だったのではないかと考察されている。